※本ブログはシリーズ物になっている為、ぜひ最初からお読みください。


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※前回の記事の続きです 



ここまでで

・コロ助の後遺症〈だけが〉原因で髪の毛が抜ける、というデマ
・居酒屋で飲むとコロ助に感染する、というデマ
・西南戦争や日露戦争においてマスメディアが垂れ流したデマ

─など、様々なデマの精神的感染についてみてきた。

では、そもそもデマというものは、
なぜ群衆内で『感染』していくのであろうか。


アメリカの社会心理学者であるゴードン・オルポートは、
心理学の立場からデマを研究し、
その研究成果を『デマの基本法則』として、以下のように定式化した。

R=I×A

“R”はRumor(噂、流言、デマ)の略で、
筆者の推論(理性)によってこの場合の“R”を詳細に定義すると、
「情報の受け取り手が、
直観した情報に理性(推論)というフィルターを通すことによって、
主観的に誇張された情報として把握し直し、
その把握に全く批判を加えず、周囲に拡散してしまう現象を定量化した概念」
となる(汗)

ただ、あまり律儀に定義するのもいささか面倒であるし、
筆者の理性(推論)にも限界があるはずなので、
“R”を「デマの拡散量」
と単純に定義しても、
差し当たって問題はないはずだ。

また、
“I”はImportanceの略で、
情報の受け取り人にとっての
「受け取った情報の中身の重要性」
であり、

“A”はAmbiguityで、
「受け取った情報の内容の曖昧さ」
を指している。


では、この「R=I×A」の定式を、
今回のインフォデミックに当てはめるとどうなるであろうか。

(続く)



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