11月に入り、一気に肌寒さが増す今日この頃、今月もまずはラグビーの話題から。
このブログでも何度か紹介してますが、ラグビー部時代の同級生の息子さんが、大阪の強豪校『常翔学園』に入学、1年時からベンチ入りを果たし、2年時は怪我で長期離脱を余儀なくされましたが、見事完全復活!
ラストイヤーの今年は、春の全国選抜大会でベスト4の成績を納め、冬がメインとなる花園ラグビー場での全国大会は大暴れ!と当たり前の様に考えてましたが、運命のイタズラか?大阪大会予選で、何十年かに一度起こる、まさかの最悪な組み合わせにハマってしまい…
しかも、予選決勝の相手は全国屈指の強豪で、秋には必ず仕上げて来る百戦錬磨の『東海大仰星』
両校とも、今年度の全国でトップ5に入るチームが、地方予選の段階で潰し合いとなる世紀の一戦は、高校ラグビー関係者が大注目する中、大熱戦が展開されました。
突如降り出した雨の中、一進一退の目まぐるしい攻防が続き、エキサイティングな展開の末、最後は常翔学園が力尽き、無念の敗退…
夢の花園を前に、春に全国ベスト4のチームが、この段階で不運にも引退…しかも、この世代は、中学時代、最後の大会がコロナ禍で中止となる等、不条理な現実が重なった選手達で…
試合後、悔し涙の息子さんを見てると、何とも言い難い思いと同時に、幼き頃から息子と同じ夢を追い続け、二人三脚でやって来た同級生の父親も相当辛かった事でしょう。
残酷だけど、これが勝負の世界、これを糧に、次のステージで飛躍を遂げて貰いたいと思う気持ちと、息子さんと夢を追い続けれた親子愛への羨ましさも入り混じえつつ、この不条理な経験を乗り越えて、精神的にも、プレーヤーとしても、大きく成長してくれる事を願ってます。
しかし、人生って思い通りにならない不条理な事や、理不尽な出来事は、度々訪れるもんですね。
それを受け止め、如何にして乗り越えて行くか?は、幾つになっても、絶える事の無いミッションです。
昨今、ジャニーズ事務所の性被害問題等がありましたが、理不尽な行為を強要され、未来を閉ざされた事実は本当に無念で、心痛む事件なのですが、現在は当の加害者本人が亡くなられた中、これまで見て見ぬ振りを貫いて来たマスコミ、メディアが、手の平を返した様に非難を言い出し、関係の無い人間にまで責め続け、しつように責任追及する姿勢や、不条理に仕事を奪われたり制限された、現役メンバーが不憫でなりません。
もちろん、行われた犯罪は許された事で無いし、被害に遭われた方々は、それによって夢を奪われたかも知れません…
俺自身も芸能の世界で夢を追い掛け、売れない時代に夢をチラつかせ、立場を利用した人間に騙された事もあるし、その悔しさ恨みは今でも忘れず、そいつだけは絶対に許さない。
それ以外も、今で言うパワハラなんて当たり前で、不器用で実力が無い為、ゴミの様に扱われたり、上の人間からだけで無く、年下からも馬鹿にされたり…
おまけに無知だから、いい様に利用されたり使われたりと、思い出せば怒りが込み上げて来る出来事なんて幾つもある。
ただ、それらを恨み続け、実名を公表し訴えた所で、一時的なお金は得ても、夢や幸せは手に入らないし、人間力は養われ無い…
だったら、これをバネに自分で這い上がるしか無く、そういった厳しい世界に飛び込む決意をしたのも自分自身。だから、やるしかない。
何度も挫けそうになりながらも、壁を乗り越える経験値と年輪を重ね『失意の底にいたからこそ、辿り着ける境地がある』と言う言葉の意味を少しずつ体現出来る様になり、一歩一歩の過程全てに意味があると思えるまでになりました。
あくまでも、これは俺の主観ですし、自身もまだまだ、仙人の様な領域には程遠く、未だに戦いは続きますが、過去の辛い出来事や経験をいつかはネタに変え、前向きに頑張れば、新たな幸せが必ず訪れると信じて!
まさに、2013年に放送されたNHKの朝ドラ『あまちゃん』は、それらを全て教えてくれてる気がしますね。
世の中には、芸能界のみならず、ジャニーズ問題被害者の様な辛い経験をされた方々や、日大アメフト部の廃部問題に巻き添えを食らった現役部員、もっと言えば、生まれ持って理不尽な運命に翻弄された方もいます。
それは、俺達には到底理解し得ない辛さや苦しみでしょう…
ただ、人間誰しも、大なり小なり様々な悩み苦しみを持ちながら、その苦難に一歩ずつ立ち向かい、歩み続けていれば、人間としての魅力と優しさが磨かれて行くのだと思います。
だからこそ、いかなる困難や逆境が起きたかが人生を分かつので無く、起きた運命をどのように捉えて、どう生きて行くか?にフォーカスを当てる事が出来れば良いですね。
そんな偉そうな事を言いながら、この冬は常翔学園中心に、年末年始は、高校ラグビーを生観戦しようと計画中だった為、未だショックに打ち拉がれますが、今月からは俺自身もプレーヤーとして踊る機会も頂いたり、自身のカンパニーでは、来年の発表会に向け32人のメンバー達が、既に熱いリハーサルを繰り広げて下さってたりと、充実した日々を過ごさせて貰ってます!
そして、怪我を乗り越え、どんな不条理にも諦めずに頑張り続ける同級生の息子さんの逞しい姿に、俺も頑張らなければと思う次第でした!
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