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いよいよ春。タイヤの季節ですね! - ZC33S型スイフトスポーツのタイヤ交換(NEOVA AD09)-

 いやぁ春ですね。眠いです。どちらかというと過労で(笑)
ということで春です。二十四節気でいうところの清明も過ぎ、世間は新たな季節への期待に沸き立っている空気で実に清々しいですね。
個人的にはアジア圏の取引先が清明節で休みだったことにも時期を感じました。昭和ですがクイズところ変わればです( ̄ー ̄) 

 そんなわけで現在四輪&二輪のハイブリッドスタイルで通勤しているわけですが、
従来の電車通勤とは違い月単位で1000km超の走行距離が発生しますので車両の安全その他に対する配慮も必要となってきます。
然るに久々に車でも見るかーと思い、ディーラーの定期点検では特に問題なしとされたタイヤを交換することにしました。

 オートバイの感覚でいうと6000km~10000kmまたは2年が交換時期ではあるのですが、
私のスイフトスポーツは現在35000kmで5年半。それでもディーラーは定期点検で問題ないと言いますが気分の問題もあります。
やはりタイヤはすべての安全の基本ですので気になったら交換です♪

 まずは純正タイヤから。私のスイフトスポーツの標準タイヤは ContiSportContact 5 ですが、
普通ならばお世話になっているディーラーでそのまま純正タイヤへの交換が一番確実です。
ただ、ホイールを7Jのものに換えていることで純正サイズの195/45を結構引っ張って履いているのもあり、
費用もディーラーで聞くと ContiSportContact 5 のまま交換する場合で16万~17万円?程度といったお話で悩むところがありました。

 なかなかの引っ張り具合です。なにせ7Jのホイールに195/45ですから。

 あ。写真は右フロントタイヤなのですが、リムとスポークの中ほどに本州最北?の料金所で削った広範囲の傷がありますね~
雪国だからなのか少々料金所ブースのコンクリートの台座がいつもより近かった気がしますが、なんにせよ油断でした。

 場所は確か第二みちのく有料道路の下田本線料金所かな?下北縦貫道は有料ではなかった記憶なのでむつ方面ではここが最後だった気がします。
料金所がETC通信に対応していないもので、東北道からの料金もまとめてカードを手渡して支払ったと思いますが、そこで気を取られ足元が疎かに。
ただ、見栄えは悪いのですが思い出にと今までそのままにしてありました(笑) ついでなのでここも何とかしようかなあと。

 サイドウォールの状況。ヒビも発生していますので劣化はそれなりです。
それもその筈、画像にあるように 『1618』 の製造ですから2018年の3月でしょうか。
2018年の8月末に新車購入した車でしたので当時は出来立てホヤホヤでしたがこの夏で6年。早いものです。

 ということでタイヤ選び。
オートバイでは根っからのBRIDGESTONE派なのですが正直クルマではまったく拘りなし!
ただ、エコタイヤとアジアンタイヤは絶対に嫌なのでそのあたりを分水嶺に適当に悩んでみたところ、
なんとなく横浜タイヤがいいかなあ。昨今の値上げラッシュのせいかブリジストンはやけに高い気がしますし。
純正のContiSportContactに換えても持ちがいいので下手したら車の寿命ほうが短そうです。
ともあれまずは実店舗に行って選びましょうか。

 とりあえずメジャーなオートバックスさんへ。
実は近隣のタイヤ専門店にも伺ったのですが適当な在庫が潤沢になくそもそも選びようもなかったので、
在庫の多そうな店にしました。店の前に積み上げられたタイヤを呆けながらふむふむと見上げていると、
タイヤ売り場の店員さんが声をかけてくださいましたのでいろいろと相談。

 店員さんのお勧めはヨコハマのFLEVA V701。メーカーのうたい文句は ハイパフォーマンス・スポーティ・タイヤ だそう。
個人的にはPILOT POWER・・・じゃなかった、ミシュランのPILOT SPORT 5も気になりましたが在庫がなく見ることができず。
費用の目安を伺うとPILOT SPORT 5で17万円、ブリジストンのポテンザのS007Aで19万円とか?。
店員曰くの価格ですが『ほんとかね』と思いながら悩み、それじゃあと色々カタログを拝見していたらばよさそうなのがあるじゃないですか。

