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アメリカ 実質GDP 1Q速報値

投資

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こんにちは、当ブログをご覧くださりありがとうございます。
投資と受験(子育て)について発信している弾正少弼です。
(投稿2024年4月)
今回は、アメリカ 実質GDP速報値の話です。最初に まとめ から
1月記事を読んだあなたは、2項を飛ばしてもOKです。

まとめ

・実質GDPは予想2.5%に対し1.6%と予想下回る
・2024年の1-3月は消費鈍化してインフレ加速

アメリカ GDPとは

国内総生産。アメリカ国内で新たに生産された財やサービスの付加価値の合計であり、物価変動の影響を除去したもの。

個人消費、設備投資、住宅投資、在庫投資、政府支出、純輸出(輸出から輸入を差し引いたもの)によって構成される。国内の生産活動の全体像を把握することができる重要な指標である。

米商務省経済分析局から四半期ごとに、速報値、改定値、確報値の3回に分けて発表される。速報値は当該四半期終了後の翌月末(1-3月期のGDPであれば4月末)に発表される。市場の注目度は速報値がもっとも高い。
・1-3 月期 :1Q(第1クオータ)
・4-6 月期 :2Q(第2クオータ)
・7-9 月期 :3Q(第3クオータ)
・10-12月期:4Q(第4クオータ)

米国夏時間:日本時間午後9時半、冬時間:日本時間午後10時半の発表。

【GDPの見方】
実質GDPの前期比と前期比年率は、GDPの見方として最も注目されます。これらは、前の四半期に比べてGDPが増加しているか、それとも減少しているかという観点から、経済の動向を判断するのに重要です。特に、2四半期連続でマイナス成長となる場合は、「テクニカル・リセッション(景気後退)」と呼ばれます。

アメリカのGDPの内訳について、専門家の見解を紹介します。アメリカのGDPは、個人消費、投資、政府支出、輸出入の4つの要素で構成されています。2020年第4四半期のGDPは約21兆ドルでしたが、そのうち消費が約14兆ドル、投資が約4兆ドル、政府支出が約3兆ドル、輸出入が約-0.5兆ドルとなっています。消費はGDPの約68%を占める最大の要素であり、個人や家計の支出を反映しています。投資はGDPの約19%を占める次に大きな要素であり、企業や団体の設備投資や在庫投資、住宅建設などを含みます。政府支出はGDPの約14%を占める要素であり、連邦政府や州政府、地方政府の公共サービスやインフラなどの支出を示します。輸出入はGDPの約-2%を占める要素であり、アメリカが他国から輸入したものと他国に輸出したものの差額を表します。アメリカは輸入超過国であるため、この要素はマイナスになっています。

GDPの推移

2024年1ー3月 第1四半期のGDP速報値です。2024年4月25日発表
・実質GDPは予想2.5%に対し1.6%と予想下回る
・2024年の1-3月は消費鈍化してインフレ加速

米商務省が発表した第1四半期の実質国内総生産(GDP)速報値に関して以下に、主なポイントをまとめます。

  • 米国経済の成長鈍化: 2024年第1四半期の米国GDPは前期比1.6%増となり、約2年ぶりの低い伸びを記録しました。
  • インフレの加速: コア個人消費支出(PCE)指数は3.7%上昇し、インフレが加速していることを示しています。
  • FRBの利下げ見通し: 成長の減速とインフレの上昇により、FRBが年内に利下げを実施する可能性は遠のいています。
  • 個人消費の底堅さ: 個人消費は依然として底堅く、2.5%増となりましたが、前四半期の3.3%増からは縮小しています。

2024年GDPは消費者の役割が重要であり、サービスにシフトした消費者支出が今年は極めて重要になるとの見方もあります。

だいぶ薄まった感はありますが、インフレの長期化懸念は弱まり、アメリカ株は企業決算による業績相場へ移行している感が見えてきました。

2024年第2Qもイスラエル紛争過剰貯蓄の底付き全米自動車労働組合(UAW)のストライキ学生ローン返済の再開実質賃金の伸び悩みガソリン需要の落ち込みローン金利の上昇及び
企業の資金繰りの悪化による影響で成長が鈍化する可能性がある。引き続き注視が必要。

↓以下速報値

↓2023年4Qの確報値


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