スイス・レーティッシュ鉄道ファンのブログ

スイス・氷河特急を走らせるレーティッシュ鉄道をテーマにしたブログです。

KATO 氷河特急 更新 発売 2025年8月  その1

2024年12月25日
クリスマスプレゼントのようにKATOから氷河特急の新製品発売のお知らせがありました。

KATO 氷河特急 2025年8月発売 ポスター



2025年8月に氷河特急の更新仕様が発売されることになりました。
実車が2018年に変更された概要は、次の通りです。
1,1等の更に上級クラスのエクセレンスクラスの追加
  -1 ボディに金色の斜めラインが入ります。
  -2  シート配列が左右1列ずつになります。
  -3  車両端部にバーカウンターが出来ます。
  -4  車両の連結部にふたが設置されます。
  -5  「EXCELLENCE CLASS」と等級表示の文字が入ります
  -6  テーブルランプが点きます。
2,1等車、2等車のシート柄がチェック模様に変更   
   実車はチェック模様ですが、Nゲージではグレー系のプラスチック単色になるようです。

シート柄変更について書いた記事は下記のとおりです。
https://nabeshimasenna.hatenablog.com/entry/2023/01/19/202421

エクセレンスクラスのプレス発表について書いた記事は下記のとおりです。
https://nabeshimasenna.hatenablog.com/entry/41731756

エクセレンスクラスの記事を書いたのが2018年、7年の月日を経て発売となります。
KATOの氷河特急には(伝統的に)室内灯(電灯)が付いていませんが、
エクセレンスクラスのテーブルランプは付くでしょうか??
 ホビーセンターカトーのAssy予約サイトで項目から見てもテーブルライトが付きそうにありません。

 (台車に集電台車ない。床下パーツの価格が他の床下パーツの価格と同じ)
 ということは、(^^)(小さな声で「楽しみが一つ増えました」)

3,機関車Ge4/4Ⅲのライトが角型ライトから2016年12月に丸型LEDに変更
  実車が変更されたときの記事は下記のとおりです。
   https://nabeshimasenna.hatenablog.com/entry/41341504

  また、Nゲージを丸目化した記事は下記のとおりです。
  https://nabeshimasenna.hatenablog.com/entry/41536481
なお、実車はLED化されるとライトの色が電球色から白色になりました。
よって、KATOのGe4/4Ⅲのライトユニット(3101-6G)になりました。

 

 つづく

万博展示品製作中 「緊急避難カプセル・ スフィア・セキュア」製作中

ブログの記事が長い間更新できずに失礼してすいません。
ブログ表題とは関係なくて恐縮ですが、
私は、今、表記の「緊急避難カプセル・ スフィア・セキュア」製作プロジェクトに参加しています。

「緊急避難カプセル・ スフィア・セキュア」というのは、発泡スチロールで作った球体にポリウレアという
強靭な樹脂を塗布します。
軽量で水に浮き、強靭なポリウレアに守られて衝撃にも耐える緊急避難カプセルです。
来年の大阪関西万博では、「大阪ヘルスケアパビリオン」に展示されます。
もし、行かれることがありましたら、「レーティッシュ鉄道ファンのなべなべ」を思い出していただけましたら幸いです。

「緊急避難カプセル・ スフィア・セキュア」完成予想図

今年の3月に友人からこのプロジェクトへ参加の誘いを受け、
すぐに3Dプリンターで1/20モデルを作りました。
今回の展示物は外径を1800mmとすることが決まっていましたので、
1/20モデルの直径は90mmです。

緊急避難カプセル・スフィア・セキュア 1/20 モデル

窓部分は、アクリル板を加熱成形しました。

今回のシリーズは数回に分けて、この展示物(プロトタイプ)製作過程をご覧いただきたいと思います。

 

R-wに積載したコンテナ「VALSER」について、

 7月末にKATOから発売された長物車R-wは、コンテナを積載したものと、木材を積載したものがありました。
 前述のように、木材はプラスチック感がいっぱいだったので、丸竹箸から作りました。
 そして、コンテナは、1両当たり2個載ります。4両セットを買うとコンテナは8個積載されていますが、イラストが描かれているのは3個だけでした。
 これにとても寂しい気持ちが芽生えました。


 そこで、本物のR-wのコンテナはどんなのだろう?

