パワハラ体験
名前:Iさん
年齢:40歳
性別:女性
仕事:IT企業でのキーパンチャー
勤務年数:5年
自分の性格:内向的、新しい人とできるだけ話そうとするがその内に話しづらくなる。
私より数年前から会社に在職していて、同じ部署・同じ担当にいた4歳年下のお局様。
多分、私がするミスが気に障ったのと、そもそも生理的に受け付けなかったのだろうと思います。
こなした作業のチェックを相互にするときに、私の作業でミスを見つけると
「この人ミスした!」と隣の人に見せつけて、笑っていました。
とにかく自分の気に入らない人のことを
上司でも構わずに「使えない。」「死ね。」「タイピングの音がうるさい。」「あなたが使うハンドクリームの匂いが気に入らない。」とこき下ろす人で
他の担当で在籍年数が長い方に聞いてみたところ、「前に同じ担当にいた人たちが、もっとアクの強い人で、そういう人たちに毒された結果な人。ただ、彼女以外の人が辞めても、残った彼女が後輩をいびって辞めさせてしまうから
「新しい人が居つかずに仕事が回らず、上司も彼女をやめさせられない。」とのことでした。
会社としても、お局さんのことは厄介に思っていたようです。
「私自身のミスがないとは言わないけど、本人のミスがないわけじゃないのに。」と思うとイラつきました。
彼女のおかげで、月曜日の朝がとにかく憂鬱。
だけど、会社を辞めて転職先を探すのも、自分が負けたようで悔しい気持ちになりました。
Iさんのとった行動
トイレに行ったお局さんが30分後に戻ってきたかと思うと、急にバッグをつかんで泣きながらフロアを出ていこうとし、フロアの出口のところで過呼吸を起こして倒れました。
以前、脳に病気があることを前に聞いていたため、とっさに感じる事が出来ましたが、倒れた時に一番近くにいた私と人事部長が救急車で付き添うことになりました。
病院で処置を受け落ち着いたところで、ふと「お局さんから他の人たちの悪口を聞かされるのが、とにかくストレスになっている。」と翌日の事情聴取のような場で、人事部長と直属の上司に話しました。
「そんな事があったのか・・・」と周りの人にもヒアリングを行い結果、お局さんを他の担当へ配置転換し、席も業務中に春美さんが視界に入らないよう、背中を向ける位置になりました。
また数日後、上司たちからお局さんに話があったらしく、同じ担当のメンバーが会議室に集められ「嫌な思いをさせてしまい、申し訳ありませんでした。」と謝罪がありました(私は「今まで言われていた立場なので、謝罪をされてもすぐに“はい、そうですか。”とは言えないのが本音です。」とだけ返しました)。
Iさんの相談相手
同じ担当の従業員は遠巻きに見ていて、「触らぬ神に祟りなし。」を決め込んでいる人が多かったと思います。
他の担当の従業員の方が、自分に直接被害が及ぶ可能性が少ないためなのか、上司に「お局さんの態度がひどくて、目に余る。」と報告をしてくれていました。
パワハラ体験を聞いて
「新しい人が居つかず、仕事が回らないので辞めさせる事が出来ない」というのは、体験した時ある人多いのではないでしょうか。
そういう雰囲気の所は直感的に感じる事ができ、新人さんは嫌います。
意外と暴言を吐く人は逆に言われるのに弱かったりします。
でも相手に付き合う必要はありませんので、きちんと証拠を持って上司に提出した方が良いと思います。
職場の雰囲気ってあまり意識した時がないですが、この話を聞いてとても大事だなと思いました。