 結局私が選んだのはヨコハマの NEOVA AD09でした。
お値段については意外にもFLEVAのV701と然程変わりませんでそこそこなお値段の印象です。
選定の理由はいわゆるハイグリップラジアルだから。オートバイのタイヤで例えるとするとBRIDGE STONEのRS11みたいなものですか。
ちょっと通勤にはもったいない気もしますが、そもそも楽しく安全であることが優先ですので多少の損耗の早さは大きな問題ではありませんし、
このNEOVAの金額でも私のオートバイのタイヤよりはずいぶんと割安な感覚もあります。

 それと、このNEOVA AD09はトレッドパターンが面白いのも決め手でした。本当に変わった面白いデザインです。
他方の店員さんのお勧めのFLEVAの701については、サイズ次第でインドネシア製という話もありますしどうもその辺も引っかかりました。

 本当はネット通販で最安値のタイヤを購入し、近隣の持ち込み組付け専門店に頼んでも金額的には安いのでしょうがそれもなんだかなあと。


 ただ、このAD09も結局ほしいサイズの在庫はなかったので取り寄せに。翌週末に作業予約をお願いして一旦帰宅しました。
そして翌週の土曜。予定の時間に入庫し車両を預けたもののなにやら長めの1時間半ほど待ち時間があり、やっと作業が完了。

 とても長かったですがよっこらせとピットに説明に伺うとここで面白イベントが。
まず驚いたのが引き渡しの時のPITスタッフが全員外国の方。無論、下らん差別意識など持ち合わせておりませんのでそれ自体はいいのですが、

「オキャクサマ デキマシタ。ホイールのしめつけかくにんします。103がタダシイデスからネ」

で、4輪を順に締めてみせてくれるのですが、
103N・mは結構なものの、一旦締めた後のものを更に締めているのか?それとも規定トルク以下で仮締めしたものを今締めてるのか?
言葉の壁もあり特に説明もないまま20本のナットを締めてゆかれました。もし前者だとすると好ましくありませんね。言葉の壁はまあ仕方ないか。

 続いてここで更に???な事件が。
とりあえず完了のサインをしろというので私もホイール回りを確認しつつ、取り付けてあるタイヤ空気圧センサ(TPMS)の値も確認。
このTPMSですがいわゆる中華の安物なので過信は禁物なものの、手持ちの基準となる空気圧計と比較したうえでその誤差は把握しています。

 それを念頭にセンターのモニタを見ると、なんとすべてのタイヤが 2.8BAR付近になってるじゃあーりませんかっ。

 ここで不勉強ながら私のイメージですが『ん?バイクでこんなに極端に圧力上げたら怖くて乗れんですよ?大丈夫なのか?』となりまして、
少し脳内でその適否を思案すると・・・今回選んだ NEOVA AD09のこのサイズで規格がXLだとしてもその必要はない筈と思い、
その外国人の店員さんに「大丈夫でしょうか?標準指定の空気圧は 230kPa/210kPaですが、この交換でそこまで変わりますか?」と聴くと、

「コノタイヤはコンナモノです。モンダイナイ。ダイジョーブ。」

 ・・・ふーむ。そうっすか。。。
まあそうねえ不満なら別に家で空気を抜けばいいけれども家に帰るまでが不安だなあと思い、
たまたまタイヤコーナーの係員さん(日本人)がピット前の道路を歩いていたのでお呼びしつつ伺うとこちらも要領を得ず。
それでもここで放置してもよくなかろうということで、規定圧に調整して頂くようお願いしました。

すると「ソウデスカ。オキャクサマがいうんならデキナイコトはないですケド」と渋々やってくれました。

 これで一安心。
私のスイフトスポーツは7Jへワイド化してありそれに合わせる形で今回は 195→215に変更しましたがインチアップはなく、
ロードインテックス的にもSTD→XLの変化を考慮しても、負荷能力的にノーマルと同じ空気圧でもなんら問題はない認識でした。

■注:脳内補足の根拠です
・従来のContiSportContact5:スタンダードタイヤ 195/45R17 81W  230kPa⇒430kg /210kPa⇒400kg
・今回のNEOVA AD09:エクストラロードタイヤ 215/40R17 87W 230kPa⇒455kg /210kPa⇒420kg ※45扁平ではなく40を選んだのは外径関連です


