みなさん、こんにちは。
だいぶ前のことです。
夢の中で私は気づくと、とても広い部屋にいました。
目の前には、私を補佐する立場の、あの世の人が立っていました。
補佐すると言っても、霊格はとてつもなく高くて、私にとっては雲の上のような人です。
ですが、これは私の人生なので、主役の私を差し置くようなことはなさいません。
そういう意味で、補佐の立場。
ものごとをよく知り、霊格が高いからこそ、この役を買ってくれているのです。
私の目の前には、たくさんの書物が積まれていました。
不思議なことにその書物を見ただけで、これはこれからの人生ですべきことや、学ぶべきことなのだと分かりました。
「これを読めば、未来が分かるのでは?」
と喜んだのは、一番上の一冊目を開いたときだけでした。
その一冊の膨大な情報量や、やるべきことに、うんざり。
さらにこれも同じようなものが、その下にも積まれています。
「こんなにあるの?」とさらにうんざり。
目線を上げると、補佐の人の後ろに、書物の束を持つ文官さんのような人が待っていました。
そして気づいてしまいました。
その文官さんの後ろには、同じように書物の束を持つ方々が並んでいるのです。
「こんなにあるの?」と、さらに嫌気がさした私は、
「ここにはもう来たくない!」
とすぐさま、目を覚ましました。
夢の中の私は、未来を知ることを「うんざり」と感じました。
それは魂が、私自身が先を知ることを望んでいなかったのかもしれません。
はじめの一冊目は、今すべきことか、少なくともその次にすることくらいでした。
生きていれば、そのくらい直近の未来の見通しはあるものですが、もっと先の未来を知ることはできません。
実はそれを知ってしまうと、今回の私のように、うんざりするだけなのでは?とも思いました。
ずらりと積まれた書物と、それを順番に待つ高次の方々の姿に、現実を突きつけられたような気がしました。
知らなければ、うんざりすることはなく、期待や希望を持つことができます。
今の自分が振り返ると、その当時は苦しかったことも、がむしゃらだからできたことなのかなとも思うのです。
今日も最後までありがとうございました。