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中国モーターショー開幕、「シャオミのブースに入るのに数時間待ち」。シャオミは唯一のテスラキラーとして機能するはじめてのメーカーに

日米欧の自動車メーカーの終焉か。中国モーターショーでは「日米欧の自動車メーカーの技術者が跪いて中国車をチェック」「シャオミのブースに入るのに数時間待ち」

Image : CarNewsChina

| シャオミはその絶対的な知名度を活かし中国内での浸透を図る |

シャオミは「製品が優れている」というよりは「ビジネススタイルが優れている」

さて、中国モーターショーが一般向けとしても開幕し様々な話題が報じられていますが、やはり最大の注目を集めたのは「シャオミ」であったもよう。

シャオミは少し前に初のEVであるSU7を発表し、わずか2日で9万台の予約、そして28日経過した時点で75,000台を超える正式な契約を集めており、テスラはもちろん多くの中国の自動車メーカーの存在ですら危機に陥れるであろう勢いを見せています。

シャオミSU7を見ようと群衆が殺到

そして今回現地から報じられているのはシャオミSU7に対する人々の熱狂ぶり。

会場内は「シャオミとそれ以外」に分断されてしまったようで、シャオミのブースにはSU7を一目見ようと多くの人が押し寄せて実車を見るのに「1時間待ち」となったのだそう。

SU7については超高速域での耐久性不足、急加速に対応できないなどの問題が報じられているものの、それらのネガティブなニュースもまったくその人気に影響を及ぼさなかったようですね。

なお、このシャオミSU7の製造を担当するのは国有の北京汽車工業控股有限公司(BAIC)で、年間生産能力は初年度で10万台だと報じられており、その納車は5月から始まるそうなので、市場を席巻する存在となるのは間違いないものと見られます。

日本だとシャオミといえばイヤホン、そしてスマートフォンというイメージが強く、実際のところ中国でも「家電メーカー」というポジションではあるものの、はじめてのEVを「開発からわずか3年」で発売までこぎつけており、これは自社のみによる開発を最初から捨て、同胞であるNio、Li Auto、Xpeng、そしてBAIC等に協力を求めたことで可能となっています。

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つまりは「目的のためには手段を選ばない(純血にこだわらない)」「もっともビジネスにおいて重要なのはスピードである」というシャオミらしいスタイルを貫き、それによってポルシェ・タイカンを(数字の上で)上回る性能、そしてテスラ・モデル3を下回る価格を実現したと考えていいのかもしれません。

たしかにシャオミ含む中国の自動車メーカーの技術的な進歩、そして市場への対応、さらにはマーケティングスキルの向上については目をみはるものがあり、それらに比較すると日本はもちろん、欧米の自動車メーカーの動きすら緩慢に見えるようにも思います(これは”すでに出来上がった組織”と”これから作られてゆく組織”の差でもあり、成長しきった大人と、これから時代の変化を取り入れながら成長する子どもとの差異にも置き換えることができる)。

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参照:CarNewsChina

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