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月の裏側〜reprise〜

NO.251 映画「モンタレー・ポップ」

ここ暫くの音楽映画三昧。見たいと思っていた「モントルー・ポップ」、

何とか上映期間内に間に合いました。

 

1969年のウッドストックの2年前、

モンタレー・ポップ・フェスティバルが開催されました。

この時期は、ビートルズの「サージェントペパーズ・ロンリーハーツ・クラブ・バンド」が発売されています。

今までシングルの寄せ集めだったアルバムですが、この「サージェント~」以降、

アルバムの曲目や曲順に大きな意味を持つようになります。

そしてモントルーのフェスですが、60年代終わりに相次いで亡くなる

ジミ・ヘンドリックスやジャニス・ジョプリン、

そしてオーティス・レディングが出演している重要なフェスとなっています。

 

この映画は、モンタレーのフェスの記録映画として製作されましたが、

日本では劇場公開はされず、今回、レストアされた4K・5.1CH版という

最良の状態での初公開となります。

兎に角、50年以上前の映像とは思えないほど画像が奇麗です。

まずそれに感動。ママス&パパス、キャンド・ヒート、

カントリー・ジョー&フィッシュといった

通は喜ぶようなグループも参加していますが、

やはりジャニス・ジョプリンの熱唱は心を打ちます。

 

 

最初見た時に「え?」と思ったのが、エリック・バードン&アニマルズの

「黒くぬれ」ローリングストーンズのカバーですが、

冒頭のバイオリンから圧倒されました。こんなにカッコいいグループだっけ?

 

 

そしてジミヘン以外にもギターを破壊していたのがTHE WHO。

最後にはドラムセットも倒されて、収拾がつかない状態に。

でも「マイ・ジェネレーション」はカッコいいです。

 

 

そしてモンタレーと言えば、ジミ・ヘンドリックスの演奏。

「ワイルドシング」は、映画「メジャーリーガー」でカバーされ、

今も聴く機会が多い曲ですが、ジミ・ヘンドリックスもカバーしています。

この時の演奏は、ギターを背中にまわして演奏したり、

マイクスタンドにギターを擦り付けたり、そして最後にはギターに火をつけて

更には破壊するというパフォーマンスを見せています。

今やったら、即退場でしょうね。

 

 

そして映画の最後を飾ったのは、意外にもラビ・シャンカール。

当時のサイケデリックカルチャー全盛期には、

インドの音楽は神秘的と感じられウケていたのでしょう。

まさか20分近くの演奏が流れるとは思っていませんでした。

今は聴く機会が少ないので、シタールやタブラ(太鼓)

に触れられるいい機会だったと。

因みに、ノラ・ジョーンズは、彼の娘だと初めて知りました。

 

 

全体的に編集が雑で

観客や周りの様子の割合が多いのが気になりましたが、

当時のファッションとかも見ることが出来て、

それはそれでよかったのだと思いますね。うん、見れて良かったです。


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コメント一覧

sakaki45
Psycho‐Chickenさん、コメントありがとうございます。

デロリアンだと故障したら戻れなくなるので、ナイト2000で勘弁してください。

ジャニスの熱唱は鳥肌ものでした。たとえバックがショボくても
彼女の声は、それだけでインパクトありましたからね。
年を取ってからの歌がどうなっていたのか、聴いてみたかったものです。

「キリング・フロアー」、この演奏も映画で観たかったですね。
最初のギターのカッコいい事。そしてミッチ・ミッチェルのドラムも負けていないですね。
やはりジミヘンは特別な存在だなと。

https://www.youtube.com/watch?v=TSntS5RZkrA
Psycho‐Chicken
サカキさん。お早うございます。映画♡⁠(⁠Ӧ⁠v⁠Ӧ⁠。⁠)♡⁠MONTEREY・POP〜美味しいですよね〜🤟。観に行きたい〜。今宵、TimeMachine…デロリアンでもチャーターして御一緒しませんか?。そうそう…サカキさん
…途中ホームセンターに寄って帰りの予備の燃料(カク)←アブネェ〜💦…も仕入れとかないとね…w。ジャニスの鳥肌もんの歌声が心の襞に刺さってきます。ホールディングカンパニーの演奏が少々、ショボいので、ジャニスがかわいそうに思えるのは私だけでしょうか…w。ジミヘンでは「KillingFloor」にぶっ飛びます。この、ハウリンおじさんの曲は、マイク・ブルームフィールド、クラプトン、ツェッペリン←(エッチナ…レモンソングにて)も演ってますが…ジミヘンのはこれまた、次元が違う凄さです…🤑。
sakaki45
meiban-matomeさん、コメントありがとうございます。

ギターを破壊するのは多数のミュージシャンがやっていますが、
火を付けるのはなかなか衝撃的でした。今やったら一発アウトでしょうけれど。

ジミヘンで初めて聴いて凄いと思ったのが、ウッドストックでの「アメリカ国歌」でした。
やっぱりこの人は凄いのだと納得しました。
若くして亡くなったのが惜しまれます。
meiban-matome
ジミヘンのギターを燃やす演出しびれますね!

私が心からRockを好きな理由の一つにジミ・ヘンドリックスの存在があります。
もう一度記憶を消してFoxy LadyやSpanish Castle Magic、そしてAll Along the WatchtowerとVoodoo Child (Slight Return)を聴きたい。
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