稼げない!?今のヤマトの委託ドライバーの現状!軽貨物始めるなら知っておこう!

ヤマト運輸の軽貨物ドライバー
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軽貨物ドライバーをやっている人、もしくはこれから始めようとしている人は、必ずどこの大手会社の荷物を配達するか…という、選択をすることになります。

現状の大手宅配会社といえば…

ヤマト運輸
佐川急便
日本郵政
西濃運輸
Amazon

と、上記の5つが主に占めています。

大手だからこそ、荷物が多く同一エリアに荷物が集中していたり個数口が多かったりと、稼げる環境は整っています。

そういった点では、業界№1のヤマト運輸での委託ドライバーは他社よりも稼ぎやすい点では、頭ひとつ飛びぬけていました。

しかし、2024年1月末に行った大規模な委託切りにより、現状は大きく変わってきました。

この記事では、ヤマト運輸の軽貨物ドライバーとしての現状を取り上げ、これからヤマトで委託をやろうと考えている方は参考にしてください。

目次

ヤマトでの軽貨物ドライバーの現状

ヤマト運輸

現在、ヤマト運輸の軽貨物ドライバーには、2種類の所属先があることをご存じでしょうか?

  1. 各営業所に所属する
  2. ECセンターに所属する

じつはヤマト運輸の委託には上記のように、所属先が2つ存在するのです。

まずはそれぞれの役割をご説明します。

各営業所に所属する軽貨物ドライバー

各営業所に所属する軽貨物ドライバーとは、皆さんが街中でもよく見かけるヤマト運輸の営業所に所属し、緑の制服を着たヤマト運輸のドライバーさんたちと一緒に業務を行います。

主な特徴

リテールと呼ばれるEC商品以外の荷物を主に取り扱う

リテールとは?

リテールとは、一般荷物のことを指し、大手EC荷物以外のことです。

 ヤマト運輸のEC荷物 

  • Amazon
  • ZOZOTOWN
  • UNIQLO
  • アダストリア
  • その他

…など。

メリット

  • ヤマト運輸のドライバーと一緒に業務を行うために、何かあれば助けてもらえる。
  • 荷物が狭い範囲内に固まっていることが多い。
  • Amazonなどのセールや当日便にに荷量が左右されにくい。

当日便やAmazonセールに左右されないために、夜の配達が爆発的に増えることがなく、ある程度配達個数が予測しやすいです。また、営業所所属であればヤマト運輸のドライバーともコミュニケーションを取りやすく、困ったときは助けてもらえます。

デメリット

  • ネコポスが多い。
  • 荷物自体が大きい。
  • 対面配達比率が高い。

AmazonやZOZOTOWNなどの【置き配】指定のできる荷物がほぼないために、どうしても対面配達の比率が多くなります。また、不在時の持ち戻りも多くなりやすいです。

ECセンターに所属する軽貨物ドライバー

ECセンターに所属する軽貨物ドライバーとは、ヤマト運輸に入ってくるECの荷物だけを集めたECセンターに所属し、同じような軽貨物ドライバーさんたちと協力して業務を行います。

特徴

ECと呼ばれる大手ネットショッピングの荷物だけを取り扱う

※ECの荷物は、Amazon・ZOZOTOWN・UNIQLOが基本メインです。

メリット

  • ほぼヤマト運輸の社員さんと絡む機会がなく、気を使わなくて済む。
  • 基本【置き配】などの指定の荷物ばかりで、持ち戻りがほぼない。
  • 時間指定自体が少ない。

【置き配】指定の荷物がメインのため、対面比率が非常に低いです。サクサク配達が進むため、やりやすい環境ではあります。

デメリット

  • 担当エリアによっては極端に荷物が少ない。
  • ECセンターが配達エリアから遠い。
  • Amazonセールにかなり左右されやすい。

ECセンターの拠点が他のエリアの拠点との複合型のため、センターから配達エリアまで移動時間がかかります。また荷物の多い時期・少ない時期がかなり極端。さらにお水などの重量物も多く、体力が要求されます。

ヤマト運輸の軽貨物ドライバーには、上記の2つの所属先があります。

それぞれ、業務内容は同じですが…配達環境に差があるのです。

ヤマト運輸の委託は稼げない!?その理由とは…

以前よりも、ヤマト運輸の軽貨物ドライバーは稼ぎづらい環境になってきたことは確かです。

その一番の理由として挙げられるのが、2024年1月末に行った大規模な個人事業主による委託切りが影響しています。

委託切りとは?

