モトログ ~ある診断士の終わりなき挑戦~

創業相談・新規事業相談の多かった日


本日は、最終金曜日ですが「黒澤元国の飲みに行こうよ!」はお休みです。これから静岡県に行ってきます。

どうもkurogenkokuです。


昨日は川口商工会議所の定例相談日。これまではコロナの借換保証など経営改善的な相談が多かったのですが、昨日は創業相談2件、新規事業相談2件、経営改善支援1件という内訳でした。

会員組織を持たず、出張相談がほとんどの(一社)埼玉県商工会議所連合会に出向してから、創業相談に対応することは本当に少なくなってしまったのですが、たまにはこういう日も良いですね。

2人の創業者ですが、きっちり創業計画書を書いて、相談会に臨んでくださいました。この時点で、第一関門クリアです。初めて書いた事業計画書。当然のことながら、創業計画書は完璧なものではありません。こちらが問いかけながら、ブラッシュアップをしていただきました。

創業は他の相談と異なり、事業実績がない中で、未来の事業性を担保する相談になります。ではkurogenkokuの場合、どこを重点的に見るのか。ポイントは3つです。

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■創業者の経験・ノウハウ
これまでどんなお仕事をしてきて、どんなノウハウを保有しているのか。またお仕事の中でどんな経験をされてきたか。それがこれからのビジネスにどう生きるのか。

■創業の動機・どんな準備をしてきたか
創業に際して強い気持ちを持っているか。これまでどんな準備をしてきたか。特に自己資金をどれだけためてきたか(準備のカタチとしてのあらわれ)。

■お客様が具体的に描けているか。
自分の商品サービスを買ってくれるお客様が具体的に描けているか。そのお客様にどうしたら自分の商品サービスを知っていただけるか考えているか。事業を維持できるだけの十分なお客様が存在するか。
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これについて、相談者とやり取りしていると、いろいろと良いところが見つかりました。「そんな経験があるんだったら、ここに書いたらいいじゃないですか」「ここに書いてあるほかに、貯金を●●●万円持っているんですね。備考欄に書いておきましょう」「この商品のこの部分があなたの得意分野なんですね。以前の職場でそんなに売れていたのですか。その話を書きましょう。あと、これってセールスポイントだから、商品を販売するときには、ポップやチラシに必ず入れてくださいね」



創業相談はビジネスの成功するイメージを具体化し、それを計画に落としていただくことです。融資や補助金はその後からついてきます。事業の成功確率を高めるために大切なことですよね。

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