司法書士の山口です。

借金700万円の任意整理の事例。

今回は過払い金発生が特徴の事例です。


収入にもよりますが、借金が700万円近いと、任意整理では対応できないケースも多い。

自己破産や個人再生の検討も必要です。


ただ、実家(地方)の親が住んでいる不動産に自分の名義がある。
この不動産には影響を及ぼしたくない。
こうした難点があって、やむなく任意整理に突撃した経緯もあります。
 

なんとか任意整理できましたが、今回の事例は過払い金に救われた感はあるかもしれません。

 

↓↓その他の任意整理の事例はこちら↓↓

 

 

 当時の状況

 

■収入

・手取り:23万円(ボーナスなし)

■支出
・家賃:3万円
・駐車場:5000円
・食費:3万円
・光熱費:1万円
・携帯電話代など:2万円
・ガソリン代:1万円
・その他(交際費・雑費):2万円
・カード返済額:約20万円
→支出合計:32万5000円

 

■借入れ状況
①7社:約700万円
(ニコス・ジャックス・スルガ銀行など)
➁毎月のカード返済額:20万円
(ショッピング返済・リボ払いで変動あり)

 

■家計の状況

収入23万円-支出32万5000円=9万5000円の赤字
 

 

 コメント

 

給料が入っても、カードの返済で全て無くなってしまう。
生活ができないので、またカードを使う…

こうした負のループに陥ってしまったパターンです。

 

 

言葉は悪いですが多重債務という状況…

 

生活費は12万円ぐらいに抑えられている。

携帯代は高いですが、仕事で使用しているため。

決して贅沢しているわけでなく、カード会社の返済が本当に鬼なんです。

700万円ある場合の、利息やリボ手数料。

金利15%で計算しても、700万円×15%=105万円(1年間の利息)
105万円÷12か月=8万7500円(1ヶ月の利息)

23万円の手取りに対して、利息8万7500円の返済。
収入の1/3以上利息やリボ手数料に消えている状態。

 

これでは、700万円の元金を減らせるわけもなく、生活費も足りない。
だから、生きるためにカードを使うしかなかったのです。

転職の影響で収入が下がってしまったのが、返済が苦しくなった原因。

各社のカードも使えなくなって、返済ができず滞納。

必然的に、債務整理をする流れになりました。

 

 

 任意整理を実行

 

任意整理を行った結果「以前の20万の返済→毎月8万円の返済」になりました。

これだけ下げられた理由は2つあります。

1つは過払い金の発生
ニコスから過払い金が発生して、200万円→50万円程度まで借金が減った。

2つ目は、任意整理に協力的な会社が多かった
クレジットカード会社や銀行が、6年以上の分割払いにも協力してくれました。

長期分割にできたことで、1ヶ月の返済額を下げられたというわけです


以前は、利息だけで毎月8万7500円、トータルで20万円の返済。
任意整理をしたら、利息0・毎月8万円の返済になったというわけです。

(任意整理後の支出状況)
・家賃:3万円
・駐車場:5000円
・食費:3万円
・光熱費:1万円
・携帯電話代など:2万円
・ガソリン代:1万円
・その他(交際費・雑費):2万円
・債務返済額:約8万円(変更点)
支出合計:20万5000円(変更点)

23万円の収入に対して、支出は20万5000円。

これで普通の生活に戻ることができました(^.^)
 

 

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