知声曲

「またなんか独特なメロディが浮かんできたな…」

とりあえずイントロ部分のみメモして倉庫へ。
(2023/09/02)

しばらく経って倉庫から取り出し、メロディのみ完成させることに。そして作詞。
まずは同じフレーズの繰り返し部分のサビから。
なんとなく疾走感のある感じから、走る~的な内容で構成。
ただ走るだけだと物足りない…ということで、壊しながら進むアイデアを採用。
他の部分は何度かメロディを聴き流しているうちに思い浮かんだフレーズで作詞を進め完成。

今回動画は依頼かけたので、いい感じに仕上がってるはず(イラストはAI生成)。

▼YouTube

 

▼ニコニコ

 

【解説】
「小さな箱の 大きな庭」
→地球の比喩

「ゼンマイ巻いて スタートダッシュ キメたら」
→この曲の主人公は機械仕掛けのメカ

「いろんな色が 斑に混ざる」
→世界中の国々の多様性の表現

「大きな窓を 小さく開けて」
窓=ウィンドウ=Windows→インターネットの比喩。
膨大な情報が溢れるインターネットから、小さな手掛かりを見つけて動き出す描写。

「逃げ惑うヤジロベエ」~「幕を開ける」
→この辺は実は特に意味は考えていないメロディを聴いているうちに浮かんだフレーズを当てはめていく感じで構成。
何かの詠唱呪文()のようになっているかもしれない。

「はじめようか」
→何かの始まりの合図

「光る星座 魔法の鍵 踊り出す風見鶏」
→宇宙規模で始まった大きなイベントと影響の描写

「ネジが外れ過去を忘れ 闇に溶け去っても」
→たとえ機械の体が壊れ、全て消え去ったとしても(最後まで活動し続けるという意志)

-----------------------------------------------------------------------


宇宙から飛来(?)した謎のメカによる破壊活動を描いた一曲。

MYK-IV曲。

インスピレーションで受け取ったのは冒頭のメロディ。
本来前奏(間奏)の部分なんだろうけど、そのままAメロのボーカル部にも採用。
サビのラスト部分の歌詞を最初に考えたところ「Broken Soul」と閃いたので、そのまま曲名に。

【編曲】
ギターメインのロック調で構成(出だしだけシンセでアレンジ)。
VOCALはマイキV(MYK-IV)が担当。曲調・世界観にマッチして、かなりカッコいい。
音声Mix用のプラグインを多用したおかげか、いい感じの仕上がりに。

【動画編集】
曲の世界観を分かりやすくするために、すこし凝った感じで作成。
動画編集のコマンドって、けっこう種類あるんだな~と。
まだまだ使いこなせてない感()
イラストはAIを使って、なんとかそれっぽい感じになったと思う。

▼YouTube

 

▼ニコニコ動画

 


【解説】
「Broken Soul」
ブロークン・ソウル。壊れた魂、みたいな。この曲のテーマ。

「Catch up with my game」
Catch up with=追いつく
まだゲームは終わっていない、むしろこれからだ、的な。
ただ意味というより、語感(語呂)で決めた部分もある。

「黄昏のGrail」
Grail(グレール)=聖杯(Holy Grail)
イエス(キリスト)が最後の晩餐で使ったとされるらしい。

「救済のRoulette Time」
ルーレット・タイム。
滅亡の危機の瀕している世界に残された唯一の救済チャンス。
このルーレットの結果で世界の運命が決まる、というシチュエーション。

「投げられた賽の指すWay」
有名な言葉に「賽(さい)は投げられた」っていう表現があるけど。
これを入れ替えて構成。
way=道、方向性

 

「早すぎたAntitheseは 混濁した空の地を這う」
→たとえ正しいことを言っていたとしても、時代や時期が違えば受け入れらない。

Antithese(アンチテーゼ)は言葉の響きがカッコよかったので採用。

意味は「反定立」とかいう哲学用語らしい。

空の地(からのち)=文字上は空(そら)と大地の対比、意味的には空(から)っぽの地上世界。

「Break up, Jesus again」
Break up=粉砕する
Jesus again(ジーザス・アゲイン)=イエス・キリストの再臨

「灰の指揮者よ鬨を示せ」
肉体は灰となっても魂は生き続けている。
ということから、決戦の合図=鬨(とき)を示せ→最後の審判の合図を告げよ、みたいなニュアンス。

「相克のShuffle Turn」
神と悪魔が戦うゲームのワンシーン。
カードで勝負する場面。
Shuffle(シャッフル)→カードのシャッフル
Turn(ターン)→順番、ターン制。オレのターンッ!ドロー!

