三五郎の車中泊の旅

車中泊でしか分からない、
 歩かないと見付けられない、 
  今そこにある感動を逃したくない。
       

拝啓、小林一茶殿

2023年12月12日 | エッセイ
早いもので今年も残すところ三週間足らずとなりました。

古人曰く、「光陰 矢のごとし、時 人を待たず」
現役の頃はそうでもなかったのですが、退職して気ままに自堕落な生活を送るようになると、直のこと月日の過ぎ去るのが早いのなんの。

それでも年の瀬ともなれば「あれもせにゃならん、これもせにゃならん」と何かと気忙しくなるというもの。
現役ともなれば直のこと。

  「ともかくも あなたまかせの 年の暮れ」 (小林一茶)

いよいよ年が暮れようとしているのに予定していたことの未だ終わりの見えない焦りの中で気持ちだけが先走る。
焦ったところでなんの解決にもならず、いよいよ他人にあたり散らかし人にあたったところでなんにもすすまず、
そんな時、コレです。
やらなくてはならないことを考えるより、やらなくてもいいことを考えて予定を減らす。
他人まかせにできることはまかせる。
ついにはどうしてもやらなければならんことがなくなる。

これはなにも年の瀬に限ったことでもなく、一年中なにかに追いかけられているような気の休まることもない平生にあって、少しは肩の力を抜いての
「あなたまかせ、」なのであります。

まあ、一茶殿に聞いた訳ではないので何とも言えませんが、なるようになる!


白馬・八方尾根

2022年10月26日 | トレッキング
10月21日(金曜)
白馬・八方尾根に来ました。
じつは先週も来たんですが、お隣の栂池自然園の紅葉が終盤なのでそちらへ行きました。
駐車場まで行って、ゴンドラに乗って、頂上まで行って、おや???
ありゃ、ここ何年か前に来たことあるわ。(もっと早く気づけよってはなしです)
まあ、せっかくなので一番奥の展望湿原までは行ってみました。

前回きたときにはガスが出ていてなにも見えなかったので、今回は曇ってはいたけど雲海まで見えて来た甲斐がありました。

ただYutube用の撮影をしながら歩いた前回よりも明らかに時間がかかりました。

運動不足と歳のせいで明らかに体力がおちてます。

というようなことがありまして本題の八方尾根です。

1830メートル、リフト終点の八方池山荘近くからの眺望です。

さあ八方池までのトレッキング開始です。

メッチャ天気いいし今日はどんな景色に出会えるんだろう、、、ワクワクしますねー

途中、近道のゴロタ道と遠回りにはなるけど歩きやすい木道との分かれ道


私は迷わず木道コースへ

近道へ向かった人たちはどんどん登って行きます。

私の方はなだらかなゴロタ道を少し登ると木道になりました。


所々に休憩所もあり歩きやすいです。


木道とゴロタ道が交互に現れ石の階段を登り切ると道が合流、第二ケルン(2005メートル)です。


ここまで来れば八方池まであとちょっと、迫力の白馬三山です。


振り返れば、登って来たなだらかな道が後に続く、、、


八方池が見えてきました。


2080メートル、第三ケルンです。


第三ケルンの下が八方池。


残念ながらこの日は強風で、水面が波立って何も写りません。
波がなければこんなふうに見えるそうです。

それでも、高そうなカメラを三脚に構えている人達は風が止むのを待っているのかその場を動こうとはしません。

池のほとりには小さな祠が、、、飯森神社奥の院。

ここで昼食のおにぎりを食べました。

こんな景色には出会えなかったけど、


最高の天気で楽しい1日でした。


動画はただいま編集中です。














やがて分かり合える

2022年09月24日 | エッセイ
金子みすゞさんの「さびしいとき」を少しだけいじらせてもらいました。

   私が寂しい時、他の人は知らないの
   私が寂しい時、お友達は笑うの
   私が寂しい時、お父さんは優しいの
   私が寂しい時、お母さんも寂しいの

よく、「人の身になって考える」と言いますが、そんな相手の立場に立って理解することはそう容易くはない。
人は私のことを何も分かってくれないと苛立ちと孤独感に苛まれることがあるが、私自身も相手のことを分かろうともしていないことが往々にしてあるもの。
なにか問題が起きる、自分がその問題の当事者となったとき、「あれはどうすればよかったのか」「これからどうすればいいのか」など、過ぎ去ったことやまだ来ぬ先のことで思い悩み眠れない夜を過ごすこともこともあるでしょう。

   過去と他人は変えられない
   未来と自分だけが変えられる

今考えてもどうにもならないことは、実際にそのときになってから向き合えばいい。
分からないこと、分かってくれないことは、やがて分かり合える日がきます。
このお母さんのように。


