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血清ビタミンDと片頭痛

3/9/2025 10:00:04

その他

今日のポイント:血清ビタミンDレベルが低いと片頭痛の有病率が高い

ビタミンDと片頭痛発症との関連を調査しました。中国・河南中医薬大学からの報告です。(PloS One誌、2025年1月3日)

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対象患者は、2001〜04年の米国国民健康栄養調査(NHANES)データより抽出した9,142人としました。血清ビタミンDレベルの定義は、25(OH)D2+25(OH)D3(nmol/L)とした。片頭痛に関する情報は、NHANES質問票のその他の頭痛の項より、自由記入に基づき収集しました。ビタミンDと片頭痛リスクとの関連性の評価には、多重ロジスティック回帰、smoothed curve fitting、層別化解析を用いました。

・片頭痛の有病率は20.53%でした。
・血清ビタミンDレベルが低い人は、片頭痛の有病率が高くなりました。
・完全に調整したモデルにおいて血清ビタミンDレベルの最高四分位群は、最低四分位群と比較し、片頭痛の有病率が16%低くなりました(オッズ比:0.84、95%信頼区間:0.71〜0.99)。
・この結果は、層別化解析、smoothed curve fittingでも同様でした。

以上より、その結果、血清ビタミンDレベルと片頭痛有病率との間に、負の相関が認められました。


参考文献:
Association between serum vitamin D and severe headache or migraine: A population-based analysis | PLOS ONE

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