五社神社 佐賀県唐津市相知町平山下

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唐津市の神社

こちらの五社神社はJR唐津線相知駅の南南東およそ3.3kmの距離、佐賀県唐津市相知町平山下地区に鎮座されます。

唐津市相知市民センター付近から南へ伸びる県道259号平山相知線を3.4kmほど行った、伊万里市との市境にそびえる「日ノ高知山」の山裾にあたる場所に位置します。

県道沿いにある参道入口には鳥居もなく、これを一見して参道と思う人はまずいないでしょう。しかも山への入り口には「関係車両以外立ち入り禁止」の立札が建てられており、おそらく一般の人が参拝されることはまずないのではないかと思われます。

コンクリートで整備された参道を上がると神額のない鳥居が立ち、その向こうには学校のグランドほどの広さの平地が広がっており、石垣が組まれた一段高い場所に流造の社殿が建立され、阿吽のそれぞれが作風の異なる狛犬一対がそれを守護しています。

石段の手前には吽が倒立、阿が岩乗りの灯篭狛犬が建立され、社殿の西側には扉に龍の細工が施された末社の八坂神社の石祠のほか、馬頭観音や観世音菩薩などが祀られていますが、祭神や由緒沿革等は案内板がなく不明です。

山道を上がった先に建立されている鳥居。額束に神額はありません。

広場の北側に胸ぐらいまでの高さの石垣が組まれ、10段ほどの石段を上がると正面に社殿が建立されています。

左側の吽形は倒立の狛犬、右側の阿形は岩乗り狛犬の石灯篭が奉納されています。

「明治八歳乙亥二月吉日」の刻銘が入ります。

瓦葺き流造の社殿。「五社神社」の社号額が掛かります。

社号からすると五柱の祭神が祀られていると思われますが、案内板がなく祭神は不明です。

社殿前に奉納されている狛犬ですが、よく見ると阿形と吽形の狛犬が明らかに違います。

阿形は明らかに唐津型ですが吽形は違います。風化した片方の狛犬を置き換えているのはたまに見かけますが、台座を見ると同時期に造立されたものと思われるのでこれは非常に珍しいです。

向拝下の様子。「五社神社」の社号額が掛かっており、本殿はこちらの社殿の中に納められていると思われます。

社殿の東側には天照皇大神宮の石塔が2基建立されています。

社殿の東側に建立されている「八坂神社」石祠。

左右の扉には登り龍と下り龍の彫刻が施されています。

柱には「明治三十五年六月」の刻銘が入ります。

その西隣には招魂碑などが建立されています。

さらに西側には馬頭観音と観世音菩薩の石祠が祀られています。

広場の一番西側に建立されている御堂。

神社遠景。

おそらく以前はこの広場でいろんな祭事が行われていたのではないでしょうか。

過疎化が進み、だんだん人がいなくなっていく地方の集落に祀られている氏神様。その未来の姿がここにあるような気がしてなりません。

それでは、今日も最後までご覧いただきありがとうございました。

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