第100回 に花を添えるために期待をかけた1日

仕事の魅力

第98回のブログを書いた時点から、区切りとなる第100回の記事に、月間ミリオン達成を目指した最後の日の4月14日(日)の乗務について書こうと考えていました。

前日までの税抜き営収の累計が933,700円でしたので、当日に66,300円を超えれば達成という厳しい状況でしたが、今期の1日の税抜営収の最高が65,630円でしたので決して不可能な数字とは思っていませんでした。

しかも当日はこの仕事をして初めてのことでしたが、事前に8時30分お迎えで東大阪市から大阪市内へ送るという予約を事務員の方から連絡いただいていました。もともと、最後の日は1時間早めの出庫作戦を考えていた私にとっては、「市内に連れてって♪」付の正に渡りに船の話でした。

このような状況で迎えた当日の1件目は、高速を使わせていただき14㎞の道のりで8時50分に大阪市内に送ることができました。

ここで驚いたことに、降車いただいた直後にDiDiが鳴り6m(反対車線)の迎車地でしかも目的地が豊中市の服部緑地(15km)のお客様で、まさに天からのミリオンの後押しと飛び上がりました。

ところが、反対車線に着けて5分待っても相手からのメッセージも何もないので、こちらから電話を掛けると「キャンセルしましたけど」と誤りもせずに言われて、まさしく天国から地獄に落ちました。

以前にもこの仕事は特に「ともかく気持ちを切替えて、気にしないことが大事」と説明して、頭ではわかっているのですがなかなか逃がした魚が大きいと難しいのが実際のところです。

そんな状況で一番の特効薬は次のお客を乗せることなのですが、なかなかアプリも鳴らない状況の中の9時13分にUberで呼ばれ2分程で着く迎車地に着きました。ところが5分経ってもお客はメッセージもなく現れず、アプリの電話を掛けても出ないので、またしてもキャンセルとなりました。

こうも続くと更に気持ちは凹むのですが、結局次のお客が拾えたのは9時46分でしたので地獄の空白の1時間でした。

その後は手上げで2件DiDiで1件受注したのですが、11時半に福島のいつもの休憩場所についた時点で税抜き累計で11,450円しか行っておらず諦めの心境でした。

ところが着いた直後にすぐ側の迎車地でUberが鳴り欧米系カップルの方でしたが、行き先が伊丹空港ということで少し心が湧きました。高速で15分で税抜きで約5,000円の売上で帰りの便が上手く引ければと期待して、タクシ降り場でお客様を降ろしてメーターを実車にしたところ、なんと直後にGOが鳴り下の緑の丸印が乗車地でした。

伊丹空港内でアプリでお客を拾うことは初めてのことで、もしやと思って乗車地に着いたところ、目的地が福島でした。駐車場から出てきた中南米系の二人組の男性でしたが、高速でそのまま12時7分には福島に戻りました。

こんな初めての経験も天の思し召しで流れは変わった?と感じたのですが、その後もほぼ途切れなくお客が拾え15時30分の時点で休憩時間を30分残し、税抜き累計で約38,000円となりスタートから時間単価約@5,000円のハイペースで行けていました。

ただ後半伸びなければ、このままのペースで事務所に帰る限界の21時までで計算しても、27,500円プラスで総額65,500円と微妙に届かず、ここで考えたのが以前も説明した休憩時間を1時間取らないという禁じ手を使うかといういうことでした。

そこで休憩場所で待機してアプリが鳴れば乗務を優先と考えたのですが、アプリの鳴りが悪く結局のところどんどん休憩時間が消化できてしまいました。

そして最近の傾向である夕方以降でも受注が伸びないという同じ状況で失速して、一発逆転の長距離のお客も出ず、最終的には58,080円となり、税抜き営収月間累計は991,780円止まりで、完全週休3日最短18日乗務でのミリオンの花を添えることができませんでした。

ということで、4月前半を加えたいつものグラフは以下の通りですが、

数字としては4月前半は落ち込んではいますが、もっとも厳しかった1-2月頃の状況からは脱した感があります。

最後に昨年1月に始めたこのブログも100回を迎えることができました。当初はタクシーの仕事を始めて私の感じたことやタクシー業界のことを、ブログはあくまでも形式的な手段で、それまでの伝えたいことを文書の形て発信するという目的で始めました。したがいまして、ブロブも最初は一気呵成にUPして、100回までには自分の言いたいことは全部言えるかくらいの感覚でした。

ところが、この1年でタクシー業界に若い世代が流入している現実でいつの間にか都会のタクシー乗務員は隠れた人気職種となり、全く想像していなかったライドシェア導入の大きな変革の時代が来て、しばらくは伝えたいことがありそうで、今後ともお付き合いいただければとても嬉しいです。


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飯田さん

前職をやめて、結果としてタクシー乗務員として仕事を始め、1年程立って昼勤営業収入(税抜き)ミリオン、を達成したのを機に、このブログを始めました。
なお、「飯田さん」の名称の意味、詳しい情報、前職をやめた経緯などについては、「飯田さんの司法試験・予備試験の部屋」のサイトで掲載されています。

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コメント

  1. 東京の松本 より:

    ご無沙汰してます、東京の松本です。
    18勤務で99万は、お見事です。
    私も18勤務なのですが80前後、まだまだです。
    ブログ毎回見てます、楽しみにしています。
    よろしくお願いします。

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