 とはいえ、私のような所詮クルマには興味の薄い素人の考えることですので、
オートバックスほどの大手さんのプロ整備士がおっしゃることは恐らく正しいのでしょう。
時間帯にもよるのでしょうが、全員外国人スタッフに任せているPITという時点でそれが万全だという判断ですから是非もありません。
万一今後走行に不備があるとか、何らかの このタイヤだけの理由 が判明したらばその時に加圧対応しようと思います。


 紆余曲折ありましたがいよいよお店を後にし、
最初に施設の駐車場から公道に出るとき『うおーっいい!これはいい!!』新品タイヤは常に感動ものですよね。
そこから海沿いの広い駐車場のある公園まで慣らしがてら10kmほど走行。グリップ感、安定感すべて今まで以上です。
交差点を曲がるときのラインまで今までより遥かに自由になりました。
流石はメーカーの謳い文句が ”ストリート最強のスポーツタイヤ” というだけのことはあります。
また、純正のContiSportContact 5に比べるとずいぶんとロードノイズが減りました。柔らかい分砂利は巻き上げますけれど。

 この左右非対称で真ん中に太い排水パターンが入ったデザインが特徴的でかっこいいです。

 製造年月は『1124』と最近ですね♪
タイヤはナマモノですのでこの手の回転率のいい店で買うとか、メーカーさんの倉庫から取り寄せるとかが正解です。
ネットの最安値のショップとかですと、どこから出た物でどういう保管状態だったかなどはまるでわかりませんからね。

 ともあれこれで気になっていたタイヤ交換は完了し当面は安心です。
気になる消耗度合いは使ってみなければわかりませんが、調子にのって必要以上に減らさないように気を付けようと思います。


 おっと、そういえば青森の高速料金所でつけたホイール傷の修復の話を忘れておりました。
その対象は右フロントタイヤとなりますが、
それとは別に今回のタイヤ交換で左前ホイールのリムにも3cmぐらいの派手な塗装剥げが2か所増えてましたっけ(笑)
依頼したカー用品店でタイヤレバーかチェンジャーかでつけた傷でしょうが、
この辺りも極めて丁寧な正規ディーラーの整備士さんの作業とはやはり違うことがよくわかります。
(以前、ディーラーの作業不備でホイールを当てたとかでタイヤ流用でホイールを交換してくれたことがあったのですが、傷一つありませんでした)

 それでは続いてホイール傷の補修のお話です。
ホイールナットの締め付けトルクも確認しておきたかったものもあり、現時点外すことに抵抗はない状況ですので丁度いいですね。
片輪のみジャッキアップしてひとまず取り外したらば、ついでにこのところサボっていたホイールの洗浄もやってしまいます。

 大変お気に入りのSonaxのホイールクリーナーで洗えば力も要らず簡単に汚れが落ちて快適です。

 っと・・・うーむ。

 先述の通り用品店タイヤ交換してもらったわけですが、
表から丸見えの状態で交換前のバランスウェイトの両面テープがべったり残っていました。
用品店ってこういうのを除去したりしないもんなんですね・・・。
確かに走行に影響がある重さではないですが、ユーザーが皆タイヤを外して洗浄とか清掃ができる人ばかりではありませんから、
長期の糊残りや焼けを防止するためにもこれぐらいは剥がしていただきたいなと思うのは客の過剰な我儘なのでしょうか。

 気を取り直してテープを綺麗に除去しつつ、塗装をしてゆきましょう。
今回は傷が極端に深いわけではありませんでしたのでパテは盛らずにゆきます。
サンドペーパーを使ってリム部、スポーク部の傷や段差を均して平滑な状態にしたらば養生をします。

 このあたりはじつに適当ですね。多少は塗料の飛沫がかかるでしょうがタイヤですしそこまで気にしません。
それとこの作業用に購入した塗料は汎用のホイール用スプレー塗料のホワイトですが恐らく白の色味は合いません。
プライマーの類を端折っていることもあるのですが、難しいですよね白って。
ただ、全部塗りなおすわけではないのとその辺も単純にめんどくさいので気にしない方向で。
塗らないとアルミ地の保護にもよろしくありませんから塗るのみ。どうせ2mも離れれば判るまいて(笑)

