こんにちは。私は統合失調症と診断されて数年が経ちました。最初は「え、なんで私が?」と思ったし、病気のこともよくわからなくて、すごく不安だった。でも、今は少しずつ自分なりの向き合い方を見つけて、前より落ち着いて過ごせるようになってきた気がする。
とはいえ、やっぱりつらいときってあるよね。幻覚や妄想がひどくなったり、気分が落ち込んで動けなくなったり、人と話すのが怖くなったり…。そんなとき、他の統合失調症の人たちはどうやって乗り越えているんだろう?と思って、いろいろ調べてみました。今回は、私と同じように統合失調症と向き合っている人たちの「つらいときの対処法」を紹介していきます。
目次
1. まずは「つらい」ってことを認める
「つらいときは無理しないで」とよく言われるけど、そもそも自分が「つらい」ってことを認めるのって意外と難しいんだよね。私も最初のころは、「こんなの甘えなんじゃないか」とか、「もっと頑張らなきゃ」って思って、無理をしちゃってた。でも、そうするとますます苦しくなるだけだった。
他の統合失調症の人たちの話を聞いていると、「つらいときはまず『つらい』って自分に言ってあげるのが大事」という声が多かった。確かに、心の中で「今すごくしんどい」って言葉にするだけでも、少し気持ちが落ち着く気がする。それに、周りの人に「今日はちょっと調子が悪いんだ」と伝えられたら、もっと楽になれるかもしれない。
2. 安心できる場所に逃げる
統合失調症の症状がひどくなると、いつもの場所が急に怖く感じたり、人の目が気になったりすることがある。そんなときは、無理に頑張ろうとせず、「自分が安心できる場所」に逃げるのが大切。
たとえば、ある人は「お風呂に入ると落ち着く」と言っていた。シャワーの音って意外と落ち着くし、温かいお湯に包まれると安心感があるんだよね。他にも、「お気に入りのぬいぐるみを抱きしめる」「布団の中にくるまる」「静かなカフェでぼーっとする」といった方法をとっている人もいた。
私の場合は、お気に入りのアロマを炊いて、部屋を薄暗くして、ふわふわのブランケットにくるまると少し楽になる。安心できる空間を作ることって、すごく大事なんだなって思う。
3. 「自分を守るルール」を作る
統合失調症の症状って、ストレスや疲れがたまると悪化しやすい。だから、自分なりの「無理しないルール」を作るのが大切だと思う。
たとえば、
- 夜更かしはしない(睡眠不足は大敵!)
- SNSを見すぎない(情報が多すぎると頭が混乱する)
- 頑張りすぎない(できるときにできることをする)
- 「大丈夫?」って聞かれたら「ちょっとつらい」と言ってみる(無理に「平気」って言わない)
こういうルールを決めておくと、「あ、今しんどいな」ってときに自分を守ることができる。ある統合失調症の人は「『頑張らなくてもいい』って書いたメモを部屋に貼ってる」って言ってた。目に見える形でルールを残すのもいいかもしれない。
4. つらい気持ちを紙に書く
言葉にするのが難しいときは、ノートに気持ちを書いてみるのもおすすめ。統合失調症の人の中には「頭の中がぐちゃぐちゃになってきたら、とりあえずノートに全部書く」という人も多かった。
書くときは「きれいにまとめよう」とか「ちゃんとしなきゃ」と思わなくていい。ただ思ったことをそのまま書くだけでOK。「今めちゃくちゃしんどい」「なんでこんな気持ちになるんだろう」「とにかく休みたい」みたいに、どんな言葉でもいいから書く。
書いてみると、自分の気持ちがちょっと整理されて、「ああ、こういうことで悩んでたんだな」って気づけることがある。私は日記アプリを使ってるんだけど、読み返してみると「このときもつらかったけど、ちゃんと乗り越えられたんだな」って思えて少し自信がつくこともある。
5. 「大丈夫」って言ってくれる人と話す
統合失調症って、なかなか周りに理解されにくい病気だから、「誰かに話してもわかってもらえないんじゃないか」って思っちゃうこともある。でも、話せる相手がいるだけで心が軽くなることもあるんだよね。
私がつらいときに連絡するのは、昔からの友達。病気のことは全部話してないけど、「ちょっと最近しんどいんだ」って言うと「そっか、大丈夫?」って返してくれる。それだけで少し安心する。
あと、同じ統合失調症の人たちと話せるオンラインコミュニティもあるみたい。Twitterやブログで同じ病気の人を見つけると、「この気持ちわかる!」って共感できることも多い。
まとめ:一人じゃないから大丈夫
統合失調症になると、「私だけがこんなにつらいのかも」って思いがち。でも、実際には同じような経験をしてる人がたくさんいて、それぞれの方法で乗り越えているんだよね。
つらいときは、
- まず「つらい」と認める
- 安心できる場所に逃げる
- 自分を守るルールを作る
- 気持ちを紙に書いてみる
- 「大丈夫」と言ってくれる人と話す
こうやって少しずつ、できることからやってみよう。私もまだまだ模索中だけど、一緒にゆっくり進んでいけたらいいな。
大丈夫。つらいときは、ちゃんと休んでいいんだからね。
コメントを投稿
別ページに移動します