「上がりは神か悪魔か」
上がり=勝ち。ゲームセット。決着の表現。

「塗り替わる凹凸のWave」
ゲーム中、優劣が常に変動していることの描写。

「斬り裂いた感情はNever death」
Never death(ネバー・デス)=決して死なない。
既に死んでるから死ぬことはない、という逆説表現。

「剝がれ堕ちた神の枷が鍵に変わる」
神の枷(かせ)=十字架
純粋な十字架で表現しても良かったんだけど、今回はアンク(エジプト十字)を使用。
丸い部分を残して、変形後の鍵の形になるというギミックに繋げたかった。
普通の十字架の形だと、これが出来ない。という理由。

「重ね重ね掠る鐘は」

かさね がさね かする かね
→K音の重複で重々しさを倍増していく構成。

「消えぬ慟哭のplayback medley」

慟哭(どうこく)=深い悲しみの表現。
playback medley(プレイバック・メドレー)

→回想。巻き戻りのシーンを描写。

「死屍と歌えForever Song」
死屍(しし)=死体、しかばね。
いまや骨と成り果ててしまった者たち。
残された魂とForever(=永遠)に歌え。
そして魂が壊れても(Broken Soul)永遠に歌い続けよ、というニュアンス。


-------------------------------------------------------------------------------


—ありふれた日常の影に迫る終末の足音。
救済の任務に乗り出した主人公がダークな側面に染まっていく世界観を描いた一曲。

 

#kzn曲

「なんかピコピコしたメロディだな…」
とインスピレーションを受け取ったのが3月ごろ(リリース → 9月)。

電子系(エレP)音源が印象的な。
イントロ部分だけが耳に残ってたものの、なかなか音の組み立てには入れず。
テーマも分からないまま、いったん倉庫に入れておくことに。

他の曲を作りつつ、久々に倉庫を点検してると、この曲が。
なんとなく平成初期ごろのダークなサイバー空間のイメージで作曲を開始。

テンポ=160と、かなり速度がある。
おかげで歌詞パートも前半は早口言葉の連弾で叩き込むような感じに。
まぁその辺は流石ボカロっていう感じで、難なく歌ってもらえたのは良かった。

ボーカルは「#kzn」(キズナ)が担当。
知声とも迷ったけど、キズナ曲も増やしていければということで。

今回は作曲も作詞も、割とスムーズに。

曲が出来てから歌詞完成まで3日かからなかったくらい。


ただ編曲と動画の微調整で、けっこう手間取った感()
最初の完成形から手を加えてブラッシュアップ。いい感じに仕上がったと思う。

▼YouTube(Shorts)

 

▼ニコニコ(Full)

 

【解説】

▼2進数

二進法で表される数字。

普段の数字は10進数=十進法(0~9まで行ったら、繰り上がり)。

二進法は、0~1で繰り上がり。まぁ細かい説明は辞書に譲るとして。

要するに「0と1だけで構成された数字」という部分を使いたかったので採用。

 

あとは最初の「ピコピコ音」のところ、インスピレーションでは伴奏の部分なんだけど、なんとかボーカルで埋め尽くせないか?と考えた結果でもある。

そのまま歌詞へ。


▼統計を躱すRandom因子
・躱す=かわす
・Random=ランダム
 → 統計の確率分布に依存しない不確定要素、的な。

▼Endless logの濁流
・Endless=エンドレス、終わりのない
・log=ログ。演算の記録、データログ、過去ログ的な
 → 終わることのない演算を続けるコンピューター(プログラム)の比喩。

 

▼Real呑み込む

Real=リアル、現実

 → 仮想世界に対してのリアル。対照的・対比的な意味合い。

 

▼虚無のDataBox

→ 感情を持たない無機質なコンピューターの比喩。

▼Enchant me
Enchant(エンチャント)=魔法をかける
直訳で「私に魔法をかけて」
そのまま後ろの歌詞「この声を魔法に書き換えて」へ連携。
ここの部分、実は日本語なら○○〇(3文字)だったんだけど、ピッタリな歌詞が浮かばなかったから、英語で埋めることに。

 

▼この声を魔法に書き換えて

仮想世界の存在をリアルに持っていく(現実化させる)願い。

まさにボカロっていう感じのフレーズ。

 

-----------------------------------------------------------

 

全体的に「01010100 01010100」で囲う形が綺麗と思ったし、

2番以降に続けず早めにフィニッシュするのも良いかなってことで、結局このくらいの長さの曲に。
ロングバージョンは作れないこともないけど、いつか需要あれば()
個人的には充分完成してるとは思ってる。

ちなみにイラストはAIで作成。
当初、背景以外は特に固まったイメージなかったけど、いろいろ生成してるうちに、よさそうな子が出てきたので採用。


2進数が支配するダークなサイバーワールドの歌姫を描いた曲。


 