と、思いまして、ネット検索しました。
 すると、下記の写真が出てきました。

RhB R-w コンテナ積載

と、いっぱいVALSERが出て来ました。
また、BEMOのものも出ます。

BEMO R-w 8383

そこで、作ることにしました。
 KATOさんは、商標登録の関係などでVALSERを作るのはハードルが高いかも知れません。(でも、昨年はCOOPやSWISS POSTの付いたコンテナを出していますね)

ちなみに、VALSER(ファルサー)はスイスのミネラルウォーターです。
 私は、商売にするわけではなく、個人の小さな自己満足ですので、作ってしまいます。

 今回は、とてもお手軽製作です。(クウォリティも低いけど)

手順は次のとおりです。
1,BEMOの写真からVALSERの部分を拝借
2,Photoshopでゆがみ補正
3,Illustratorで大きさを整えて印刷
4,両面テープで貼り付け

と、言うことで出来たデータが下記のものです。

 

そして、切り出しと貼り付け

長物車R-w と大きさの比較

出来るだけ印刷がない部分に両面テープを貼り付け

コンテナに貼り付け

妻部も同様

位置あわせをして貼り付け

両面に貼り付けて1個完成

もう一個 貼り付けます

二個 完成

完成したコンテナと手書きの設計図(^^);

以上、思いっきり大雑把、簡単製作でした。

(走らせたら、側面と妻部の間の余白も気になりません。いや、なるか?)

KATO RhB R-w コンテナ積載車

  今回、KATOさんからは、長物車R-wにコンテナを積載したものも発売されました。
4両セット、1両にコンテナが2つ載っています。
 昨年は、冷蔵コンテナや郵便コンテナが発売されましたので、今年も貨物が発売されたのは驚きでした。KATOの提携先;Nochの意向が反映されているのでしょうか?
 コンテナはスイスの物流会社「レールケア」(railcare)を製品化したそうです。

左;R-w コンテナ積載車 右;アレグラが牽引する客車EW1と木材運搬車

R-w KATO HPより

 上下の写真を比べると、「ちょっと」違うでしょ。

「ちょっと」遊びました(^^)!

一番後ろの車両は、グリーンのコンテナを積んでいます。
これについては、次回、お話しするとして、今回は、下記をご覧くださいね。

 Ge4/4Ⅱが牽引してトンネルを出てきました。
Ge4/4Ⅱのパンタグラフは、通常通り後のパンタグラフが上がっています。

 その左上の滝は、KATO(Noch)オリジナルでは、ダムであったところです。
プラ粘土に彩色して、ウォーターシーナリーで滝を作りましたが、
経年変化で、元の山肌との間に隙間が出来、滝の水もキラキラが失われてきました(><);
 

1両目
長物車 R-w 8381
  ・コンテナ 425003 象さんが描かれています。「象も運べますよ」ってことかな?
  その昔、象が踏んでも壊れないプラスチックの筆箱がありました。
  (「こどもが踏んだら割れた」と、ビートたけしが言ってました。
 ・コンテナ 425035 白塗装

2両目
 R-w 8382
  ・コンテナ 425002 パレットに載ったいろいろな荷物が載っています。
 ・コンテナ 425022 白塗装

 

3両目 R-w 8383
 ・コンテナ 425006  コンテナが鉄道やトラックでで運ばれる様子が描かれています。
 ・コンテナ 425048 白塗装

 

4両目 R-w 8384
 ・コンテナ 425010  白塗装(ミレラルウォーター「VALSER」に変更)
 ・コンテナ 425010  白塗装(ミレラルウォーター「VALSER」に変更) 


駅へ戻ってきました。

 

本日は、以上です。
お付き合い、ありがとうございました。

次回は、最後尾のコンテナ「VAKSER」について書きますね。





 

 

 

RhB Ge4/4Ⅱ重連の時、なぜ両端のパンタを上げるのかな?

 スイス・レーティッシュ鉄道(RhB)では、機関車を重連(2両連結)にして運用するとき、パンタグラフの上げ方は、前の機関車は前パンタ、後の機関車は後パンタを上げてパンタの間隔が広くなるようにします。

レーティッシュ鉄道 Gr4/4Ⅱ型機関車の二重連 両端のパンタを上げている

これは、パンタの間隔を広く取る方が集電効率がいいためだと思います。

日本でも、常時重連の機関車EH10が試作機(1954年)では、パンタが連結部寄りに二機設置されていました。

EH10型機関車 試作機 パンタが連結部寄り

これは、集電した電気を送るケーブルを短くするためだそうです。

しかし、量産型では、左右先端部にパンタ間隔を離して設置されました。

EH10型機関車 量産型 パンタが両端

 wikiでは、離した理由について、次のように記述があります。
「架線への押し上げ力が過大となったり高速走行中に「共振」を起こすなどして、架線に悪影響を与えたためである。」と、あります。

 しかし、私が鉄道少年だった1967年頃の鉄道ファンの記述では「集伝効率」を挙げていました。
 レーティッシュ鉄道では、重連で高速運転はしませんので、「集伝効率」が理由だと思います。

我が家のレーティッシュ鉄道Ge4/4Ⅱの重連運用

 パンタグラフが見えますか?