 あとは指触乾燥の頃にマスキングだけ外し車両にホイールを取り付け。
数日の間はそのまま走行しながら乾燥して硬化を待ちます。時期柄雨も降るでしょうが問題はありません。

 少々遠目から。実際ふつうに駐車場に停めてあったら気にならない程度にはなりました。
よく『ここまでするならダウンサスでも入れたら見た目がよくなるのかなあ』と思うことは思うのですが、
私の用途的にこのクルマは道具としての性格が強いので走行性能を落とす方向は避けたいところ。
ホイールトラベルが減ってフェンダーに干渉する、なんてのはやっぱり考慮外になります。要らぬことで気を遣うのも本末転倒ですからね。

 ちなみに少しアップにすると。

 やっぱりホワイトの色の境目がありますね( ̄ー ̄)
想定内ではありますので問題はありませんが、マスキングの段差だけは追って処理(磨いて)しておこうと思います。


 さてさて。久々のスイフトスポーツネタでした。
実はまだクルマとバイクのネタがいくつかありますので、遠からず記事にできればなと思っています。

 春はまだまだ続きます。皆様も素敵なオートバイ&カーライフをお過ごしくださいませm(__)m

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まち侘びたあのカスタムをついに! ~ サイドスタンド編 ~ <CBR600RRカスタム22>

 ( ゚д゚)ハッ!気が付いたらもう春ですか・・・!?
ということでまたもやご無沙汰しております。
また、隠遁中にここに足を運んでくださった皆様には申し訳ありません。いつもご来訪ありがとうございます。

 元日に記事をUpしてからもう3か月ですか。実に早いもので。
いつか書いたかもしれませんが、イマドキのSNSを使わない私の場合はblogはある種の生存確認のような性格もあり、
友人・知人の皆様も御覧頂いていたようですのでその点でもご心配をおかけしております。
嘗て知り合いの知り合いレベルのZX-14R乗りの方で信じられないような不幸な事故に遭われた方が、
元日の記事のまま更新が途絶えたことがありましたが、あれからもう10年にもなるのか。本当に時が経つのは早いですね。


 そんなわけで私は元気にしております^^;
この期間中なにがあったかと申しますと、ツーリングにはまるで行けていないものの公私の ”公” の方が大荒れでして。
職こそ変わっていませんが事業所の移転に伴い現在進行形で地獄絵図の様相です(笑)
なにせ私のチームの6割が移転に伴い退職を余儀なくされたものでして。本社や上司はそんなこと配慮してくれませんからねえ(black)。

 唯一よかった?ことといえば、比較的辺鄙な場所に移転した関係で自家用車通勤が認められたこと。
しかも私の場合だけ特例で 「○○さんはバイク通勤認めないと来てくれないと思う。じゃあ規定作るか。仕方ないからついでに駐輪場も」 なんて、
俄には信じられないような展開で特別な配慮を頂いたとかなんとか(笑) 但し、長年の仲間を失った穴はまた別ですからトレードオフにはなりませんね。

 そもそも心身が荒れているときはオートバイは速すぎて危険なので、通勤はほぼ四輪を使用している始末です。


 ということで最新のオートバイ話などをひとつ。
この2024年初~3月までになにがあったかというと、CBR600RR界隈でいえばなにをおいても2024年型の発売がされたこと。
製品自体の販売仕向け地の関係もあり私の乗る2BL型で最後という噂が大半だったものの、最新の環境規制に対応して8BL型へとマイナーチェンジし販売となりました。

 ただ、細かいことを挙げれば多数あるものの ”色”と”環境規制の為の排気系”と”姿勢検知センサーがアップグレード” された程度で、
酸っぱい葡萄的な意味でもなんでもなく、そこまでショックとなる程のアップデートではなかったのが2BL乗りのメンタルとしては幸いでした(笑)
新型には黒も追加されましたがそもそも好きな色ではありませんし、デザイン変更の方も私の2BLのほうが大人っぽくて好みですので余計にセーフです。

 なにより良かったと感じるのは、タイミングの問題で買いたくても買えなかった皆様にチャンスができたことですね。
現在発売から1か月少々の3月末ですが、続々と買った・契約したなどのネットの喜びの声を目にします。このモデルのCBR600RRは本当にいい出来ですからね♪


