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グッドイヤー製アウトソールのテクノロジーとは?メリットとデメリットを徹底解説

タイトル

 

アウトソールによって履き心地って変わるの?

 

アウトソールとは簡単に言えば「靴底」のこと。靴を選ぶ際にデザインやインソールだけでなく、アウトソールの性能も重要なポイントになります。特に耐久性やグリップ力を求める方にとって非常に重要なポイント。

今回はスケッチャーズでも使用されているグッドイヤー(GOOD YEAR)製のアウトソールを紹介します。自動車のタイヤ技術を活かしたこのアウトソールは、ワークシューズやアウトドアシューズ、さらにはスニーカーにも採用され、その優れた性能が評価されています。

しかしどんなに優れたテクノロジーでも完璧なものはありません。本記事では、グッドイヤー製アウトソールの良い点と悪い点を詳しく解説し、どのような人に適しているのかを紹介していきましょう。

グッドイヤー製アウトソールのテクノロジーとは?

グッドイヤーは、1898年にアメリカで設立された世界的なタイヤメーカーです。長年にわたり 耐久性の高いゴム素材の開発 を行ってきました。この技術が靴のアウトソールにも応用され、特にスケッチャーズやワークブーツブランドなど、多くのメーカーで採用されています。

グッドイヤー製アウトソールの特徴は簡単にまとめると以下の通りです。

  • 耐摩耗性の高いゴム素材を使用し、長期間の使用に耐える
  • 濡れた路面や滑りやすい環境でも優れたグリップ力を発揮
  • 適度な柔軟性を持ち、歩行時の快適さをサポート
  • 耐油性や耐薬品性に優れ、ワークシューズにも適用可能

これらの特性が多くのシューズメーカーから評価され、スポーツシューズやワークブーツ、ハイキングシューズなどに幅広く採用されています。

スケッチャーズでも普段履きのウォーキングシューズからランニングシューズ、競技用のシューズ、バッシュやピックルボール用シューズなど幅広く採用されています。

 

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グッドイヤー製アウトソールの良い点(メリット)

1. 優れた耐久性で長持ちする

グッドイヤーのアウトソールは、自動車のタイヤと同じように耐摩耗性の高いゴム素材で作られています。耐摩耗性が高いので削れにくく、普通のスニーカーなどのアウトソールと比べて格段に耐久性が上がります。

特にスケッチャーズの一部軽量を特徴としたウォーキングシューズなどは、クッション性は高いものの耐久性が悪く、すぐに踵が傷んでしまうものもあります。

 

例えばこのようなタイプ。

滑りやすい靴底

 

定番の「GO WALK6」というシリーズの靴底ですが、結構滑りやすいです。軽くて弾力性のある素材なのですが、滑りやすく耐摩耗性も低いので削れやすいです。

 

特に長距離を歩く人や毎日仕事で靴を酷使する人にとっては、グッドイヤー製のラバーそ使用することでシューズの寿命が長くなりコストパフォーマンスが向上します。

 

2. 圧倒的なグリップ力で滑りにくい

グッドイヤーのアウトソールは、濡れた路面や滑りやすい床でも高いグリップ力を発揮します。これはタイヤメーカーならではで、トレッドパターンを応用した独自のデザインと高品質なゴム素材によるものです。通常のラバー素材よりもさらにグリップ力が増していると考えて差し支えありません。

 

 

特に、以下のような場面で強みを発揮します。

  • 雨の日のアスファルトやコンクリートの上を歩くとき
  • 飲食店や工場など、油分が床に付着しやすい環境
  • アウトドアや登山での不安定な足場

これにより安全性が向上し、転倒のリスクを減らすことができます。

グリップ力が高いので特に雨の日の安定感や安心感が段違いです。ツルッツルのマンホールの上や溝の蓋の上も楽々歩けます。わざわざ歩く必要はありませんが。

 

またこのグリップ力の話ですが、アウトソール全面ではなく一部だけグッドイヤーのラバーを採用するだけでも、かなり安定感が増します。モデルによっては「踵のみ」や「踵とつま先のみ」グッドイヤーを採用していることもあります。

それだけでも歩き心地はかなり向上しますので、ぜひ一度お試しください。 

 

