ご挨拶
皆様、こんにちは!パピヨンでございます🐶
4月末〜5月初頭にかけての長期連休であるGWが始まりました。
各地でオフ会も開催される中、新弾も土曜日に発売されましたね。
前回は新しく登場するカードを使ったデッキ紹介記事を書いていたので、それがきちんと形になるのが嬉しいです!
デッキに採用している【ギミックパペット】新規エクシーズを引きたいと願っての開封結果はこちら!!!
やった〜!!!!!!
クオシク+レリーフでペアが来てくれました😭
おまけに【白き森】の2人も手に入ったで〜!!
…というわけで、今回は【白き森】を利用して新しくデッキを作ったのでそのデッキ紹介です。
まずは、デッキのコンセプトから!
コンセプト
【白き森】+《EM五虹の魔術師》で相手をロックしよう
対戦のマッチング次第では完封(塩試合)も招きかねないこのカードですが、【白き森】魔法・罠カードの共通効果である「モンスター効果の発動コストとなったら墓地から場にセットされる」効果がセット枚数に依存して効果を適用する《五虹の魔術師》と相性が良いと思い、そこから組み始めました。
昨今は【スネークアイズ】に代表される永続魔法化、いわゆる”押し込み”による除去が除去手段としても流行っています。
特にペンデュラムデッキではPゾーンを潰されスケールを貼れなくなってしまうとなれば一気に苦しくなってしまいますよね。
【白き森】テーマのカードには自分の魔法・罠カードをコストとして墓地に送ることができるので、たとえ押し込まれたとしてもそのカードをコストとして場から退かして苦しい状況を打破しやすいかもしれません。
こんな感じの盤面を目指します
それでは早速レシピから見ていきましょう!
デッキレシピ
【白き森】【エルドリッチ】の2テーマを中心に構成しています。
ロックを早く行うというよりは中盤以降で相手を苦しめるのが理想です。
《カードガンナー》の存在からもわかる通り、積極的に墓地を肥やしてデッキを圧縮しながら回していきます。
はじめに言っておくと、このデッキの《カードガンナー》はかなり強いです。
【白き森】や墓地で発動するカードを沢山落としてもらいます。
それでは各テーマの役割を説明していきましょう!
各テーマの役割
【白き森】
まずは採用している各カードの効果を図にまとめます。今後のオフ会や動画で目にする機会も増えるでしょうからみんなで覚えていきましょう。
メインデッキ
《アステーリャ》《リゼット》といった下級モンスター+魔法・罠カード(【白き森】以外でも可)があれば、レベル6の【白き森】シンクロモンスターである2体に繋げることが出来ます。
その後、素材となり墓地に送られたレベル4チューナーである《シルヴィ》《ルシア》が任意のタイミングで【白き森】シンクロモンスターをエクストラデッキにも戻しつつ墓地から自身を特殊召喚していくことで《アステーリャ》《リゼット》の墓地効果のトリガーとなります。
非チューナー組は手札と場と墓地を
チューナー組が場と墓地を行ったり来たりする感じです。
このチューナーたちの【白き森】シンクロモンスターをEXデッキに戻しつつ自身を特殊召喚する効果をフリーチェーンで使える点がかなり特徴的です。
単純にシンクロモンスターが除去されそうになったら逃がすというサクリファイス・エスケープのような使い方も出来ますね。後程この動きを利用したコンボを紹介します!