ヤマト運輸の主力商品であったネコポス・DM便の配達を日本郵政に移管するために、ネコポス・DMを配達していた委託さんたちが契約を切られた問題。

そのため、非常に稼ぎづらい環境になってしまいました。

委託切りによる軽貨物ドライバーへの影響

上記でお話したように、ヤマト運輸での軽貨物ドライバーには2つの所属先があります。

少し前まではECセンターの所属が基本で、営業所の所属はほんの一部にすぎなかったのですが…委託切りよって大きく環境が変わってしまいました。

一番の原因は、契約を切った委託者の代わりに【誰がネコポスを配達するか問題】です。

そこで、白羽の矢が立ったのが軽貨物ドライバーです。

2024年1月末以降は…

営業所によっては、同じ配達エリアのECセンターと営業所を掛け持ちして、業務をこなしていた軽貨物ドライバーでした。

しかし、AmazonセールやECの荷量の影響次第でEC商品だけで手いっぱいになることもあり、営業所の荷物まで触ることが難しい状況が生まれています。

そのため、ECセンターとは別にドライバーと一緒に業務をこなす各営業所に所属する軽貨物ドライバーが出てきました。

業務内容の変化

現状、各営業所に所属する軽貨物ドライバーは、基本午前中は【ネコポス】のみ配達がメインとされています。

その背景には、ヤマト運輸の都合と言ってしまえば、それまでですが…

  • 委託への委託費の削減
  • SDの単価の高い業務量の確保

の、2つの理由が主にあります。

このネコポスが現状の【稼げない】環境を生んでいます。

ネコポスはポストに投函するだけの荷物ですが…これが非常に厄介です。

サイズが大きく投函できない
数がかなり多い
配達範囲が広い
単価が非常に安い(50円前後)

と、かなり軽貨物ドライバーにとっては致命的な荷物です。

現状の働き方は…

午前中もしくは夕方までにネコポスを処理し、夜はSDの労働時間を縮めるために夜間にたくさんの宅急便を持ち配達する

といった、流れになっています。

慣れない場所やネコポスが多すぎて終わらないエリアでは、単価の安いネコポスのみで一日の配達が終わり、さらに稼げない状況になっています。

また、営業所の所属の軽貨物ドライバーが出てきたことにより、ECセンター所属の軽貨物ドライバーも一日あたりの荷量が減り、お昼以降はほとんど荷物がない状態で、夜まで拘束されるといった事態になっています。

こういった状況下に2024年1月末以降変わったために、かなり稼ぎづらくなってしまい、またネコポスをSDで一切処理させないために、365日軽貨物ドライバーを稼働させたい思惑も出てきています。

ヤマト運輸の軽貨物ドライバーで稼ぐ秘訣

ヤマト運輸

上記のような環境に変わってしまったとはいえ、やりかた次第ではじつは以前のように稼げる可能性もあります。

それが…

  • ECセンターとの同拠点の営業所に所属する
  • 労働時間の超過しやすい環境の営業所に所属する
  • 日当の最低保証がある営業所に所属する

と、上記の3つのうち、どれかの営業所に所属することで可能性はあります。

ECセンターとの同拠点の場合

ECセンターとの同拠点の場合は、そもそもECの荷物を配達する軽貨物ドライバーがいません。

そして、同拠点のためにECの荷物とリテールの荷物が同じように営業所に入ってくるため、すべてヤマト運輸のドライバーで配達しています。

そのため、荷物量が多くなりやすく、ヤマト運輸のドライバーだけでは捌ききれないことが多々あります。

同拠点に所属することで、朝からネコポス+一部エリアの宅急便を持つことが可能になり、ネコポスの配達ついでに宅急便を配達して、稼ぐことが可能になります。

ロミオ

特に午前中指定が間に合わないことが多く、時間指定を優先的に渡されます。

ECセンターとは違い、お昼以降もコンスタントにリテールの荷物があり、1日通して稼げる環境が生まれてきます。

労働時間の超過しやすい環境の営業所に所属する

労働時間の超過しやすい環境の営業所に所属することでも、稼げる可能性はあります。

現状、ヤマト運輸のドライバーは1日の労働時間を10時間を目安にしています。

しかし、ヤマト運輸ではクール便やコレクト(代引き)を軽貨物ドライバーが扱うことが出来ないために、夜間分のクール便やコレクトの荷物が多いエリアでは、配達のためにどうしてもSDの労働時間が延びてしまいがちです。

