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** Saltwater Lure Fishing **

【マゴチの釣り方の全て】効率的に釣果を上げる方法やおすすめルアーを詳しく解説

夏の人気のターゲットフィッシュであるマゴチ。時期によってはかなり浅い場所でも釣れるため、初心者でも手軽に狙えるほか、食べても美味しい最高の魚です。

そんなマゴチを効率的に狙うための釣り方のコツやおすすめのルアーを詳しく解説します。マゴチを釣りたい方はぜひ参考にしてみてください!

1. マゴチとはどんな魚?

マゴチを釣るためには、マゴチの生態を知ること。これが最も重要です。マゴチの生態や食性をよく理解して、戦略立てて狙うことで簡単に釣果に結び付きます。

1.1. マゴチの生態

マゴチは砂泥底に生息して獲物を待ち伏せして捕食しています。マゴチは獰猛な雑食性で、小魚やエビ、カニなどなんでも捕食します。比較的高水温を好む魚であるため、夏になると沿岸部の浅場まで入ってきます。夏はベイト量も豊富で、マゴチの活性が最も高くなるハイシーズンとなります。

マゴチの生態や食性などについては、以下の記事で更に深掘りして詳しくまとめています。

1.2. 釣りやすい時期と時間帯は?

マゴチ釣りのベストシーズンは、一般的に水温が上がる夏です。マゴチの適水温は16℃~26℃程度であることから、時期的には地域差はあるものの概ね6月~9月頃が最も釣りやすい時期となります。

また、マゴチは本来夜行性の魚ではあるものの、捕食活動の多くを視覚に頼っているため、明りの一切ない真っ暗闇ではあまり釣れません。マズメなどの薄明るい時間帯や、月夜の明るいナイトゲームで良く釣れます。

さらに、上げ潮や下げ潮など潮が大きく動くタイミングと重なるとベイトも多く動くため激アツになる可能性があります。

マゴチの釣り方

1.3. マゴチ釣りに必要タックル

マゴチ釣りには、ヒラメやマゴチなどのフラットフィッシュを対象とした専用ロッドが最も使いやすいですが、普通のシーバスタックルでも十分代用が効きます。

  • ロッド:9フィート前後(飛距離を重視するなら長い方がいい)
  • リール:3000番~4000番
  • ライン:PE0.8号~1.2号+ショックリーダー5号程度

サーフなど大場所で広くサーチする必要がある場合は、ルアーの飛距離も重要になってきます。ロングロッドを使うほど飛距離は伸びるので、サーフメインの方は長いロッドをおすすめします。

また、青物などの回遊が見込める場合は、ラインは太めにしておくと万一のパワーファイトでも余裕を持って対処できます。

使うルアーは重いもの・潜るもの

冒頭に述べた通り、マゴチはボトムにべったり張り付いて捕食対象が来るのを待ち伏せしています。活性の高い時期は表層まで食い上げてくることもありますが、基本的にはボトムから中層までを丹念にアプローチするのが効果的です。

よって、使うルアーもボトムを狙えるルアーがメインになります。具体的にはシンキングペンシルやシンキングミノー、ジグヘッドワーム、メタルジグなどが主戦力となります。場所にもよりますが、水深の深いエリアを狙う場合ほどヘビーウェイトなルアーを使うと手返しよくボトムをアプローチできます。

機敏なアクションを好む

マゴチは獰猛で好奇心旺盛な魚です。この特性にあわせて、ルアーアクションもきびきびとメリハリのあるアクションをつけると積極的にアタックしてきます。

例えば、トゥイッチ(ロッドをちょんちょん煽る)やジャーキング(ロッドをシャクる)を織り交ぜてイレギュラーなアクションをさせると好反応を得られます。しかし動きが激しすぎるとマゴチも追いついて来れません。スローリトリーブしながら時々ジャークそしてストップ、のようなメリハリのあるアクションで食わせの間を作ると、狙い定めたようにガツン!と食い上げてきます。

マゴチが釣れる場所は?

マゴチをは意外と身近な海域に生息しているので、比較的場所を選ばずどこでも狙うことができます!

