北方文化博物館には、数々の見どころがあります。
今回は、見どころ編の1番目として、主屋棟、大広間棟、以外の部分の、主だったところを見ていきましょう。
大藤棚
八代目 文吉が、移植した大藤。
樹齢150年、幹まわり1m60㎝以上、80畳の、一本の木から広がる大藤棚。
G.W.頃に、満開の時期を迎え、その時期に合わせ、夜間のライトアップが実施されます。
米蔵(現:集古館)
大正8年、7代目 文吉の時代に作られました。
白壁と張り瓦の美しい、土蔵造りの米蔵。
通気性の良い「置き屋根」の建物。
2,000~3,000俵の、米俵が積まれていたと言われています。
現在は、歴代の当主が収集した美術品などを展示しています。
赤松洞穴 大日如来立像
五代目 文吉が植えたと言われる、樹齢350年の赤松。
この松が、松枯れした際、松と先祖の供養のため、八代目 文吉が、松の下部を繰り抜き祠(ほこら)とし、その松で「大日如来立像」を彫り建立した。
三楽亭(茶室兼書斎)
六代目 文吉が建てた、日本に現存する、唯一の三角家屋。
畳は、ほぼ、三角かひし形で、添え付けのタンスも、斜めに引かないと空かないという、独創的な建物。
21歳の時、自ら設計し、2年かけ明治24年に完成。
正三角形11坪、格式ばった豪華な装飾など、俗っぽさのない数寄屋風書院。
六代目当主は、この不安定な空間で瞑想することで、精神修行をしたと言われています。
古民家
「刈羽古民家」
江戸時代初期(約400年前)に建てられた古民家。
七代目 文吉が、柏崎市から、新発田市の清水園に移築・復元。
その後、八代目 文吉が、ここに移築した。
「吉ヶ平古民家」
明治初期に建てられた(現三条市)古民家。
八代目 文吉が譲り受け、移築・復元。
【基本情報】
「開館時間」
・4月~11月 ➡ 9:00~17:00
・12月~3月 ➡ 9:00~16:30
「入館料」
・大人:800円
・小人:400円
「公式ホームページ」
【アクセス】
新潟駅南口から車で約30分
【参考記事】