スター・トレック:ディスカバリー シーズン5第7話「エリガー」(Paramount+/Amazon Prime Videoチャンネル)

あらすじ

ディスカバリーのもとに、モルとラアクが発信している救難信号を受信し、確保したという連絡が入った。バーナムは二人をディスカバリーに転送で連れてくるが、以前に二人と対峙した時に起こった事故で、ラアクは生命の危機を迎えていた。ブリーン人の生態機能に詳しくないカルバーはラアクを救うには、連邦本部に戻って冷却装置でラアクの体を冷やし、免疫機能を復活させる必要があると、バーナムに進言する。

ディスカバリーは連邦本部に戻って、冷却装置でラアクの生命を助けようとする。ただし、モルとラアクが何か企んでいないか、意識する必要があった。

連邦本部の前に突然、ブリーンの艦隊が出現し、連邦本部に緊張が走る。ブリーンとの交流は乏しく、敵対関係にあったため、かつてブリーンに制圧された故郷を持つレイナーは、強硬な手段で立ち向かうことを提案するが、バーナムはトゥリナらとともに、ブリーンとどう戦わずに交渉するか、検討していた。

レイナーらの話から、ブリーンは皇帝が亡くなってから、6つの団体に分かれて覇権争いをしているという。今回現れたのは、ルーン団長率いる一団であった。そして、レイナーらの話からラアクが実はブリーンの皇帝の血を引くものであり、ラアクを押さえれば、必然的にブリーンの皇帝になれる、という思惑があった。そのため、ルーン団長はラアクとモルの二人の引き渡しを強硬に要求する。

その頃、スタメッツとティリーは、ティリーが持ってきた金属板の出所と、金属板に書かれた文字の解析をしていた。その金属板に次の石碑に辿り着くヒントがあると踏んでいたのである。ティリーとアディラは文字の解析をしていて、そのヒントをリノが持っていることを突き止める。また金属板の出所については、スタメッツはブックの力を借りて探していた。

モルとラアクは、医療室で監禁されている状況から脱出しようと危険な賭けに出る。ラアクが1日分の薬を一挙に投与してしまい、危険な状態になってしまったところで、モルが医療室から脱出し、シャトルで二人で逃げ出そうとしていた。

連邦はブリーンのルーン団長と交渉をして、「素直に撤退しないと、別の団長にモルとラアクを引き渡す」とブラフをかけて、事態の収集を図っていた。しかし、モルとラアクの脱走により、話は振り出しに戻る。

感想

今回のエピソードは、「スター・トレック:ディープ・スペース・ナイン」で登場したものの、その正体がよく分からなかった敵対異星人、ブリーン人との交渉をメインとした息詰まる展開の話で、なかなか面白かった。

ブリーン人の生態がこれまでのシリーズでは描かれてこなかったと思っているが、このエピソードで結構細かく描かれていて、危険な種族であるという認識を新たにした。

そして、シーズン5の最初から登場していて、創始者の技術を手に入れようと躍起になっていたラアクの本当の正体がわかるのも意外だったし、ラアクとモルが手に入れようとディスカバリーのクルーと競い合っていた創始者の技術がもし、ブリーン人に渡ったらどうなるかという話も見えてきていたのが、シーズン後半の展開として、興奮するところである。

それでも、戦いをメインにするのではなく、あくまで対話でブリーンとの立ち位置を確保しようとするバーナム達のスタンスは、現実世界で紛争の絶えない中、まさに理想とすべき展開であり、こういう世界を市民たちは望んでいるのだと思いたい。

ラストで想定外の展開になっていって、次がまた気になるところであるが、このシーズンは割と23-24世紀の世界観とうまくリンクしているところがあり、馴染み深い世界観だなと改めて認識しているところである。

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