走らせてしまえば、わかりませんね(><);

 小さな自己満足でした。

今回は、長物車にコンテナを積載した車両も発売されました。

まだ、出していないのですが、次回、ご紹介したいと思います。

 本日も、お付き合いくださいまして、ありがとうございました。

KATO RhB R-w やっとレールに乗りました。

先日からR-w長物車に載せる木材のことばかり書いていましたが、
本日、やっとレールに乗りました。

 

レールに乗ったR-w長物車

左は、客車の最後尾に連結されたR-w
右の2両は、丸太を積み込み作業中です。
フォークリフトかクレーンが欲しいですね。

 

積み込み作業場

Ge4/4Ⅱ重連に牽引されるR-w3両

Ge4/4Ⅱ重連に牽引されるR-w3両(前方から)

重連の2両目の機関車のヘッドライトを消灯スイッチをつけて消灯させたいところですが、ライトユニットは基盤になっていて、その両端にLEDが付いているので難しいです。

前後パンタを上げるGe4/4Ⅱ重連

Ge4/4Ⅱの重連は、前後両端のパンタを上げています。
(集伝効率を高めるためだと思います。後日、記述します)

 

最後尾は、一番最後に作った木材

電車「アレグラ」に牽引される客車EW1と木材運搬車R-w

一番、レーティシュ鉄道らしいシーン

電車の「アレグラABe8/12」が客車EW1と木材運搬車R-wを牽引します。

 

以前、デアボレッツアで写した写真に似てるかな?

前後のパンタを上げるアレグラ

アレグラが前後の車両のパンタグラフを上げているのは、直流区間のベルニナ線、急勾配部分の再現です。

 

と、言うことで、無事に走りました。

でも、しばらく走らせていなかったので、レール磨きが大変でした。(><);

 

 

丸竹箸からNゲージ用木材作り

前回の「KATO より「長物車 R-w」発売! びっくり、驚き、うれしい!」で、

積載した木材をお褒め頂きましたので、今回は、製作過程をご覧頂きたいと思います。

 

用意するもの

1、丸竹箸

2、クレオス、リアルタッチペン

3、サンドペーパー60番

4、インパクトレンチ

5、カッター

6、ウエス(ふき取り用布)

手順

今回は、細い木を作ります。

 1、竹丸箸φ4.9をφ3.9に細くする

 2、下地塗装…グレー、レッド、ピンク、イエローなど

 3、仕上げ塗装…ブラウン

 4、切断…長さの目安34mm

 5、切断面のささくれを切る

以上、です。

工程写真は下記のとおりです。たくさんありますので、さらっとご覧ください。

丸竹箸

丸竹箸の元の直径はφ4.9mm

インパクトレンチの先に竹丸箸をつける

サンドペーパー 60番

サンドペーパーと竹丸箸

丸竹箸にリアルタッチをそれぞれ単色で塗ってみる

竹丸箸の先を細く(φ3.9mm)する。丸箸をインパクトレンチで回転させながらサンドペーパーで削る

インパクトを回転させながらサンドペーパーを先から手元方向に動かす。

先端の直径φ3.8mm

手元φ4.1mm

未加工部分φ4.9mm

竹丸箸にたて筋つける。サンドペーパーを先端から手元へ直線的に引く

木の出来上がり。先端が細く手元が太い。たて筋付き

グレー1塗装

グレー1ふき取り

グレー2塗装

グレー3塗装

グリーン塗装

レッド塗装

ピンク塗装

ふき取り

イエロー塗装

ふき取り

グレー2追加塗装

ふき取り

下地が出来たら、ブラウンを塗る

ブラウン単色

ブラウン塗装

ブラウンを全体に塗装

ふき取り

ブラウン追加塗装

ブラウン更に追加塗装

ふき取り

先日作ったものと並べる

切断

長さ34mmを目安に切断する

切断面のささくれをきれいにする

二本目切断

三本目切断

上から、先日作った木材、切断前、元の竹丸箸、今回作った木材3本

本日は、ここまでです。

お付き合いくださいましてありがとうございました。

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