独特の赤と黒のコントラストが美しいレッドテールブラックシャーク。その魅力的な姿に惹かれて飼育を始める方も多いのではないでしょうか。しかし、その気性の荒さや飼育環境など、注意すべき点もいくつかあります。今回の記事ではそんなレッドテールブラックシャークの飼育のポイントについて調べてみましょう。
この記事の目次
レッドテールブラックシャークの基本情報
レッドテールブラックシャークは見た目がとても目立つ魚です。まずは基本情報、特徴について調べてみましょう。
レッドテールブラックシャークの特徴
タイ原産のコイの仲間で、サメのような体型と赤い尾びれが特徴です。中層を活発に泳ぎ回り、水草水槽ではその美しさが際立ちます。しかし、気性が荒く、同種間での争いが激しい一面も持ち合わせています。
最大サイズと寿命
最大で約12cmまで成長し、寿命は10～15年ほどと長寿です。
飼育環境と水質
飼育環境も整えましょう。特に水質はとても大事です。
理想的な水温と水質
水温は22～28℃、弱酸性～中性（pH6.5～7.5）の水質が適しています。水質に比較的寛容な魚種ですが、安定した水質を保つことが重要です。
必要な水槽サイズ
最低でも60cm以上の水槽が推奨されます。個体数や混泳する魚種によっては、さらに大きな水槽が必要になる場合があります。
餌の選び方と与え方
レッドテールブラックシャークは比較的なんでも食べてくれる魚です。与え方には注意しましょう。
レッドテールブラックシャークの好む餌
雑食性で、人工飼料のほか、冷凍赤虫、ブラインシュリンプなどもよく食べます。コケも食べるため、水槽の掃除にも一役買ってくれます。
餌を食べない時の対処法
水質が悪化している、病気にかかっているなどの可能性があります。水温や水質をチェックし、必要であれば水換えや治療を行ってください。
混泳のポイント
レッドテールブラックシャークは混泳は可能でしょうか？気性はなかなか荒いようです。
混泳に適した魚種
レッドダイヤモンドディスカス 6cm~8cm（2匹）（死着保証あり）
温和な性格の小型魚との混泳が可能です。ディスカス、エンゼルフィッシュなどは正確も穏やかで小型なので混泳できるでしょう。ただし、隠れ家となる水草などを十分に用意し、個体の性格やサイズを考慮することが大切です。
混泳を成功させるための注意事項
同種間での争いが激しいので、複数飼育する場合は十分な隠れ家を用意しましょう。また、他の魚を追い回す可能性もあるため、混泳相手を選ぶ際には注意が必要です。
レッドテールブラックシャークの飼育におけるトラブル解決
レッドテールブラックシャークの飼育において一番怖いのが病気です。その対処法はしっかりと勉強しておきましょう。
病気の予防と治療
水質の悪化や水温の変化が病気の原因となることがあります。「尾腐れ病」や「白点病」は特に注意が必要です。定期的な水換えを行い、水質を安定させることが重要です。「尾が腐って見える」「体に白い斑点が出た」など病気の症状が見られた場合は、早めに治療を開始しましょう。治療法としては薬浴が効果的です。
ストレスの原因と対策
狭い水槽、水質の悪化、他の魚の攻撃などがストレスの原因となります。適切な飼育環境を整え、ストレスを軽減する対策を講じましょう。
購入に関する情報
レッドテールブラックシャークは最近人気が上昇しており、お店でも取り扱いが増えている魚です。実店舗はもちろんネットでも購入することができます。
レッドテールブラックシャークの価格相場
サイズや個体によって価格が異なりますが、一般的に1匹あたり1,000円～2,000円程度で購入できます。
購入する際のチェックポイント
体の色や模様に異常がないか、活発に泳いでいるかなどを確認しましょう。鰭が傷ついていたり、白点病などの症状が見られる個体は避けるべきです。
レッドテールブラックシャーク飼育のまとめ
レッドテールブラックシャークは、その独特な美しさと個性的な性格で多くのアクアリストを魅了する魚種です。しかし、飼育には注意が必要な点も多いため、事前にしっかりと情報を収集し、適切な飼育環境を整えてあげることが大切です。この記事が、あなたのレッドテールブラックシャーク飼育の参考になれば幸いです。