司法書士の山口です。
ギャンブルなどの依存症問題。
この関心と理解を深めるために、毎年5/14~5/20日はギャンブル等依存症問題啓発週間に定められています。
依存症とは「やめたくてもやめられない」状態を指します。
翔平
・悪いとは分かっている。
・やめなければいけないことも分かっている。
・でもそのこと(依存対象)ばかり考えてしまう。
・自分の意思ではやめられない。
こんな状態を指します。
最近話題になっている、ドジャース大谷翔平選手の元通訳水原容疑者。
ギャンブル依存症の分かりやすい例でしょう。
常人には理解しがたい、異常であり破滅的行動。
自分の生活・仕事はもちろん、周りの人の生活も破壊してしまう。
そして、犯罪者になってしまうこともある。
依存症の怖さはここにあると思います。
依存症でない人は、自分の意思・行動をしっかりコントロールできる。
一方、依存症の人は「コントロール障害」と言われています。
意志が弱いという性格的観点とはまた別で、脳内で自己コントロールがうまくできない1つの障害であり病気のようです。
ギャンブル依存症の方がいると、その家族も大変です。
お金の問題が家族にふってくるからです。
カードを使って借金をしてしまう。
こうした場合には「貸付自粛制度」というものもあります。
日本貸金業協会又は全国銀行個人信用情報センターの貸付自粛を申告。
そうすると、3つの信用情報機関((株)日本信用情報機構(JICC)、(株)シー・アイ・シー(CIC)及び全国銀行個人信用情報センター)に、貸付自粛情報が登録されます。
その結果、借り入れができなくなるというわけです。
原則、本人からの申請でしか認められないので、家族が本人に申し出をさせるしかないですが…。
アルコール依存症、薬物依存症も原理は一緒。
今はやりの「推し活」。
これも言葉が変わっているだけで、過度な推し活は「推し依存症」というわけです。
依存症の方の大半は本人に自覚が少ないようです。
依存症かも?こう感じても、「まだ大丈夫」「本気になればいつでもやめられる」と考えるようです。
そのため、自ら進んで相談機関に相談したり、医療機関を受診することが少ないのが問題のようです。
下記に該当する場合は、依存症の可能性があるよう。
チェックしてみてください。
(アルコール依存症)
・内臓などの健康問題が生じているのに、飲酒をやめたり、飲酒量を減らしたりできない。
・飲酒酩酊時に暴力や暴言をくりかえしているのに、飲酒をやめたり、飲酒量を減らしたりできない。
・車を運転するときや仕事中など、飲酒すべきではないときにも、飲酒してしまう。
・隠れて飲酒する、飲酒に関して嘘をつく。
(ギャンブル依存症)
・ギャンブルをするときには予算や時間の制限を決めない、決めても守れない。
・ギャンブルに勝ったときに、『次のギャンブルに使おう』と考える。
・ギャンブルをしたことを誰かに隠す。
・ギャンブルに負けたときに、すぐに取り返したいと思う。
依存症治療の窓口は、上記の依存症対策全国センターから探せます。
事務所のご案内
横浜市西区北幸2-10-27 東武立野ビル1階
司法書士法人・行政書士かながわ総合法務事務所
TEL:045-328-1280
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