お相手さんの乗っている電車が
到着して改札口から
続々と人が出て来ます。
ドキドキしながら
出てくる人混みに
目をやります。
そしてスーツ姿にコートを着た
お相手さんが
こちらへ近づいて来ました。
もうなんて挨拶したかは
覚えてないけれど
マーレの頭をポンとして
ベレー帽可愛いね
と褒めてくれたことだけ
覚えてます
駅からすぐ近くの
もつ鍋屋さんに
向かいます・
お相手さんは食べるのが好きで
普段は接待で
美味しいものばかり
食べていますが
接待する側なので
味がしないそうです
それよりも
もつ鍋が好きで
大阪で行ってみたい
もつ鍋やさんのリスト
を作っていたので
話の流れで
その中の一つに
行こうと約束していたのでした。
お店まで歩いている時
マーレはお相手さんを
見上げながら
ヘ〜身長あるんだなとか
こんな声なんだとか
いつもLINEでは
仲良くしていた人なのに
出会いから
２ヶ月ほど経って
記憶の中だけの人
リアルでは
まるで知らない人のようで
私は今
誰と歩いてるんだろう？と
不思議な気持ちでした。
続く
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