シンクロチューナーである《シルウィア》《ルシエラ》の効果が強力です。
特に《ルシエラ》は【白き森】カードに加えて「光属性・魔法使い族」というとんでもなく広大なサーチ範囲をしています。
この光属性・魔法使い族の中に該当するカードからテーマ単位だけで見ても
【センチュリオン】【オルターガイスト】【覇王門】【ドラグマ】【エクソシスター】【ウィッチクラフト】【魔導獣】【ブルーアイズ】【ライトロード】【Em】…etc
多くのテーマとも結びつけれる拡張性の高さを感じさせますね。
シンクロチューナーであるこの2体を絡めつつレベル8の《ディアベル》がシンクロ召喚出来れば” 墓地の魔法・罠カードを何でも回収 "というとんでもない効果をしていますので、ターン1の制限のない強力な魔法カードを使うもよし・制限カードを拾うもよしと使い方は様々です。
でも、この効果ありきでデッキ組むのはちょっとハードルが高いのでここに関しては墓地肥やしの過程で落ちちゃった魔法・罠拾えるの良いなくらいに思っています。
魔法・罠
先程のモンスターたちを見たうえで【白き森】魔法・罠の共通効果を読み解くと、大きな特徴としてはモンスター効果の発動のために墓地に送られたコストが帰ってくるという点。
《カード・ガンナー》大歓喜!!
「コストが帰ってくるならアドが稼げそう」と思いたいところですが【白き森】モンスターたちが自身の効果発動のために魔法・罠をコストにするものが多く、テーマとして動こうとすると同一ターン中にコストを払う行為を重ねていくので結果的に魔法・罠の消費は多くなってしまうのです。
確かに1回コストとして墓地に送られたものは場にセットされるのですが、そのカードをまたコストにしてしまうとそのまま墓地に送られて終わりです。
魔法・罠の種類が手札に確保できてないと意外と場にカードがたまらないのです。
召喚権は使うものの《リゼット》によるサーチから《シルヴィ》を持ってくるとこういった点をカバー出来ます🙆🏻♀️
なので継続的盤面を維持するなら魔法・罠に関しては「盤面にキープすること」「コストを確保すること」が重要だと個人的には思います。
コストで魔法罠を消費していくのに、盤面にカードを残しながらコストを確保していくというのは矛盾をはらんでいますよね。
これが【トイ】の相性の良さにも通ずる部分です。ああいったコストが盤面に帰ってくるものが多くなれば、そのぶん盤面の確保もしやすいですよね。
今回は【トイ】は使いませんが、先ほど挙げた重要事項である
「盤面に魔法・罠をキープする」
「コストとなるカードを確保する」
それぞれの課題に対しての答え合わせも兼ねて他の採用テーマを解説していきます。
【エルドリッチ】
【エルドリッチ】関連のパーツを採用した理由はずばり3つ!1つずつ解説していきます。
① 魔法・罠のセットを増やせる
今回採用している【エルドリッチ】内の魔法・罠カードはいずれもデッキや手札・墓地から《エルドリッチ》を特殊召喚する効果に加え、罠モンスターを特殊召喚するもの、さらに墓地で発動する各種対応の魔法・罠カードをデッキから直接セットする効果があります。
(エルドリクシル⇒黄金郷をセット)
(黄金郷⇒エルドリクシルをセット)
いずれか一つの効果なので、基本は場の効果か墓地効果を選んで発動していくことになります。場で発動したものの墓地効果を使おうとすると次のターン以降になってしまうという訳です。
【白き森】のコストとして墓地に送る都合で、採用種類を増やすほど発動してから墓地に送られた後ターンをまたいで発動といった時間を短縮し場と墓地とで効果をそれぞれ発動しやすくなるので種類を増やしています。
デッキからセットできるのは言ってしまえば【白き森】のコストをデッキから確保しているようなものです。そんで《五虹の魔術師》にも好相性。
② 罠モンスターをコストにできる
先程デッキからセットできる点が好相性という話をしましたが【エルドリッチ】テーマ内の罠カードの中には「罠モンスター」となって盤面に展開されるものがあります。
この時《エルドリッチ》がいれば「墓地除外」「場のカードを破壊」「攻撃力をゼロにする」等の追加効果を適用することができるのですが、この「罠モンスター」たちはモンスターゾーンでも罠カードとして扱われます。これがなにを意味するのか…
(答)【白き森】のコストになれる
コストとなる魔法・罠カードについては表裏の条件は無いので、モンスターゾーンに展開された罠モンスターたちをコストにあてることで墓地効果発動の準備を整えつつ【白き森】の動きに繋げることが出来ます。
《五虹の魔術師》と組み合わせる都合的にも魔法・罠ゾーンや手札以外からコストとして墓地に送れる点が非常に相性が良くて便利です。
③ 《エルドリッチ》が魔法・罠カードをコストにする
最早言うまでも無いですが《エルドリッチ》には手札から発動し除去(墓地送り)を飛ばす効果、さらに墓地で発動し手札に戻ってきてそのまま特殊召喚できる(任意)効果の2つがあります。
この2つの効果に共通するのは魔法・罠カードをコストとして要しているという点です!
