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メンタルの弱い旦那
やんちゃな息子2人、老犬一匹をつれて
認知症の母と少し偏屈な父と同居開始

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昨日の記事で

母をデイに預けることに罪悪感を持つ

 

といったことを書いたけれど

それについて、今日はもう少し深く書いてみたいと思う

 

 

 

 

デイを利用しようと思ったきっかけは

母が認知症になってすぐの頃

 

 

真夏に何時間も外を歩きまわったり

些細なことで父にキレて物を投げつけたり、家出をしたり

 

まだ母一人で過ごすことが出来ていたけれど

熱中症は心配だし、父のメンタルも心配だし・・

ということで介護申請をしてデイの利用を決めた

 

 

 

しかし、その頃の母は

 

”自分の頭が変になっていっている”

 

という恐怖心と

 

”まだ自分は大丈夫”

 

という気持ちとで揺れ動いていた時期で

 

”認知症”ということを認めたくない

認めたら自分は終わりだ

 

と思っていた

 

 

 

そのため利用がはじまるまで

 

「なんで自分がそんな場所に行くんだ!」

 

と母は怒り大暴れした

 

 

 

それに対し私達家族は

 

「デイの人が母来るの楽しみにしてるって!」

 

と、声をかけ

 

「そうか〜、嫌なのか〜、でも楽しいかもよ?」

 

と、なだめすかし

なんとか初回利用時まで乗り切り、行ってもらった

 

 

 

 

そんな中で私達家族は

デイへ預けることへの罪悪感があった

 

本人がこんなに嫌がっているのに

行かせて良いのかな・・・

 

 

 

それはデイに通い始めてからも

 

 

母が

 

「疲れちゃったわ。デイ辞めようかしら」

 

とポツリと呟くたびに思った

 

 

 

 

 

 

それから7年以上たち

 

 

 

今、私がどう感じているかというと

 

 

「あのときデイに預けて良かったー!」

 

 

である

 

 

 

 

通い始めた頃の母は

今よりはしっかりしていて

記憶もまだまだ残りやすかった

 

 

そのころにデイに行っていたおかげで

デイのことを微かでも覚えてくれているように感じる

 

 

デイのスタッフに聞くと

調子が良いとトイレの場所を覚えていて

迷わず行けたりもするらしく

これは何年も通っていたからだなぁと思っている

 

 

 

そして何より良かったなと思うのは

 

ヘルパーさんたちが

”昔の母”を知ってくれていること

 

 

今の母は認知症も進み

言葉は出てこないから会話が難しいし

よく分からない行動も多い

 

いわゆる”認知症の人”だ

 

 

 

でもデイに行き始めた頃の母は

明るくて、社交的で、ヘルパーさんたちからも頼られていた

 

気難しい人の隣に母が座ると

いつのまにか2人で会話が盛り上がり楽しく過ごせたり

 

食器洗いや洗濯物も率先して手伝い

ヘルパーさんとも仲良くやっていた

 

 

 

そんな認知症ではない”母”を知っている人たちが

今も母と一緒にいてくれることが

私はとても嬉しい

 

 

 

いまもヘルパーさんたちが

 

「お母様、明るい人だから!」

 

と口を揃えて言ってくれるのは

昔の母を知っているからだろう

 

 

そして時には

昔の母からは想像もできない現在の母をみて

家族と一緒に心を痛めてくれたりする

 

 

 

変わっていく母を

私と一緒に見守ってくれている人たち沢山いることに

心強さも感じる

 

 

 

 

 

結果論でしかないのかもしれないけれど

あのタイミングで母のデイ利用を決めたことは

良い決断だったなぁと今では思っている

 

 

 

 

 

 

 

 

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