2024年のIpod改造事情
youtubeでipodの改造の動画を見て気になったので色々と調べてみました。
なぜ今IPod?
なぜipodがいいのか理由を自分なりに挙げてみました。
音楽プレイヤーを使いたい
近年ではスマホを使って多くの人が音楽を聴きます。
しかし、よりいい音質を求める人やバッテリーの消費を気にする人は音楽プレイヤーが選択肢に入ります。
最新の音楽プレイヤーなどではspotifyなどに対応している物もあります。
他にもデジタルデトックス的な観点から使い始める人もいるかもしれません。
デザインがいい
音楽プレイイヤーといえばipodとウオークマンが有名です。
好みにもよりますがipodはデザインがよく、所有欲を満たせます。
Ipodは発売されていませんが、最新のウオークマンや他の音楽機器メーカーのものを購入しようとすると数万~数十万します。
かといって、安物の中華機器メーカーのものは色々と不満点が出てきます。
そこで、昔使っていたIpodを引っ張り出して、再利用しようとする人が増えたのだと思います。
あと懐かしくていいですよね。
音質がいい?
第5世代や第5.5世代のiPodでは、英Wolfson Microelectronics社製のチップが使われており、オーディオマニアからは評判がいいらしいです。
ですが、あまり変わらないなどの記事もあり、好みの影響も大きいと言えます。
特にハイエンドというわけではないので、当然数十万円するものにはかないません。
改造の種類がたくさん出てきた
下で紹介するのですが、SSDへの換装が流行ってから、様々な改造が海外の掲示板などで盛り上がっています。
中にはbluetoothに対応したものも出てきています。
どうせ補償も切れているし、壊れても元々でおもちゃ感覚で楽しめます。
改造の種類
代表的なIpodの改造の種類を挙げます。
ここにあるものが全てではないし、同じ改造でも多種多様の改造があります。
ケースの交換
まずはケースの交換です。
モノにもよりますが2000~4000円のものが多いです。
交換部分としては、フロントパネル・バックパネル・クリックホイールなどが挙げられます。
バックパネルについては、thinとthickのものがありますので、ご自身のものと合わせるか、改造する場合は厚いほうを選択するといいです。
はんだ付けなどは不要ですが、ipodをばらすための器具も必要になってきます。
SSDへの交換
SSDの交換です。
IPodにはHDDが積まれており、故障や容量の少なさがありました。
しかし、ifrashというものを利用すれば2TBくらいまで容量を拡張できるようです。
大体値段は5000円前後でamazonなどでも売られています。
バッテリーの交換
バッテリーの交換です。
単純に古いものを交換するだけではなく、先に説明したSSDの換装と組み合わせることにより、空いたスペースに最大3000[mah]のバッテリーに変更できるようです。
値段は1000~1500円です。
Rockboxの導入
Rockboxを導入すると、テーマの変更やFLACやOGG VorbisなどAppleの純正ファームウェアでは対応しないコーデックが利用可能となるそうです。
tapityc engine
tapityc engineとは主にスマートフォンなどに使われている物で、振動により操作感が増すものです。
Iphoneなどのホームボタンについている奴です。
tapityc engine自体については1000円前後で手に入るのですが、はんだづけが難しそうです。
Imod(diymod)
これはiPodのDACから直接ライン出力を得る、カップリングコンデンサをいいものを使うみたいな感じだと思います。
配線にもオーグラインといういいものを使って音質を上げるというものです。
どのくらい良くなるのかはわかりません。
細かいし、失敗したら故障するので改造を躊躇してしまいます。
USB type cへの換装
USB type Cへの換装です。
Ipod classicには30ピンのコードが採用されています。
今時これを使っている機器を現役で使用している方は少ないと思います。
これを置き換えるものですが、方法としては30pinをはずして、該当の機能の部分にtypeCをはんだしてつけるというものです。
結構細かくて大変かなという印象です。
本当にやるなら以下のサイトのようなキットを買うのが無難かなと思います。
Home | Oxyll Mods (square.site)
bluetooth mod
bluetoothへの対応です。
近年、外で音楽を聴くならほとんどの人がワイヤレスイヤホン、つまりbluetoothを使用していると思います。
当然ipodにはipod touch以外の機種にはbluetoothが使用できません。
それに対応する一番簡単な対応策としてbluetoothトランスミッターというものを使うという方法があります。
これについては挿すだけでいいので簡単なのですが、少しかっこ悪いです。
もう一つの問題点としては、使ったことないのでわからないのですが、中にはデバイスの電源を切っていても、このトランスミッターが動作し続ける、つまり電池を食い続けるという問題があるそうです。
bluetoothの基盤を中に入れるというのがこの改造です。
しかし、私が調べていく間に、色々と疑問点が出てきました。
この改造で一番有名なキットが以下のものだと思います。
Bluetooth Upgrade Kit For Apple IPod Classic 5th 6th & 7th Gen - Parts Plus Pods
このキット含め、youtubeなどで使われている改造の多くは同じ基盤が使われています。
たぶんbluetooth対応という名目で売られているものもこれを使っているのではないかと思います。
bluetoothにはコーデックというものがあります。
一般にIphoneに採用されているAACや、高音質機器に搭載されているAptxなどの規格があります。
色々調べてみたのですが、たぶんこの数百円の機器には対応していないのではないかと思います。
規格によってどのくらい音質が変わるのかは不明ですが、遅延やつながりやすさにも影響してくるので、何ともいえない部分でもあります。
もう一つの方法として、先ほど紹介した外付けのトランスミッターをばらして内部に入れ込む方法があります。
Elegant BT mod | Oxyll Mods (square.site)
しかし、配線の問題もありますし、一番はbluetoothのon/offです。
ipodにはボタンが少ないし、現代の機器のようにbluetoothがつながっている表示なども当然ありません。
これを解決する方法として、ロックボタンにbluetoothのon/offを結び付けて改造している方がいました。
気を付けなければいけないのが、そのような施策をしていないと、常に電源を食い続けるものになってしまうというところです。
ここら辺は専門知識がないので詳しくどうすればいいのかは分かりません………。
まとめ
個人的に興味があり、わかる部分を調べてみました。
色々な改造があって面白いですね。
しかし、ネックはbluetoothの部分かなと思います。
希望としては、海外の方が簡単なキットを販売してくれる可能性もあります。
当然ですが、音質や使いやすさを重視する方は最新のものを購入するべきです。
それでも、改造して使いたいという方の参考になればうれしく思います。
音楽機器は奥が深いですね!