異端!? FUJIFILM X-Pro3

異端!? FUJIFILM X-Pro3

修正日 2024年3月11日

FUJIFILM X-H2Sが登場する2年間楽しませてもらったカメラ
コロナ禍で仕事やプライベートでも相次いでイベントが中止なり、写真もそうですが特に動画については本当に撮影する機会が激減しました
あの時は本当に世界が止まった瞬間でしたね
そうなると昨今主流のハイブリットカメラに全く魅力を感じなくなり、この写真専用のX-Pro3に買い換えることにしました

X-Pro3背面
X-Pro3の背面 (FUJIFILM X100Vで撮影)

背面のイメージ
ご覧の通りX-Pro3の背面パネルは通常は隠れた状態です
これが発表された際は本当に話題になり、フジフイルムのユーザーの中でもかなり評価がわかれたことを覚えています
完全に背面パネルが無いLeica M10-Dというカメラがありますが、メーカーの話では”背面パネルを完全に無くす”意見が本当にあったようですよ
さすがに設定メニューなどをファインダーを覗きながら行うのは不便過ぎると思うので、最終的にこのX-Pro3は180度チルト式タッチパネル付きTFTカラー液晶モニターを採用することで落ち着いたようですが、これでも相当思い切ったことをしてますね

X-Pro3の背面を開いた状態 (FUJIFILM X100Vで撮影)

画像だけでは分かりませんがチルト式のタッチパネルはしっかり造られており、簡単に壊れるような印象はありませんね
このパネルを開く時は、カメラの設定を行うことが多いのですがローアングルの撮影時には役に立ちます
またX-Pro2までは一体型のパネルだったためローアングル撮影ではX-Pro3の方が優れています
ただどちらにしてもこのX-Pro3のパネルは一般的なカメラとは全く違うため、使い慣れるまで多くのシーンで不便に感じると思います

X-Pro3にEF-X20を装着 (FUJIFILM X100Vで撮影)

ダイヤル操作
「X100シリーズ似た感じで使用できるかな?」と私は当初考えていましたが、実はX-Pro3を使ってみると意外と違います
大きな違いは”ダイヤルロック”で、シャッタースピードをA(オート)にすると自動でロックがかかる仕組みになっていて、これが急いで操作している間に”A”に入って誤って入りダイヤルが操作できない状況になることが私は多々ありました
スナップシューターのカメラとして考えるなら個人的にはX-EやX100シリーズの方がいいかな

左がX-Pro3 右がX100V 双方ともJJCのグリップ装着

クラシックレンズやマニュアルレンズがオススメ
このX-Pro3をとことん楽しむならマニュアルレンズを個人的にはオススメします
写真はフォクトレンダーのレンズ HELIAR-HYPER WIDE 10mm F5.6 Aspherical を装着
純正のVMマウントアダプターもありますが、私はコシナのアダプターを使用しました
こちらのアダプターはVM及びZEISS ZMマウントレンズに対応してXマウント用ヘリコイド付きで焦点距離の調整も可能です

VM-X Close Focus Adapter II



ファインダーについて
詳細については公式サイトを確認してもらうのが早いので、ここでは詳しく説明をしませんがFUJIFILM X100Vとほぼ同じの仕様となっています
X100Vと大きな違いはX-Pro3はレンズ交換式のボディため23mmから140mmの画角を超えたレンズを使用した場合、OVFのブライトフレームが機能しないそうです
ファインダーのサイズを考えれば当然ですね

まとめ
フジフイルムのカメラの中では最も尖ったカメラなので賛否が分かれるカメラです
動画はもちろんですが三脚との相性もやはり悪いですね
特に物撮りには不向きなので、実用性を考えるとX-Hシリーズかな
ただ、このカメラでマニュアルレンズを使うと本当に楽しいです
そうそうシャッター音も最高ですよ

FUJIFILM X-Pro3

2019年11月28日 発売

お買い物はこちら >>