【堅守青黒】2024J1リーグ 第13節 名古屋グランパス(A) レビュー

レビュー

2戦連続、ウノゼロで完封勝利!
失点はリーグ最少と、引いて守るだけではなく
試合を支配してチャンスを作らせない、理想的なチーム守備が機能。

試合結果

スコア

 G大阪 vs 名古屋 
10
0前半0
1後半0
67min 岸本得点者

スタッツ

G大阪 名古屋 
8
(6)
シュート数
(枠内)
4
(2)
1.25ゴール期待値0.58
421パス成功数370
55%ボール支配率45%
110.9走行距離(㎞)113.9
121スプリント回数112
出典:J STATs
  • 塩試合も、全てのスタッツで上回り、内容、結果とも完勝。
  • 名古屋のxGは、わずか0.58。チャンスすら与えなかった。

スタメン

(選手交代)81min倉田→食野、岸本→山下、89min坂本→中野、宇佐美→唐山、94min黒川→江川

  • まさかのウェルトン欠場。
    違和感とのことだが、軽傷を祈るばかり。
  • ラヴィが、ベンチに帰ってきた。
    食野も、5試合ぶりのメンバー入り。

試合内容

  • お互いに、絶対に先制点を与えたくないため、ガチガチの試合展開。
  • 後半になっても、重い展開が続くなか、先手を取ったのはガンバ。
    抜け出した坂本のシュートのこぼれ球を、岸本が押し込み先制!
    最後は5バックで守りを固め、まんまと先行逃げ切りに成功。
  • 守備に強みがあるチーム同士の対決。
    先制点を与えてしまうと、守りを固められて、逃げ切られる。
    ゲームの焦点は唯一つ。先制点をどっちが取るか。
  • 必然的に、試合展開は重たくなる。
    名古屋は、自陣に引いて、守備ブロックを形成。
    奪ったら、永井のスピードを生かした、ロングカウンター一択。
    逆にガンバはボールが持てるので、巨大ロンドでボールを回しながら
    隙を突こうとするが、カウンターが怖くて、なかなか縦パスを差し込めない。
    お互い決定機を作れないまま、後半へ。
  • 先に動いたのは、名古屋。
    稲垣を下げ、米本を入れて、前からプレスをかけ、ショートカウンター狙いに変更。
    だが、ガンバが鮮やかに、名古屋の狙いをひっくり返した。
    前節のダービーから、パス回しの精度が格段に上がっており、プレスを翻弄。
    倉田のミドル、半田の飛び込みと、立て続けにチャンスを作ると
    遂に67分、均衡が破れる。
    ダワンの縦パスから、宇佐美のシュートのこぼれ球が、坂本への絶妙のスルーパスに。
    坂本のシュートはランゲラックに防がれたが、こぼれ球を岸本が押し込み先制!
  • こうなると、ガンバの必勝パターン。
    最後はなりふり構わず「5-4-1」でサイドのスペースを消し、逃げ切りに成功。
    ダービーに続く、1-0での完封勝利で、連勝!

採点

GK一森5.5ビルドアップの上手さをみせ、相手にボール渡さず。
DF半田6.0守備の強さはもちろん、前線にも果敢に飛び出す。
DF中谷 MOM7.0古巣相手に、全くチャンス作らせず。キツい恩返し。
DF福岡6.0SBで見せていた脆さが、消え去った。対角のフィードも◎。
DF黒川5.5中山と、最後までバチバチにやり合った。
MF岸本6.5球際激しく、右サイドを活性化。殊勲の決勝ゴール。
MFダワン6.0決勝点の起点となる縦パス。相手セットプレーの防波堤にも。
MF鈴木5.5球離れ良く、攻撃のテンポを上げた。
MF倉田5.5連戦もタフに戦う。強烈ミドルも。
FW坂本6.5高さが無くても、技術とフィジカルで、ボールを収める。
FW宇佐美6.0今年は別人。献身的なプレスバックで、チームを救う。
FW→食野時間短く、評価無し。
FW→山下時間短く、評価無し。
DF→中野時間短く、評価無し。
FW→唐山時間短く、評価無し。
DF→江川時間短く、評価無し。
Cポヤトス6.0巨大ロンドでゲームを支配。勝負強さも出てきた。

注目プレー

56分、右サイドへの大きな展開から、半田のPAへの飛び込み。

GKからのビルドアップ。
左サイドにオーバーロードして、密集を形成。
名古屋DFを同サイドに圧縮させてから
正確なワンタッチパスで、名古屋のプレスを回避。

宇佐美にボールが収まった時には
半田がアンダーラップして、ハーフスペースにポジションを取っており
ワイドに開いた岸本と、右サイドで、2対1の数的有利を作れていた。

ここから、半田がさらに中へ裏抜けしたことにより
名古屋DFは半田に引っ張られてしまい、大外の岸本がフリー。
この半田の、ランニングのコース取りが、秀逸だった。

半田は、このままスピードを落とさず、PAに侵入。
結果的にハンドにはなったが、半田の偽SBの動きが、決定機を生んだ。

次節へ向けて

今季3度目の連勝。順位も5位まで上げてきた。
上位とも勝点差はほとんどなく、ほぼ忘れかけてしまった
リーグタイトル争いも、現実的なものになりつつある。

失点10は、神戸、町田と並んで、リーグ最少。
中谷、山田と、新加入選手の影響ももちろん大きいが
特に、宇佐美の変身ぶりが、目を引く。
坂本と組む、2トップの献身的なプレスバックが効果的で
ゲームを支配することに、相当貢献している。

今後の課題は、決定力。
得点11も、リーグ最少。
だが、ゴール期待値は1.471で、リーグ6位。
シュート数も14.5と、リーグ4位。チャンスは、作れている。
問題は、セットプレーを含めた、クロスからの得点パターンの少なさ。
一朝一夕には解決できない課題だが、粘り強く取り組んで欲しい。

次節は、ミッドウィークのアウェイ東京V。
タフな連戦が続くが、上位に食らいつくためには
下位相手の取りこぼしは許されない。
ターンオーバーも想定される。チーム総力を挙げ、このまま連勝街道へ。

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