そのために、夜間に備えて数人のドライバーの出勤時間を遅くし、夜間も配達できるようにしようといった動きが存在します。

このため、朝から動けるドライバーの数が減り、その分一人当たりの荷物量と範囲が増え、配達しきれない問題が出てきています。

こういった営業所では、減らしたドライバーの代わりに軽貨物ドライバーを入れ、宅急便の配達を朝から行ってもらおうといった現状になっています。

ヤマト運輸のドライバーと同じように朝から担当コースの業務を行うために、非常に稼ぎやすい状況になります。

日当の最低保証がある営業所に所属する

都市部などの荷物量が爆発的に多い営業所では、日当の最低保証があります。

最低保証金額は営業所によって、18,000円や25,000円などまちまちですが、荷物量がなくてもお金を稼げる環境になっています。

なぜ、最低保証が存在するのか?

荷物量が爆発的にあり、委託に常時いてもらわないとお店自体が回らない状況だからです。荷物がなく、軽貨物ドライバーに辞められてしまうことを防ぐためです。

最低保証制度のある営業所での注意点は?

ネコポスの量が尋常ではない多さで、相当量の配達が強いられます。しかし、もともとネコポス自体の単価が安いため、ネコポスだけでも稼げる環境です。

あくまで日当の最低保証であって、ノルマ以上の配達をこなせば、その分プラス@のお金が発生し、やればやるだけ風げます。

3つの営業所の見極め方

では、ヤマト運輸で軽貨物ドライバーを始めるときに、事前に上記のような営業所の情報をどうやって入手すればよいのでしょうか?

現在のヤマト運輸では、直接の軽貨物ドライバーの雇用はしていません。

インボイス制度の影響もあり、委託会社を間に挟む必要があります。

委託会社に上記の条件を伝えれば、営業所の様子を教えてくれます。

あなたに見合った条件の営業所も見つけることは可能です。

稼ぎたい人にオススメは、ECとの同拠店!

ヤマト運輸

上記3営業所のうち、一番のオススメはECとの同拠点の営業所です。

理由は…

7月・12月の繁忙期とは別に、定期的に行われるAmazonセールによって、定期的に荷物が増え、閑散期自体の期間が短いためです。そして、当日便により、夜間の配達荷物が多いため、稼げる環境が揃っています。(夜間はかなりハードですが…)

今後のヤマト運輸の軽貨物ドライバー未来

ヤマト運輸

さて、今後のヤマト運輸での軽貨物ドライバーでの未来はどうなのでしょうか?

どこの運送会社もそうなのですが、新人がほぼ入ってこない状況で、人員不足になっています。そのため、どうしても一人当たりの労働時間が延びてしまい、労働時間問題に拍車がどんどんかかっています。

現状では、1年以内にネコポス自体はすべて郵政に移行する方針であることが判明しています。

ネコポスが移行後には、完全に労働時間の削減を大優先として、軽貨物ドライバーにSDと同じように宅急便を朝から配達させる環境になるでしょう。

その状況になれば、以前のように軽貨物ドライバーにとっては一番稼ぎやすい環境の揃った運送会社になるのは間違いありません。

しかし、各営業所の軽貨物ドライバーの枠も多くはなく、今でこそ稼げない状況でですが…今からその枠を確保しておくことも必要です。

今は我慢して…未来につなげるか…。

まとめ

ヤマト運輸

多くの運送会社があり、その中でもっとも稼げる環境であったヤマト運輸の軽貨物ドライバー。

しかし、現在は単価の非常に安い【ネコポス】地獄です。

現状ではもっとも稼げない運送会社の代表格になりつつあります。

しかし、選ぶ営業所次第ではじつは稼げる環境はあります。

これから軽貨物ドライバーを始めようと思うあなたも、現状のヤマト運輸に状況を把握したうえで、運送会社を選ぶと良いでしょう。

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ヤマト運輸の軽貨物ドライバー

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