- ポット栽培の将来の植替えを考慮したポット選び
- 2年生、3年生苗木の最初の替え
- 将来的な目標収穫量に応じたポットも準備
- あなたの目標収穫量とポット準備と植替えの関係
ポット栽培の将来の植替えを考慮したポット選び
さて、地植えではなく、ポット栽培を選択したあなたは、すでに選択した苗木を購入されていますか?
苗木を購入されていたら、速やかに植替えした方がいいです。
あと、水が切れていないか、輸送の際に水漏れしないように水を少な目に与えていたりする場合があり、苗木を通販で買った場合は、開封後すみやかに水をあげて下さい。
苗木業者は、輸送性を考えて苗木の大きさに対してポットが小さめになっています。
少しでも根の張る場所の確保を優先し、すみやかに植替えして下さいね。
では、市場で流通している2年生、3年生苗木の植替えについて説明します。
2年生、3年生苗木の最初の替え
経験上で、感覚的なものですが、
8号ポット(直径24cm)から9号ポット(直径27cm)までのポットへの植替えをお勧めします。
7号ポット(直径21cm)でもいいのですが、6月~7月の2次成長期に水切れする可能性があります。
最初からもっと大きな10号ポットへ植えれば植替えの手間がかからないと考えて植えたことありますが、なぜか大きすぎるポットでは育ち方が遅く感じます。
理由は、また別の機会に述べますが、いまは、2年生、3年生苗木の植替えに最適なポットの大きさを理解してください。
将来的な目標収穫量に応じたポットも準備
目標収穫量500g~1kgまでは、最終的に13号(直径30cm、30L)や45Lポットへ
目標収穫量1kg~3kgまでは、最終的に45Lポットや60Lポットへ
最大収穫量を目指す場合は、最終的に100Lポットへ
以上を目安に、最初からポットを用意しておきましょう。
生育がよければ、6月下旬~9月中旬までに、植替えを行うことになるからです。
それまでに、必要な量の培土を準備する必要があり、あらかじめ準備しておくことをお勧めします。
すみやかな鉢増しは、すみやかな成長を促します。
是非早めに準備しておきましょう。
あなたの目標収穫量とポット準備と植替えの関係
最大収穫量目指す方(3回植替え)
2年生苗木購入時3号~4号ポットから
8号~9号へ植え替え
さらに45Lポットへ植え替え
最終的に100Lへ
1kg~3kgの収穫量を目指す方(2回植替え)
2年生苗木購入時3号~4号ポットから
8号~9号へ植え替え
最終的に収穫量3kg寄りの目標なら60Lポットへ
1kg寄りの目標収穫量なら45Lポットへ
500g~1kgの収穫量を目指す方(2回植替え)
2年生苗木購入時3号~4号ポットから
8号ポットへ植え替え
最終的に13号ポット(30L)~45Lポットへ植え替え
以上となります。
最初に栽培ポットを準備したうえで、培土を作成してください。
繰り返しますがすみやかな植替えは、
すみやかな成長を促します。