スクラップ | イケてる上司と自己肯定感ゼロ女のスピリチュアルな話

イケてる上司と自己肯定感ゼロ女のスピリチュアルな話

龍を見たことがあります。小さい時は神社の木々とお話ししていました。宇宙に行ったこともあります。
そんな話を出来る人はほとんどいない。しかし!会社にイケてる上司が現れた!

「そんな暗い事して。。。」と見下すように言った。

 

元夫だ。

 

新聞に掲載された一般からの作文を読んで、

気に入った文章をスクラップしていた。
それを見られたのだ。

 

 

記事には

『簡単な局部麻酔の手術の時看護師さんが手を握っていてくれて、心細い気持ちが和らいで嬉しかった話。』

 

『お祝い事があると、父親が詩吟を披露するのが 1つの行事となっていた。しかし、父親が 亡くなり、その詩吟は二度と聞けなくなってしまったと悲しんでいると、いつの間にか覚えた自分の妻がその詩吟を披露した。その手には、父親の形見の扇子が握られていた話。』

 

『戦死した兄弟の話を1度も口にしなかった父。あるキッカケで話を聞いた時に、父の苦しみと思いを知った話。』

 

『両親がまだまだ若い時、一緒に食べたおにぎりがとても美味しくて懐かしく思い出す話。』

 

『子供が独り立ちしていく姿に嬉しさと寂しさを伝えた話。』

 

『貧乏で魚が買えなくて、はんぺんを魚の形にして工夫しながら明るく食卓を守っていた母の話。』

 

1つ1つの記事はとても暖かく何時読んでも涙が出てしまう。

 

いつの間にか時も流れ、

私の目線も変わって

子どもの気持ちから親の気持ちになっていく自分と重ねて、

深く共感したりしてしまう。

 


それを否定されてしまった。

 


自分のこともだが、
それより、その暖かい人達までも否定された気がして、

ますます悲しかった。

ゆぅさんと話している何かのキッカケで、

スクラップの話が口から出た時は

 

「しまった!」と思った。
また暗いと思われる!!

 

そう思った瞬間、
「良い事だと思いますよ。

良い記事のスクラップは母もやってますよ」

否定が肯定に変わった。

 
 
元夫には全て否定され続けてきた。
「そんな事も出来んのか」が口癖だった。

結婚して、初めて経験することが多かった。
お正月に鏡餅をつくるのも、豆を煮るのも、年末の掃除での障子張りも。

お腹に子供がいても、口癖は変わらなかった。
8段もある脚立に乗って庭木を剪定したり、倉庫のペンキ塗りをしたり。
 

やれないなりに一生懸命やっている事を認めて欲しかった。
 
 
 
 
1つの出来事には両方の意味がある事を
ゆぅさんが教えてくれた。
気付かせてくれた。


否定された時は悲しかった。
でも、そのおかげで出来る事が増えた。

否定され続けてきた事で、 暖かさを人一倍感じる事も出来る。

否定には、痛みも悲しみもあったが、強さと取り組みがあった。

今、強くなりたいと思うなら、
否定も悪くない。そう思える。

ただし、
否定しない人が、
そばに1人居てくれたらの話かもしれない。
 
 

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