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日米欧の自動車メーカーの終焉か。中国モーターショーでは「外国の自動車メーカーの技術者が跪いて中国車をチェック」、数年前と完全に立場が入れ替わる

日米欧の自動車メーカーの終焉か。中国モーターショーでは「日米欧の自動車メーカーの技術者が跪いて中国車をチェック」、数年前と完全に立場が入れ替わる

| もはや中国市場の攻略は「中国車に倣え」「中国の自動車メーカーの協力無しでは実現できない」 |

今や中国の自動車メーカーは「マーケットリーダー」になりつつある

さて、中国モーターショー(2024年北京国際自動車展示会)が開幕し、現在中国のネットを賑わせているのが「中国モーターショーにて中国自動車メーカーのブースを訪れる日米欧の自動車メーカーの人たち」。

なかにはメジャーを手にして車両を計測する技術者らしき人物もいるといい、「外国人がひざまずき、中国車を調べている」として動画とともに大きく報じられていますが、ほんの数年前までは逆の光景が一般的であり、しかしこれらの報道は「今では立場そしてその役割が逆転しつつある」というひとつの証左なのだと思います。

中国内でこのニュースが拡散しているということは「中国人にとっても衝撃的である」ということなのだと思われますが、実際の数字として中国車の(中国内における)シェアがどんどん拡大しており、近い将来には日米欧の「古参」自動車メーカーが中国の自動車メーカーの模倣をしたり、中国の新興EVメーカーに教えを請う日がやってくるのかもしれません。※中国人は長い間「日米欧の工場」として”使われてきた”という歴史があり、よって(自分たちが外国人に合わせるのではなく)外国人が自分たちに合わせるということについては特別な感情を持つと言われる。よって中国語を話す外国人は非常に珍重されることがある

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実際のところ、ステランティス、そしてフォルクスワーゲンは中国の自動車メーカーとあたらしい提携を行い、その「短期間での開発手法」「エレクトリックパワートレーン / プラットフォームの開発」を学び、中国市場に適応しようという姿勢を見せていますね。

中国

なぜ中国の自動車メーカーは急速にシェアを獲得したのか

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ただ、こういった傾向についてはすでに「家電」とくにスマートフォンではおなじみで、かつての「下請け」であり工場のひとつでしかなかった中国の企業が「指示された製品を作る中で」そのノウハウを吸収して自社ブランドを立ち上げ、やがては日米欧の製品に対抗しうるにまで成長したという例も多数。

加えて、中国市場での販売に焦点を絞るならば、外国企業ではなく中国の企業のほうが市場特性を熟知しているということもあり、海外の製品の優れた点のみを取り入れ(あるいは不要な機能を切り捨て)、自国の消費者向けにアレンジした製品を作ることで中国の消費者の支持を得ているというのが現在の状況なのだと思われます。

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中国製EVについては「多額の補助金を得て安価に製造されている」とはいうものの、日米欧のEV含む自動車は中国市場にとっては部分的に「オーバースペック」である可能性があり、それはたとえば”ずば抜けた日本車の耐久性や快適性”、アウトバーンでの走行、高速域での事故にも対応する欧州車の安全であったりするのかもしれません。

よって、中国の自動車メーカーは「買い替えサイクルの早い」「不満があれば自分たちで修正や修理してしまう」中国市場の特性を考慮し必要以上の耐久性や快適性向上のための設計を車両本体には与えず、かつ「制限速度が欧州に比較して低い」中国市場を考慮して一定以上の速度で走行する可能性を切り捨てているのだと思われます。

そこへ中国市場の好む未来的なデザイン、広く開放的な室内、内装のみで実現できる快適性、先進的なデジタル装備、運転支援装置やアバターなどの要素を盛り込んで「中国市場にマッチした」クルマを作り上げているということになりそうですが、日米欧の自動車メーカーはもはや「中国の自動車メーカーに教えを請う」立場になってしまう、あるいは多くの家電のように「中国のメーカーに対して存在感を発揮できない」状況に陥ってしまうのかもしれません。

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参照:CarNewsChi

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