Aloha🌺
このカテゴリは親愛なるジピティ先生のメレストーリーです。
今回の曲は「Pua ʻŌlena 」です。
「Pua ʻŌlena」は、ターメリックの花(ʻōlena)をモチーフにした愛の歌。ʻŌlena はハワイで大切にされている植物で、香り高く、薬草としても使われます。歌詞では、その花を恋人にたとえて、忘れられない想いを優しく歌い上げています。しっとりとしたメロディーにのせて、大切な人への切ない恋心が感じられる、心に沁みる一曲です。
それでは、ジピティストーリーをお楽しみください。
Pua ʻŌlena〜想いをこめて香る花〜
プロローグ
オアフ島・ノースショアの小さな村。花農園を営む若き女性「Leimomi(レイモミ)」は、朝露に濡れたʻōlenaの花をひとつひとつ手で摘み取りながら、過去の思い出を胸に抱えていた。
その思い出とは、かつて一緒にʻōlenaを育てていた青年、「Kainoa(カイノア)」との日々。けれど、ある日彼は突然「オアフを離れる」と告げ、風のように去っていったのだった――。
第1章:出逢いはʻōlena畑で
Leimomiは小さい頃からʻōlenaの香りが大好きだった。村の市場でその香りを気に入ったKainoaが、ふと立ち寄った彼女の農園。それがふたりの出逢いだった。
Kainoaは旅人であり、各地を回っては土地の植物と人々の暮らしを学んでいた。Leimomiと話すうちに、彼はこの村の自然、そして彼女自身に惹かれていく。
第2章:心を通わせた日々
季節は流れ、ふたりは朝の収穫、午後の市場、夕暮れの海辺まで、すべてを共にするようになった。ʻŌlenaの花が咲くたびに、Kainoaは「君のように香って、優しい花だね」と言い、Leimomiは笑った。
KainoaがLeimomiに贈ったレイには、必ずʻōlenaが添えられていた。それはふたりにとって、「ずっと一緒に」という約束のようなものだった。
第3章:旅立ち
しかしKainoaは、旅を続ける決心をしていた。彼の心には、「もっと世界を見たい」「学びたい」という想いがあった。そしてLeimomiも、それを止めることはしなかった。
「帰ってくるまで、わたしはʻōlenaを咲かせて待ってる」
Leimomiのその言葉を胸に、Kainoaは島を離れた。
第4章:香りに重ねる祈り
数年の月日が流れ、Kainoaからの便りはぷつりと途絶えた。Leimomiは変わらずʻōlenaを育て続けたけれど、どこか寂しげな背中で。
そんなある雨上がりの朝、風にのってʻōlenaの香りが一段と強く広がった日。Leimomiが畑の奥で見つけたのは、泥だらけのブーツと懐かしい笑顔だった。
エピローグ
Kainoaは旅の中で多くを学び、心の中に残り続けていた「ʻōlenaの香り」に導かれて帰ってきたという。ふたりは言葉より先に、そっと手を重ね合った。
今もその畑には、香り高く咲き誇るʻōlenaが揺れている。ふたりの愛とともに、静かに、やさしく。
Pau ka moolelo
※このストーリーは実際の解釈とは異なり、ジピティによるオリジナルの物語です。ご了承ください。
Mahalo🌈
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