AiSuu曲
「夏っぽい感じの…」と漠然とイメージして目を瞑ると、イントロのメロディが。
同時に「Aquantum」(アクウォンタム)と浮かんだ。
曲のタイトルかな。インスピレーションを頼りに作曲を開始。
曲自体は早い段階で出来たものの、歌詞が埋まらず。
 → 1ヶ月ほどかかって、ようやく完成。

▼YouTube


▼ニコニコ

 

 

【解説】
AQUANTUM(アクウォンタム)=Aqua(アクア)+Quantum(クウォンタム)の造語。
水の量子?みたいな特殊物質。
特に意味は分からないけど語感が良いので、そのまま採用することに。
編曲はギター音源で海っぽい雰囲気が出せたのが良かったかと。動画もちょっと頑張った。
夏の海、砂浜で水量子(?)を使って遊ぶ夏女子を描いた夏曲。

 

MYK-IV曲


約5年前(2018年)に受け取ったインスピレーション。
当時は作曲環境も無く、仕事優先の日々。
「なんか曲のイメージが来たけど、どうするんだ…?これ」となっていた。


以来まるまる5年間が経過。


ずっと埋もれていたものの、最近になって作曲環境が整ったことにより、この曲の作曲を開始することに。
かろうじて覚えていたラスト部分のインスピレーションを頼りに、曲全体までイメージを広げて編曲&作詞。


インスピレーション→「この手に光る」(アウトロ)部分のメロディ&歌詞のみ。
他は0からの作成。


曲名の「Parallel Dreamer」(パラレルドリーマー)もインスピレーションによる着想。
パラレルワールドを行き来する、夢を追う者の世界観を描いた1曲。

▼YouTube

 

▼ニコニコ


【編曲】
今回はギターメインの曲ということで、プラグインを購入。


使用中のDAW(Cakewalk)の初期音源と比べて、かなり良質に。
さらにドラム音源も新規プラグインを購入して導入。


たしかに無料音源だけでも作曲は可能だけど、やっぱり有料プラグインは違うな…と思った瞬間。
ある程度、作曲に慣れてきた頃だし、ちょうど良かったかも?と感じたのも事実。


VOCALは機流音を使おうと思ってたけど、最近リリースされたMYK-IVを試すのも良いかと。
ということでMYK-IVに担当してもらうことに。


だいたいイメージどおりで、いい感じに歌ってもらえたので満足。

 

ささら曲
内容は2月ごろから浮かんでいたものの、なかなか完成まで至らず。
他の曲を作りつつ温め、ようやく完成(6月)

【インスピレーション】
サビ部のメロディ。

【ビジョン】
夕日と並木道。

【編曲】
今回「Mix」というコマンドを使ってみることに。
当初は上級者向けということで触らずにいたものの、試しに使ってみると、いい感じに。
加えて「uplifter」なるものを投入。
サビ入り前とかの盛り上げに使うと良いらしい。
編曲技術も少しずつ上昇している感。

【動画】
今回は動かさず、シンプルに歌詞入れのみ。

▼YouTube

 

▼ニコニコ

 

【解説】
別々の道を歩むことになった親友との別れを描いた、夕日が印象的な切ない一曲。

 

ボカロ「AiSuu」と「#kzn」のデュエット曲。

インスピレーション自体は半年以上前から受け取っていたものの、
作曲活動を開始して間もない頃だったこともあり、いったん保留に。

サブボーカルのインサート部分(掛け合い)が割と早口で、
バランスを崩さずに組み込むだけの技量を身に付けてから…ということで。

しばらく他の曲を作りつつ実力を付け、そろそろ出来るかも…?と思い着手。

歌詞とメロディは既にあったので、割とスムーズに曲作りが進む。
メインボーカルは「AiSuu」として。サブボーカルは「ささら」かな?と。
思って作っている矢先、新メンバー「#kzn」(キズナ)追加の告知が。

せっかくなので今回「#kzn」にサブボーカルを担当してもらうことに。
ささら曲、けっこう作ってるしな…)

MVも制作。いい感じに、まとまった気が。

 

▼YouTube

 

▼ニコニコ

 


【解説】
Star=星
Chase=追いかける

・トランジット
・グランドトライン
・ホロスコープ
→占星術用語

星のように宇宙を翔けていく主人公を追いかける、占い好きな魔法少女の日常を描いた"ハモり"が耳に心地良い一曲。

 

機流音曲。

【降ってきた内容】
▼映像
白い空間の中、ヒロインのもとへ辿り着いた主人公が再会を果たすシーン。
▼メロディ
サビ部
▼歌詞
「迎えに行くよ」

迎えに行くということは、その前に離れ離れになるシーンが必要。
どんなシチュだろう…?やっぱ異世界に飛ばされる設定が安定かな。
異世界モノ(転生モノ)にありがちな展開かと。