砂地の海ならどこでもOK

マゴチを狙う場合は海底が砂地の海域なら、堤防・漁港・サーフなどどこでもOK!堤防の足元のキワに潜んでいることも多く、それほど遠投せずとも手軽に狙うことができます。

また、付近に流れ込みや河口があるエリアは特に有望です。河川から流れてくるプランクトンを求めてベイトとなる小魚が集まりやすく、それを追ってマゴチ、ヒラメ、シーバスなどのフィッシュイーターも多く集まります。

意外にもマゴチは汽水域も好む魚であることから、河川に10㎞以上も遡上することもあります。リバーシーバス狙いの外道でマゴチが釣れてしまうほどです。

一か所で粘らずランガンすべし

マゴチは他の魚類のように広く回遊して餌を追い求めるような性質は無く、ある程度限られた範囲に定位して、そこを通るベイトを待ち伏せしています。よって、「回遊待ち」スタイルの釣りではありません

マゴチ釣りの場合は1か所のポイントで粘るよりも、ランガンして広くサーチしていく釣り方が向いています。複数のルアーを投げても反応が無ければ、もうそのポイントは見切りをつけて次々ポイントを変えてみましょう。

実績多数のおすすめルアー

デュエル ハードコア モンスターショット95S

圧倒的な飛距離を誇るヘビーシンペンです。広範囲のサーチ力に優れており、サーフのパイロットルアーに最適です。高比重ボディでフォールも速いため、ボトムを狙いやすいルアーです。釣果の実績も多数あり、以下の記事でもその特長や使い方を詳しくまとめています。

バディーワークス フラッグシャッド

ヒラメやマゴチ専用ワームとして開発されたフラッグシャッドは、ワームの食わせの力と良く動くテールのアピール力を兼ね備えた万能ワームです。個人的にはヒラメが良く釣れるワームですが、マゴチも同様に実績高いワームです。使い方や特長は以下の記事で詳しく解説しています。

DUO ビーチウォーカー フリッパー

プロのサーフアングラー堀田氏が絶賛するサーフルアーで、後方重心設計で沈みが早く浮き上がりにくいのが特徴のルアーです。ボトムから中層の間の一番おいしい層を引いて来れるレンジキープ力があり、尚且つ大きくテールスイングするブリブリアクションは集魚力抜群です。

コアマン アイアンプレートIP-28

元祖シーバス用メタルバイブであるIPシリーズですが、マゴチもめっちゃ良く釣れます。激しいフラッシング効果とイレギュラーなフォールアクションが魅力で、巻き抵抗も大きい恩恵で低層レンジをキープするのにも使いやすいのです。

マゴチに有効なカラーは?

マゴチの捕食活動は多くを視覚に頼って行われているため、ルアーの色は釣果を左右する重要な要素になります。その時の状況に応じて最適なカラーをチョイスする必要があります。

クリアウォーターならナチュラル系カラーが鉄板

透明度の高い水質の場合は魚の目も効きやすく、ルアーとベイトをシビアに見切ってきます。例えば、シルバー系、ホロ系、ブルー系などベイトフィッシュを模した自然なカラーのルアーに好反応を示します。

濁りのあるときやマズメの時間帯はアピール系

水に濁りが入っているときや、マズメなどのローライトなコンディションでは、ピンクやチャート系などの目立つルアーがおすすめです。視界が効かない水中でもルアーのシルエットをハッキリ見せることができます。

反応が無いときはカラーローテーションが重要

マゴチはルアーのカラーによってかなり選り好みする性質があります。全く反応がないルアーでも、カラーチェンジした途端に食ってくることがよくあります。こうしたことから、同じルアーでもいくつかカラーバリエーションを用意しておくと、どんな状況でも対応できます。

濁りのあるときマゴチは釣れる?

多少の濁りであれば問題なく釣れます。むしろうっすら濁りが入った方が魚の警戒心も薄れるため、活性も高くなる傾向にあります。

しかし、まったく視界が効かないカフェオレのような真っ茶色のドチャ濁りは無理です…。そのような状況では仮にマゴチが居たとしても捕食モードにならないためルアーに食ってきません。よって大雨のあとや、濁り河川の加工など、濃い濁りのエリアでは潔く諦めた方が無難です。

まとめ

マゴチの釣果を伸ばすためには、マゴチの食性や生態を知っておくことが重要です。ボトムに定位して待ち伏せする習性から、ルアーアプローチもボトムメインにする必要があります。

また、カラーの重要性や濁りの影響についても釣果を左右する重要な要素となります。そのときの状況に応じたカラーチョイスが必要であることから、カラーローテーションを怠らないようにすることと、極度の濁りが入っているエリアは避けることが必要です。

ぜひこれらを考慮しながらマゴチ釣りを楽しんでみてください!