3. ある程度のクッション性があり、長時間履いても快適

グッドイヤーのアウトソールは、硬すぎず適度な弾力を持つように設計されています。そのため、足への衝撃を和らげ、長時間の歩行や立ち仕事でも疲れにくいというメリットがあります。

特に、ランニングシューズやウォーキングシューズでは、クッション性が重要な要素になるため、快適な履き心地を提供できるのは大きな利点です。

 

 

しかし先ほども少し申し上げましたが、「クッション性に特化したアウトソール」と比べるとクッション性は劣ります。ある程度の弾力がありますが、スケッチャーズの柔らかい履き心地を知っている方からすると、かなり硬い履き心地に感じると思います。

 

グッドイヤー製アウトソールの悪い点(デメリット)

1. 他のソールに比べてやや重い

グッドイヤーのアウトソールは 耐久性とグリップ力を重視しているため、一般的なスニーカーに使用されるアウトソールよりも重い傾向にあります。

特に軽量なランニングシューズやトレイルシューズを求める人にとっては大きな問題。軽いに越したことはないと思いますが、どうしても重量は上がってしまいます。ただし、クッション性やサポート力を重視する場合には、それほど気にならないかもしれません。

 

2. 価格がやや高め

グッドイヤー製アウトソールを搭載したシューズは、通常のスニーカーやブーツよりも価格が高くなる傾向があります。これは高品質な素材を使用していることと、耐久性が高いためです。

ただし、長持ちすることで結果的にコストパフォーマンスが良くなるため、短期間で靴を買い替える必要がない点を考えると、長期的にはお得になることもあります。

 

しかしアウトソールだけ長持ちしても、アッパー(甲)部分は劣化します。理想はレザーのアッパーと組み合わせることですが、そこまで気にしなくても大丈夫でしょう。

 

3. 硬めの履き心地が合わない場合がある

グッドイヤーのアウトソールは、適度な柔軟性を持ちながらも、一般的なスニーカーのEVAソールに比べると硬めに感じることがあります。そのため、足にフィットするまで時間がかかることがあり、履き始めは少し違和感を覚える人もいるかもしれません。

特にスケッチャーズの低反発インソールシリーズに慣れている方などは、硬く感じてしまうかもしれません。

以前にも記述しましたが、柔らかいけど耐久性がある素材というのは難しいそうです。そこはトレードオフの関係にあり、硬いほうが耐久性のある素材が多いのが事実。このグッドイヤー製のアウトソールも、耐久性がありますがその分一定の硬さを感じます。

 

とは言っても当然めちゃくちゃ重いというわけではありません。アッパーの素材によって重量は大きく左右します。靴の重さはアウトソールだけで決まるわけではありません。

 

グッドイヤー製アウトソールはどんな人におすすめ?

グッドイヤー製アウトソールを採用したシューズは、特に以下のような人におすすめです。

  • 仕事やアウトドアで靴を酷使する人(長持ちする耐久性が魅力)
  • 滑りやすい環境での使用を考えている人(高いグリップ力が安全性を向上)
  • 長時間歩くことが多い人(クッション性が足の負担を軽減)
  • 油や薬品を扱う職場で働いている人(耐油性・耐薬品性が役立つ)

グッドイヤーの特徴は、防滑性と耐久性にあります。その特徴が必要なシチュエーション、場面に多く遭遇する方はオススメできます。

もちろん普段履き用として履くことにも超オススメ。とくに長時間出かける時や旅行の時など、滑りやすい靴と滑りにくい靴では1日終わった後の疲労感がまるで違います。

 

滑りやすい靴はストレスだね

 

これは滑りやすさもそうですが、「滑りにくい靴を履いている」という意識が歩き方を変えます。逆もしかりで「滑りやすい靴を履いている」と思いながら歩くと、普段と異なる歩き方に自然と変わってしまいます。雨や雪の日にペンギンみたいな歩き方になっている人をたまに見かけますが、それと同じです。

 

 

グッドイヤー製アウトソールは高耐久&高性能な選択肢

グッドイヤー製アウトソールは、耐久性・グリップ力・クッション性に優れた高性能なソール です。一方で、重量や価格の高さ、硬めの履き心地といったデメリットもあるため、自分の用途に合った靴を選ぶことが重要です。

ワークブーツやスニーカー選びの際には、ぜひグッドイヤー製アウトソールを採用したモデルをチェックしてみてください。