乗鞍・剣ヶ峰

2021年10月06日 | トレッキング
10月2日

先週に続いて今年二度目の乗鞍です。
なにも2週続けて行かなくてもと思うのですが、カメラの電池切れで行ったのか行かなかったのか、記録に残せなかったのが心残りでの再びです。

先週登った「富士見岳」

2度は登りません。

前回の記事終わりで「今度はせめて『摩利支天岳』(2872メートル)くらいは登ってみるかな。」と綴ったのでさっそく向かいました。

違う違う、そっちは「剣ヶ峰」、ここの分岐を右へ行かねば・・・、ってだぁれも右へ行かない。

なんか、摩利支天に行く雰囲気ではない。
人の動きに流されて、つい登山届を出す私。


途中「肩の小屋」という山荘で大勢休憩してたので、まさかみんな剣ヶ峰に登てきたわけではないだろうと聞き込み。
何人かに聞いたがみんな行ってきたとのことで、「1時間ほどで行けますよ。」とのこと。
まあキツかったら途中で戻れはいいだけのこと、とりあえずは向かってみることに。

勾配はそんなにキツくなく、登山道もわりと歩きやすい。

なんだかんだで稜線まで登ってくることができました。


山の反対側、火口跡でしょうか。

どこの山に行っても、だいたい火口跡は池になってることが多いです。

とにかく山頂までもう少しと思っていたら、なんともう一山向こうが本当の剣ヶ峰でした。

このお椀を伏せたような山では、皆さんカップラーメンを食べたりお弁当を食べたり、なんかいい匂いが漂ってきます。
私も登頂したらここでお昼を食べよう。

さてもうひと踏ん張り。


各地の緊急事態宣言解除の余波か、山頂近くになるとスゴイ人混みで前に進めなくなりました。

こうなりゃ慌ててもしょうがないので人混みの後ろをついて行きます。
後ろからも人がどんどん上がってきて、ソーシャルディスタンスもヘッタクレもありゃしません。

30分以上並んだかな、なにはともあれ「剣ヶ峰」(3026メートル)登頂。

思っていたよりはキツくはありませんでした。
先週の「富士見岳」の方がよっぽどキツかったです。
まあ、何人もの人に追い越されはしましたけどね。
面白かったのは登りでスイスイと追い越していった二人組の若者が、降りるときは腰を落として岩に手を付き、ほとんど四つん這いで恐る恐る降りて行く横を、私は岩の頭をヒョイヒョイと蹴って駆け下りて追い抜いた。
登る体力はないが、いつも川で石の上を歩いているせいか岩の上を駆け下りることに恐怖心はない。
実際、怖がって岩の間の砂利場を降りている人は踏ん張りが効かず、何度も滑って尻もちをついていたので岩の上に足を掛けて降りた方が安全なのかもしれない。

先程のお椀山で持参の弁当を食べて「肩の小屋」から紅葉の綺麗な「乗鞍エコーライン」の「肩の小屋口」へ向かって降りることにした。


岐阜県側の「乗鞍スカイライン」は這松の繁る雄大な景色なのに対して、長野県側の「乗鞍エコーライン」は紅葉が見事な景色です。


2週つづけての乗鞍トレッキングでしたが、楽しかったですね~。
剣ヶ峰、また登ろうかな。

動画です。











乗鞍散策

2021年09月25日 | トレッキング
9月25日(金曜日)

先週の3連休に続き、今週は金曜に休みを入れての4連休です。

以前、長野県側からバスで畳平まで上がって紅葉の山の中を歩いて下ったことがあるけど、今は岐阜県は緊急事態宣言がでているので今回は岐阜県側からの「乗鞍スカイライン」でのアプローチです。
紅葉を楽しむならば間違いなく長野県側の「乗鞍エコーライン」で上がったほうがいいでしょう。

畳平の駐車場入り口が県境になっているので、今回は山登りを楽しんでみたいと思って来ました。
まあ、山登りとは言っても入山届がいるのは乗鞍最高峰の「剣ヶ峰」(3026メートル)だけなので、今回登った「富士見岳」(2817メートル)は散策と言っていいでしょう。
がぁ、最近は運動不足で頂上に立つまでに何度も休憩しました。

富士見岳に登る途中からみた畳平駐車場


同じく「お花畑散策路」方面

山の稜線と雲海のコントラストが見事でした。

でまあ一応頂上まで登るには登ったんですが、なんとカメラの電池切れ。
Youtubeに載せる動画を撮るつもりで来たのが、動画どころか静止画すら撮れない。

なんとも中途半端な気持ちで、弁当だけ食べて早々にバスに乗って山を下りたんですが、久々にヒーハーヒーハーと思いっ切り空気を吸い込んで、肺が洗われたようで気持ち良かったです。

今度はせめて「摩利支天岳」(2872メートル)くらいは登ってみるかな。