露久ふみ『后宮のオメガ(上)』ネタバレ感想―豪華絢爛王族オメガバース！

装飾品ジャラジャラの美形に惹かれて読んでみました『后宮（こうぐう）のオメガ』！

攻めの黒髪褐色たれ目のハーリドがショタからいい男に成長するのがいいですねぇ……
ストーリーは思ってたより王国内の争いが中心でしたが、筋は王道なので安心して楽しめます！

本記事は『后宮のオメガ(上)』のネタバレを含む感想です。
未読の方はご注意くださいませ！

『后宮のオメガ(上)』こんなワードが刺さる人におすすめ！

#オメガバース
#年上受け
#年下攻め
#年の差
#金髪受け
#黒髪攻め
#王族
#政略結婚
#後宮

受けと攻めの容姿が対照的で綺麗！　王族同士の結婚物語なので画面も豪華絢爛です。
後宮ものだけど、他の后や側室が出てこないので純愛好きにもおすすめ！

『后宮のオメガ(上)』書誌情報

著者	露久ふみ
レーベル	ディアプラスコミックス
出版社	新書館
発売日	2023年11月15日

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『后宮のオメガ(上)』カップリング

ハーリド…ハヌ国の少年王。褐色の肌でたれ目のα。先王の三男かつ妾腹だが、持って生まれたカリスマ性で即位する。

×

イリヤ…ロメリダール国の13席王子。白い肌と金髪のΩ。母国ではモノのように扱われ、国同士の政略結婚でハヌ国に嫁ぐ。

『后宮のオメガ(上)』超個人的レビュー！

ストーリー
絵
エロス
安心して読める王道ストーリー

絵は基本綺麗なんですけど、モブの顔（たまに主役も）がギャグかってくらい適当なコマがあるのが気になりました。

エロスは攻めがまだ幼いのでほぼありません。受けの発情期描写がちょっとあるくらい。下巻に期待！

『后宮のオメガ(上)』あらすじ

雪深い小国の王子として生まれたイリヤは、Ωという自分の性のため、国の駒として豊かな南国ハヌの王家に嫁いできた。
ハヌでは「オメガは神の使い、神がもたらした奇跡」と自分の生まれを肯定され、夫となる王ハーリドとも年の差がありながら温かい交流を持ち、少しずつ心が癒されていく。

そんな中、ハーリドの兄・ザインが遊学していた他国から帰ってきたことで事態が動く。
「遠征中のハーリドが死んだ」と宣言したザインは、イリヤに体を差し出せと迫るが、イリヤは拒絶しハーリドの後を追う覚悟で崖から海へと飛び込む。

次にイリヤが目覚めると、そこはハーリドとザインの兄・アミルが営む孤児院だった。
保護されてから8年の月日がたち、戦火に包まれたハヌでは聡明なリーダーのもと反乱軍が組織されつつあった。

国王軍の兵士に襲われ命の危機にあったイリヤを助けたのは、あの日の少年王に似た青年で――！

『后宮のオメガ(上)』ネタバレ感想

下巻の表紙や上巻のカラー絵で大人になったハーリドが描かれているので、ハーリドの初登場がショタでびっくりしました！
でもショタのハーリドの服に着られてる感とたれ目が可愛い～～。

ただ、「ハヌは王族でも自由に道を選べる・三男のハーリドが王位に就いたのはカリスマがあるからだ」という設定は、ハーリドが幼すぎてちょっと説得力がないかな……。

ハーリドがイリヤにあげた虎のタルジュがめっちゃ可愛い！動物は癒し！しかも成長することで時間の経過も表現できて便利！

悪役のザインですが、小物すぎて「こいつは本物の脅威にはならないな～」ってのが丸わかりで、かえって安心して楽しめるストーリーです。

ラストでハーリドが登場するのはもうお約束で気持ちいい展開！
下巻で巻き返しが始まるんだなと期待が高まります。

個人的に一番好きなキャラは侍女のスゥヤ！
こういう「ご主人命！どこまでもお供します！」系キャラ大好き人間です。
ただこういうキャラは主人の盾になって退場することも多いので注意が必要です……（心配）

オメガバースなのですが、エロスはちょっとだけ。
でも発情期のイリヤの本能まる出しシーンはエロいっす……

イリヤが結婚からずっと付け続ける貞操の証の首輪も奥ゆかしいエロスがありますね。
下巻での項噛みシーンに期待大です！

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