北朝鮮当局者の珍しい「イラン公式訪問」

国営KCNA通信が報じたところによると、北朝鮮の尹正浩対外経済相が代表団を率いている。

RT
24 Apr, 2024 07:35

国営KCNA通信が報じたところによると、注目の北朝鮮代表団が珍しくイランを外遊している。平壌の高官がテヘランを公に訪問したのは、2019年が最後だった。

北朝鮮の尹正浩対外経済相を団長とする代表団は、火曜日に飛行機でイランに向けて出発したという。KCNAは訪問の詳細については明らかにしなかった。

北朝鮮の金正恩委員長は2月、イランのエブラヒム・ライシ大統領にイスラム革命45周年の祝賀メッセージを送った。金委員長は、「帝国主義との共闘の道で築かれた両国の伝統的な友好協力関係は、様々な分野で拡大発展するだろう」と自信を示した。

米国務省のマシュー・ミラー報道官は先週火曜日、核と弾道ミサイル開発におけるテヘランと平壌の協力疑惑について、ワシントンは「信じられないほど懸念している」と述べた。テヘランとピョンヤンは、兵器開発に関して厳しい国際制裁下にある。

先週、韓国のスパイ機関である国家情報院(NIS)は、「北朝鮮とイランの過去のミサイル協力関係から、イランがイスラエルに向けて発射した弾道ミサイルに北朝鮮の技術が含まれているかどうかを監視している」と述べた。

4月13日、テヘランはイスラエル国内の軍事目標に向けて数百発のミサイルと無人機を発射した。これは、シリアのダマスカスにあるイラン領事館が先制攻撃を受け、将官2名と他の幹部数名が死亡したことに対抗したものである。

平壌はまた、イランと関係のあるパレスチナの武装組織ハマスが10月7日にイスラエルに対する攻撃で北朝鮮の武器を使用したという西側からの非難に直面している。

当時KCNAは、「(アメリカの)間違った覇権主義政策によって引き起こされた中東危機の責任を第三国に転嫁する」ことを目的とした「根拠のない虚偽の噂」として、この主張を否定した。

北朝鮮とイランもまた、ウクライナとの紛争の中でロシアに砲弾や無人機を提供したとして、アメリカとその同盟国から非難されている。平壌とテヘランはこの主張を否定しており、ロシアは軍事行動には国産兵器に頼っていると主張している。

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