気の合わない恩人

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気の合わない恩人

私が中学校で苛められた時分を語っています。

 

今回は、直接の苛めどうこうではこざいません。

 

苛めではないんですが、

その時のとある人間関係がどうしても不明なのです。

 

それを皆様にご相談したく…

 

 

K

 

Kは1年生で私と同じ学級になった生徒です。

 

入学当初から私と仲よくしてくれました。

 

私は入学当初から苛められており、

学級の誰を信じていいか不明だった中で、Kはずっと私によりそってくれました。

 

苛め対策として、

授業終了後、先生と職員室へ行く→休憩時間中は職員室前廊下で待機→休暇時間終了後、職員室からでてきた先生と教室へ向かう

という対策をとってましたが、

Kは対策開始当初から、一連の流れ全てに付合ってくれました。

 

昼の弁当の時間も一緒に食べてくれました。

 

但し、苛めに対して明確に「やめたれ!」と擁護してくれたりはしてません。

 

あくまで側で一緒にいてくれただけです。

 

加害者からしても、明確に私の味方するのでなく、あくまで一緒にいるだけでしたので、

‘玉虫色’ な立場でした。

 

加害者へ共に反撃したりはございませんでしたが、

少なくとも寄添ってくれた同級生として、Kは私にとって大きな心の支えになりました。

 

 

私のKへの気持ち

 

上記の如く、私にとって大恩のあるKですが、

一方でKに対して非常に複雑な感情を持っていました。

 

私は、「Kと性格があわない」とも思っていました。

 

「恩人に何たる書き方だ!」と思うかもしれません。

 

誓って申せば、Kへの恩を忘れてはいません。

 

それに、Kが心優しい子なのも十分承知しています。

 

Kに ‘悪い点’ があるのかというと、そうではございません。

 

只、オタクというか幼いというか…

 

Kの人格を言語化するのは大変難しいですが、

当時の私がおかれていた ‘特段の状況’ を加味しなければ、

一緒にいて楽しいかというと、残念ながら、そうじゃなかったんです。

 

悪い子じゃない

でも仲よくしたいかといえば、そうでもない

 

私を支えてくれた子は、そんな子だったのです。

 

 

上級生になって

 

2年生、3年生と、Kとは同じ学級にはなりませんでした。

 

故に、私のKへの感情どうこう以前に、必然的にKとは疎遠になりました。

 

上級生になって加害者と学級が離れましたし、url特に2年生では気のあう友達に恵まれましたので、

そいつらとすごすのが増えましたから。

 

そうはいっても、学級が離れたからといって、Kと関わる機会は上級生になってもございました。

 

その際、1年生の時と同じ態度で接したかといえば、

1年生よりもそっけない態度で接するのが多くなりました。

 

‘いい態度’ だとは思ってませんでした。

 

「友達できた瞬間、こっちに対して掌返した態度とるのか!?」と思われたらどうしよう? とも思いました。

 

それらを承知で私はそっけない態度をとりました。

 

なぜなら、そう迄しないと本当にKを嫌いになると危惧したから。

 

「性格の不一致」だけだと人を嫌いになる動機としては不足ですが、

その状態でその人と度々接するとなると、積り積ったものがその人への負の感情に容易に転化し得ます。

 

端からみれば白状なのは重々承知してましたが、

恩人に負の感情を抱かない為に取り得た選択肢が其しかなかったのです。

 

 

結局どうすべきだったか

 

波乱はございましたが、最終的にはそれなりに中学校を卒業しました。

 

私は、Kとは異なる高校に進学しました。

 

大学進学とともに地元をでました。

 

中学校の因縁を警戒し、成人式には出ませんでした。

 

そういった諸々により、中学校を卒業してから十年以上たちますが、Kとは会っていません。

 

まあ私には、学校を卒業したら人間関係をリセットする傾向があるので、

疎遠になるのはKだけ特別ではないんですが。

 

それだけ時間がたった今でも、Kとどう接すれば正しかったのかは不明のままです…

 

正解でも妙案でも、ございましたらお教え頂ければ幸いです…

 

 

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