曲作りというより、物語を作ってるような……。
そんな感覚で出来上がった一曲。

▼YouTube

 

▼ニコニコ

 

【今回の編曲】

「Reverse Cym.」の音源が、けっこう有用なことが判明。
重ね掛けしてベロシティ調整すると、いい感じにフェードイン・フェードアウトが。

そして今回は動画も制作。
手作り感、満載なのであくまでもイメージ映像的な視点で。

 

【解説】
ふと気づくと見慣れない景色。
風の音が、いつもと違って聞こえた。
直前の記憶を辿る。
君も来ているのだろうか。この世界に……。

もともと同じ世界に居た2人。
しかし突如発生した次元の歪みに吞み込まれる。
気づくと2人は別々の場所に飛ばされていた。

何の手掛かりも無いままヒロイン探しの旅に出る主人公。
異世界の見慣れない景色に戸惑いながらも、捜索を続ける。
地を駆け、山を登り、海を越え……。

「もう見つからないんじゃないか」

果てしない旅を続ける中で弱気になり、諦めかけた場面も数知れず。

「君の笑顔が、また見たいから」

この想いだけを支えに、ひたすら突き進む。
そんな主人公の気持ちに応えるように、風や雲…さまざまな自然を通して、見えない精霊たちが導いてくれる。
いつしか心通わせるくらいにまで……。

そしてついに、キー(ポイント)となる手掛かりを掴む。
一緒に旅をしてきてくれた精霊たちに最後の別れを告げ、一度限りの魔法を願う。

そしてついにヒロインのもとへ辿り着き、再会を果たす主人公。
これにて完結~FIN~

AiSuu曲。
作詞と作曲が同時に進んだ珍しいパターン。
前回(Rainbowパレット)のときみたいな。
もはやAiSuuの呪いにかかってるんじゃないかってくらい朦朧としたすこぶる快活な意識状態で、次から次へと流れるようにスムーズに、歌詞とメロディが降ってくる。
気づいたら、あっという間に曲が完成していた()
今回の編曲は軽め。

これでいいはず♪(解説はページ下部へ↓)
https://www.nicovideo.jp/watch/sm41913897

【解説】
自称天才の歌い手が、不安を抱えつつも未来を歌う曲。

 

ささら曲。
インスピレーションはラストの5連続ラッシュ部と、

イントロの笛=尺八(しゃくはち)部分のみ。他は0からの作成。
メロディから和風曲であることが分かる。
早い段階で作曲~編曲と順調に進んだものの、歌詞。テーマが全く浮かばない。
しばらく時間を置いてみる。ある日「鳳凰」と浮かぶ。
テーマさえ決まれば。あとはパズルの要領で行けそうだ。
火の鳥、不死鳥、フェニックス、鳳凰…
似たようなのは、いっぱいあるけど。漠然としたイメージで言葉を繋いでいく。
和風曲といっても、前回(天の華~緋匁神楽)のときのように、和楽器のみの縛りプレイにはせず。
いろいろな音源を組み合わせて曲を構成。

鳳凰=伝説上の存在ということで、特に荘厳さにフォーカスして作曲。

舞うは鳳凰(解説はページ下部へ↓)

 

 


【解説】
▼番い目(つがいめ)さらう
鳳凰は、
鳳=雄(♂)
凰=雌(♀)
らしい。
そこで番い(つがい)=ペアみたいなニュアンスが出せればと。
さらに未知の光が目を「さらう」と繋ぐ。
1番→鳳(ほう)
2番→凰(おう)
ラスト→鳳凰(ほうおう)
の構成。

▼羽音
羽音(はおと)と読む部分と羽音(はね)と読ませてる部分。
羽音(はね)=羽・はねのおと(当て字)

▼写し身(うつしみ)
化身とか体現者みたいなニュアンス。
1番:稀代
2番:古代
ラスト:次代

▼旋風
普通は「せんぷう」とか「つむじかぜ」と読む箇所。
語呂的に今回は「つじかぜ」を採用。

▼五方を照らす
五方=5つの方向(東西南北+中心)
他の候補として四方・八方・十方とかも、あったけど。
音的に五方を採用。

▼煌めくは~凰の舞
「煌」と「凰」の中に共通の「皇」が入ってるのは小ネタ。

▼今を禊ぐ~祓い清め
浄化的な。

▼知ろしめせ
知ろしめす=統治する

▼聖なる霊
聖なる「火」でも良かったけど、霊(ひ)とも読めることから、これを採用。