2025年3月20日
UEFAネーションズリーグ 準々決勝(ファーストレグ)
イタリアvsドイツ
監督:スパレッティ ナーゲルスマン
ネーションズリーグの準々決勝。
グループリーグをドイツは1位通過、イタリアは2位通過。
イタリア
352
ラスパドーリ10 キーン9
トナーリ8 バレッラ18
ウドジェ19 ロヴェッラ14 ポリターノ7
カララフィオーリ5 バストーニ21 ディロレンツォ22
ドンナルンマ1(C)
ベンチは
GKヴィカーリオ、メレト
DFガッティ、ボンジョルノ、ベッラノヴァ、ルッジェーリ
MFリッチ、フラッテージ、カサデイ
カラフィオーリ、ディロレンツォの選出はあり得ないが、その他は「この招集メンバーなら」妥当。
本来はバレッラとトナーリは並べたくないが、他に呼んでいないのだから仕方ない。
3枚のCBのうち、2枚があり得ず、バストーニも真ん中では良さが出ないので、CBが全員良くないという最悪の選出。
いつものことなので、本当にどうしようもない。
バストーニ、ボンジョルノ、ガッティの選出以外あり得ないのだが・・・
カラフィオーリ、ディロレンツォとボンジョルノ、ガッティではとてつもない実力の開きがあるが・・・
どういう思考回路をしていたらこんなCBの選出になるのか甚だ理解できない。
また、ベンチが酷すぎる。GKとCBは除くとして、まともな選手がベッラノヴァとフラッテージくらいしかいない。
それでも、今までのメンバーに比べれば、レテギではなくキーン(レテギは怪我)、右WBにポリターノ、リッチではなくロヴェッラ、FWにラスパドーリを使っているだけ、大分良い。
今までが酷すぎただけという話ではあるが。
ドイツ
4231
ブルカールト7
ムスレラ10 ザネ19 アミリ11
ゴレツカ8 グロス5
ラウム22 ター4 リュディガー2 キミッヒ6(C)
バウマン1
全然強くなさそう(実際ドイツは良くない)だが、イタリアも大概なので・・・
【0~15分】
ドイツはミドルブロック&プレスでポゼッション。
イタリアもミドルブロック&プレスでポゼッション。
イタリアは532で守る。
532になっているし、352を扱えているとは言えないのだが、352にしているだけマシ。
352を完璧に扱えていないし、そこまで良くないのだが、352であるというただそれだけで下手な戦術よりは良い。
ただし、インテル(Sインザーギ監督)と違って選出メンバーは良くないし、組織も良くない。
試合は、ドイツが後ろでボールを回す、いつもの4231なので手詰まりの攻撃。
ドイツは4231だから当然良くないし、メンバーも良い(強い)わけではない。
守備も4231なので当然良くない。
これに352を使って負けたら恥である。
9分、ポリターノのパスのこぼれからトナーリが決める。1-0
引き続きドイツが後ろでボールを回す。
攻撃は完全に手詰まりだし、守備はスペースが酷すぎる。典型的な4231で、酷い。
イタリアも良いわけではないが・・・
また、CBが通常の守備でも空中戦でも弱いので、非常に心配。
ディロレンツォとカラフィオーリの今までの醜態、ボンジョルノとガッティの良さを見て、なぜこんなスタメンになるのか。
【15~30分】
ドイツが回してクロスをメインに攻撃、イタリアが守ってカウンターで攻撃。
イタリアがカウンターでチャンスを作っていく。
【30~45分】
前半終了1-0
イタリアは、CB二人を変えたいし、インサイドハーフも変えたいが、CBを試合途中で変えるのは無いし、インサイドハーフはそもそも有用な選手を呼んでいない。
また、守備組織をしっかりしたい(もっとプレスをしたい、WBを上げたい)が、無理だろう。
もっとボールを持ちたいし、守備を前からしたいが、前者は有用なインサイドハーフを呼んでいないので厳しく、後者はスパレッティ監督が352をそこまで上手く扱えていないので厳しい。
【45~60分】
ドイツ(ハーフタイム)
ブルカールト⇒クラインディーンスト
ラウム⇒シュロッターベック
49分、キミッヒのアーリークロスをクラインディーンストが頭で決める。1-1
CBがこの3人だとこうなる。
イタリアは前から守備を行くようになる。
【60~75分】
イタリアが前から守備に行くようになり、主導権はイタリアが握っていく。
ドイツも前から守備をするし、ポゼッションするので主導権の握り合いに。
イタリア
ロヴェッラ⇒リッチ
ポリターノ⇒ベッラノヴァ
ドイツ
アミリ⇒レヴェリング
ラスパドーリが決定機を迎えるが決められない。
イタリア
ラスパドーリ⇒マルディーニ
【75~90分】
76分、コーナーからゴレツカが決める。1-2
ドンナルンマのまずい足元と判断からボールロストしすぎである。
ドンナルンマはポテンシャルは高いが、安定感はないし、足元がまずいので、現時点ならヴィカーリオの方が良い。ただ、ドンナルンマを使う気持ちも分かる。
そしてやはりこのCB3人で守るのは厳しい。
ドイツ
ザネ⇒アデイェミ
イタリア
キーン⇒ルッカ
バレッラ⇒フラッテージ
ドイツ
グロス⇒アンドリッヒ
試合終了
イタリア1-2ドイツ
恥。
なぜこの出来のドイツに負けるのか。
イタリア
スパレッティ5.0
ラスパドーリ6.0
キーン6.0
トナーリ5.5
バレッラ5.5
ウドジェ5.5
ロヴェッラ6.0
ポリターノ6.0
カララフィオーリ5.5
バストーニ5.5
ディロレンツォ5.5
ドンナルンマ5.0
■準々決勝ファーストレグ結果
オランダ2-2スペイン
クロアチア2-0フランス
イタリア1-2ドイツ
準々決勝はホーム&アウェーで、アウェーゴール方式はなく、引き分けなら延長戦、PKとなる。
セカンドレグは3月23日に行われる。