【白き森】魔法・罠カードをコストにあてれば場にセットされ帰ってきますし、墓地に《アステーリャ》がいれば蘇生効果の条件も満たせます。
【白き森】カードと組み合わせることで、実質 自身1枚で場のカードを墓地に送れる・ノーコストで墓地から手札に帰ってくるカードに化けます。
以上の要素が【白き森】との相性、そして《五虹の魔術師》との相性にも繋がるため【エルドリッチ】を採用しました。
テーマとしての解説は以上!
ここからはデッキの中のコンボなどお伝えします!
お気に入りコンボ
テーマの採用理由などで話せていない部分からいくつかか紹介します。
①《仁王立ち》+【白き森】チューナー
いずれも墓地効果を使います。まずは《仁王立ち》で自分の【白き森】シンクロモンスターのみを攻撃対象にします。
そして《シルヴィア》《ルシア》のいずれかで戻してあげるとあら不思議。相手はなぜか攻撃することなくターンを終えてしまいます。
俗にいう”仁王立ちΩ”のような使い方が出来ます。
対戦相手がセット多用するタイプのデッキであってもこれなら一安心ですね。
②《シルウィア》+《五虹の魔術師》
《シルウィア》は特殊召喚成功時の効果で相手フィールドのモンスターを全員裏側守備にしたうえで魔法使い族・幻想魔族のシンクロモンスターに「守備貫通(2倍)」を付与するので、裏守備にしたモンスターを攻撃すると多くダメージが与えられるというデザインをしています。
しかし《シルウィア》の攻撃力は元々で1900、自身の永続効果でアップして2400なので相手モンスターの守備力がよほど低くない限りは与えられるダメージもそこまで大きくなりません。
相手の守備力を下げようにも裏側になっているので参照して下げることも出来ません。
???「相手の守備が下がらないなら自分の打点をあげればいいじゃない」
そこで《五虹の魔術師》の出番です。
セットカードが4枚で魔法・罠ゾーンを埋めれば自分のモンスター全員の攻撃力を元々の攻撃力の倍に固定するので《シルウィア》の攻撃力は3800になります。
ここで止まらず、さらに《シルウィア》の永続効果による攻撃力アップ(500)が適用されます。これにより結果的に4300にまで攻撃力が上昇します。
(※公式裁定確認済)
これなら相手モンスターの守備力が仮に3000あったとしても
(4300-3000)×2=2600
とそこそこ大きめのダメージが狙えます。
逆に相手の守備力が0なら
(4300-0)×2=8600
といったように一気にワンキル級の大ダメージが通ります。
盤面状況と共に裁定は公式に確認したので大丈夫だと思いますが、とにかく打点やダメージはかなり大きくできるということです。
③《妖眼の相剣士》+【白き森】チューナー
《シルヴィ》《ルシア》の効果で自身を効果無効にして特殊召喚することができるので任意のタイミングで効果が無効化されたモンスターを用意し《妖眼の相剣士》を手軽に特殊召喚します。
肝心の《妖眼の相剣士》自体はシンクロモンスターである《ルシエラ》の効果で簡単にサーチ出来るので序盤の初動ついでに手札に揃えやすい点も相まってかなり強力です。
効果を使った後、あるいは効果を無効にされてしまったら盤面の4チューナーとそのまま12シンクロとしゃれこむことも出来ます。
エクストラデッキ
エクストラデッキ内のカードで【白き森】モンスター以外で説明しときたいモンスターたちをさらっと紹介します。
《マスラO》
手札からセットするということは手札が減るということです。補強しましょう。
《仁王立ち》で不意に相手を〇せるのが普通に怖い。
《アークシーラ》
《五虹の魔術師》を守りたい。自身の効果で魔法・罠カードを持って来れる点も好相性。
《銀河光子竜》
光属性の打点補強が出来る点+【エルドリッチ】罠モンスターのレベル(5・8)を「4」か「8」に調整してあげることでエクシーズやシンクロしやすく整えてあげます。
《白き森のわざわいなり》のシンクロ召喚のレベル合わせにもめっちゃ役立ちます。
《フォトン・エンペラー》落としてさらに光属性を展開する効果が【白き森】にバチコリハマっています。
サンキュー、オスカーさん!
