期間工と中小企業の正社員の比較

 皆さんこんにちは。

今回は、自分の経験を元に期間工と中小企業の正社員を比較してみたいと思います。それぞれにメリットやデメリットがあると思いますので、参考にしていただければ幸いです。

期間工のメリット



まず期間工のメリットとしては


・高い給与が期待できる。

・家賃光熱費が無料
(会社によって条件は異なる)なためお金が貯まりやすい。

・完全週休2日制、長期連休などのワークライフバランスの整った環境。

・労働時間が固定されているため、就業時間外は自由な時間が取れる。

・サービス残業がない

・有給休暇を自由に取得できる。

・求人数が多く、未経験者でも応募しやすい。

・嫌な事があっても短期間で契約が終わり、環境を変える事ができる。


などが挙げられます。



中小企業の正社員のメリット



中小企業の正社員のメリットとしては


・ 安定した職場環境。

・定期的に昇給があるため長く働く事で年収が上がる

・ボーナスが貰える。

・企業による退職金や退職金共済により退職時に退職金が貰える。

・長期的なキャリアプランが可能。

・社員として労働法の保護下にあるため、福利厚生が充実している場合がある。

・担当業務に対して熟練度を高めることができる。


などが挙げられます。



期間工のデメリット


次に期間工のデメリットとしては


・不景気になれば真っ先に契約を切られる不安定な立場。

・長期的な雇用契約が結ばれないため、半年〜3年おきに次の就業先を探す必要がある。

・一生懸命働いてもキャリアにはならない。

・非正規雇用のため退職金がない。

・共同寮に入る場合があるため自由が制限される。

・就業場所が田舎な場合がある。


などが挙げられます。




中小企業の正社員のデメリット


中小企業のデメリットとしては


・給与水準が高くない場合がある。

・年間休日が少ない場合がある。

・職務範囲が広く、業務量が多い場合がある。

・会社の業態によっては長時間労働が求められる場合がある。

・サービス早出やサービス残業、前提で仕事が組まれている場合がある。

・有給休暇を取得しづらい雰囲気がある。
(企業によって異なる)

・業績不振による倒産やリストラのリスクがある。

・家族経営やコンプライアンス意識が低い場合がある。


などが挙げられます。



私の実体験




私は期間工として働く前は、

中小製造業の正社員
中小建設業の正社員

として働いていた経験があるため、ハローワークに掲載されているような中小企業の実態をご紹介したいと思います。



中小製造業の実態



私が以前働いていた製造業の会社は、ブラック企業と呼ばれるような劣悪な労働環境でした。入社時の基本給は14万円で、就業開始時間は8時からなのに7時半には掃除を始める暗黙の了解がありました。

土曜日も出勤日だったので日曜日しか休めず、年間休日は80日しかありませんでした。また、有給休暇も取りにくい雰囲気があり、毎年有給休暇を使い切れずにいました。
また、会社都合の休業があった月は皆勤手当が無くなるなどの理不尽もありました。

このような労働環境なので工場では毎日のように怒鳴り声が響いていました。
今思えばなぜこんな会社で何年も働いてしまったのかと後悔しています。




中小建設業の実態



私は以前、短い期間ですが建設業の正社員として働いていたこともあります。
求人票では基本給35万円、週休二日と記載されており好条件に惹かれ働く事に決めたのですがその会社も、ブラック企業でした。

毎朝、6時半には会社に出勤する必要がありました。会社で道具などの段取りをしてから8時に現場に着いてからは、重たい荷物を運んだり運搬器具を扱う肉体労働をし、18時頃会社に戻り、さらに会社で20時〜21時頃まで翌日の準備をするという過酷な労働環境で体力的にも精神的にも負担が大きくとてもキツかったです。

当然のように土曜日も仕事で、また繁忙期になると、日曜日も出勤しなければなりませんでした。先輩の方から「3ヶ月休み無しで働いている」と聞かされ驚いた記憶があります。
自分の時間がない毎日で、心身ともに限界を感じる日々でした。

そのような労働環境なので現場に向かう車内では居ない人の悪口や、教えないまま作業をやらせ出来なければ怒鳴りつけるという事が横行しておりそれらに嫌気が差して退職しました。




結論



結論としてはブラックな中小企業で名ばかりの正社員をするくらいなら割り切って期間工として働くのは合理的だと思います。もちろん中小企業の中にも素晴らしい会社はあるので一概にはいえません。

そして確実にいえることは新卒で大企業に入社できた方は極力辞めないほうが良いということです。




おわりに




以上、期間工と中小企業の正社員を比較してみましたが、それぞれに魅力があると思います。自分に合った職種を見つけるために、しっかりと比較して検討してみてください。ありがとうございました。


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