プーチン大統領「戦術核兵器訓練」を命令

国防省は月曜日、より小型の核兵器システムの使用能力を確認するための訓練を実施すると発表した。

RT
6 May, 2024 07:36

ロシア国防省は月曜日、戦術核兵器の配備能力をテストすると発表した。この訓練は「近い将来」実施される予定で、プーチン大統領の命令によるものだという。

この訓練には、南軍管区のミサイル部隊が直接参加する。また、軍用機やロシア海軍の参加も必要となる、と同省は述べた。

この演習の目的は、「非戦略核兵器の準備と配備の実際的な側面」を確認することである、と同省は付け加えた。

軍部は今回の訓練の理由として、「西側のある高官によるロシアに対する挑発的な発言や脅迫」を挙げている。軍隊は国家の「無条件の領土保全と主権を確保」できることを確認すると付け加えた。

モスクワは、長距離の大陸間弾道ミサイルから小型の戦術核まで、幅広い核兵器を保有している。ウクライナ紛争の中、プーチンを含むロシア高官は、国の存立が危機に瀕している場合、国の核ドクトリンはこれらの兵器の使用を認めていると述べた。

米国とその同盟国は、モスクワが核の妨害行動をしていると非難している。プーチンは3月、紛争のいかなる時点においても、核攻撃のような急進的な行動を必要とする状況はないと述べた。

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