サーチした《ギャラクシー・クィーンズライト》で大型エクシーズの展開も狙えたり浪漫要素もあります。
《銀河の光子卿》
サーチ効果と相手モンスターの効果無効を併せ持つ…♣︎❤︎
《ギャラクシーデストロイヤー》
巨大ロボットは漢の浪漫🤖
相手の魔法罠全ブッパしたうえで《五虹の魔術師》適用して打点10000のデストロイパンチを夢見ています( 👊 ˙-˙ )🌈
【トロイメア】リンク
【白き森】魔法・罠をコストにしたいね。《ユニコーン》のドロー効果を積極的に狙います。
以上!エクストラデッキの概要でした!
デッキの動かし方
では各カードの役割を説明したところで、どのように意識してデッキを動かすのを序盤〜終盤にかけてお伝えします!
序盤
【白き森】カード達でサーチやドローを重ねて手札・盤面にカードを集めながらデッキを圧縮する。【エルドリッチ】罠カードなど魔法・罠を多く伏せて終わる想定。
中盤
《仁王立ち》などで相手の攻撃を防ぎながら【エルドリッチ】関連のカード達で着実に除去していく。このあたりでコストが戻ってくる点がより一層強く感じれると思われます。
終盤
《五虹の魔術師》を適用してしっかりダメージを通す。《五虹の魔術師》をPゾーンに発動する前には少し無理をしてでも《アークシーラ》や《バリケイドベルグ》を置いて守れる状態になってから置くようにします。
最後の最後には【トロイメア】リンクモンスターたちで【白き森】魔法・罠をコストにしたり、ドローにより引いた魔法・罠をセットすることで除去と 《五虹の魔術師》の効果適用を両立します。
以上がデッキの動きです。
あとがき
最後まで読んでいただき有難うございました!
デッキ名は「ミダスノモリ」です。これは「ミダスの森」をカタカナ表記したものです。
ここで言うミダスとは「王様の耳はロバの耳」でお馴染みのミダス王のことです👑
触れたものを黄金に変える力を手にした人物とされています。
【エルドリッチ】【白き森】で特に奇をてらうことなくシンプルな名前にしようかなと思い命名。
スリーブも気合を入れました。サンキューMTGサプライ!
【白き森】は情報解禁当初【トイ】との相性が話題になるなど、そこまで魅力を感じなかったのですが、触ってみると「コストが思いのほか重い(駄洒落ではない)」など表面的には感じにくかった発見が色々あったのでまずはひとつ、デッキにしてみました!
「魔法・罠のコストをどう他のテーマやカードと組み合わせるか」で工夫し甲斐のあるテーマだと思いますので、皆さんも是非手に取られてみてはいかがでしょうか?
オフ会参加の見通しは全然立ちませんが、しっかりデッキの刃を研いで然るときに備えて準備しておきます!
GWはリモート三昧で楽しみます!!
ちょっとした催しみたいなものを考えたのでもし都合が合えば是非皆さんもリモートで楽しみましょう!