 そんな能書きを書いていて思い出したのですが、そういえば一つだけどーしても羨ましくてたまらない改良ポイントがありました!!
今日はそんなお話からひとつ。

 まずはいつものフライングスタイルから。下回りの作業なのでCBRをお空に持ち上げておきます。

 今回のターゲットはこちら。

 そう。サイドスタンドです。
実に地味な変化ではあるのですが 2BL型→8BL型で最大の改良点はこここそだと私は感じました。
画像は2BL(マイナーチェンジ前)のものですが、スタンドをかけ外しする際の短いバーが横ににょきっと出ています。
これ、猛烈に使いづらく感じておりまして先日の立ちごけも正直なところこれも要因のひとつでした。
(※スタンド先端に下駄を履かせていますが、これは舗装したてのアスファルトやキャンプ場などでの埋まりゴケ防止の為で今回は関係ありません)

 というのも、このCBR600RRでは乗車状態で見下ろしたときにこのバーを含むスタンドが目視し辛く、
感覚で出し入れをするようになるのですが、周辺のステップなどの配置が悪く脚が方々にぶつかることでとても大変でした。

 スタンド格納時はステップバーの真下-少し後ろにあるにょきっと出たスタンドの取っ掛かりを頼りに、
つま先か踵でステップバーをよけながら画像の状態までスタンドを出すわけですがこれが実に大変で不確実。
そりゃあ身長180cm超えのモデルスタイルの方や、そもそもサイドスタンドを使わないサーキット専門ユーザーには困らないのでしょうが、
私のような縄文人には死活問題でした。というか、CBR1000RRでは長年問題なかったのでこのCBR600RR(2BL)だけがおかしかったのでしょうね。

 そんなわけで最近は乗ったままかけ外しをすることを諦め、教習所スタイルでスタンドを払ってから乗る/降りてからかける としていたのですが、
それはそれでリアシートに荷物がある時には脚が引っかかって危ないのですよね。それゆえにここの改善は必ずしなくてはならないと常々思っておりました。
当初は溶接で取っ掛かりのバーを延長するとか、汎用品のエクステンションをつけると考えたもののなかなか決め手に欠けていました。


 そんな折。
昨夏の2023年8月?頃の鈴鹿8耐でCBR600RRの改良販売が発表された際に実に興味深く観察していたのですが、
なんとサイドスタンドの様子がずいぶんと変わっているじゃないですか!

 そこから2024年モデルの発売をそれこそ一日千秋の思いで待っていたわけですが、
お世話になっているHONDA DREAMさんには 「スタンド気になってます。パーツ販売されたら注文させてください」とお願いしていたものの、
先述の仕事方面の大荒れでそれどころではなく。結局HONDAさんが公式でパーツリストを公開するまで待ってネット経由で部品を購入することにしました。

 今はいい時代です。ものの2日で目当ての新型パーツが到着。
Webikeさんのある神奈川方面には足を向けて寝られませんね。早速開封して観察してゆきましょう。

 見るからに足をひっかけてスタンドを出し易そうな三角のパーツが出ていますね。

 新旧比較。上が新型8BL用。下が旧型2BL用のものです。

 明らかに長くなっていますね。実測では30mm程度伸びているようです。
これならば大いに期待してよさそうです。もちろん長さなどその他の箇所は変わっていません。
パーツリスト上はブラケットも含めて周辺のパーツは2BLも8BLも同様のようです。


 それではささっと取付をば。
サイドスタンドセンサーも同軸で留まっている箇所なので取付の順序とトルクなどには注意しつつ作業。

 新旧の違いを確認するために左右に画像を並べてみました。

 こう比べて見るとずいぶんと違いますね~。

 後ろから見てもとても良い感じ。
長くなったことで強度が心配ですが、そこは三角形となり2か所で留まっているので問題ありません。

 スタンド格納状態ではこんな感じ。
例の埋まりゴケ防止目的の下駄の存在感はさておき、三角形に出たとっかかり部分が非常にいい感じです。

 実際に使ってみると即座に解りますが、
今まではつま先で取っ掛かりを必死に探して少しスタンドを出してから踵で押し込んだり、
なかなか引っかからない踵で何度も空振りしたりとしていたものが、
30mmも延長された新型8BLのスタンドでは踵でスイッと出せばそれで終わりです。
その差はとても大きく、効果だけでいえば今までやってきたもので最高のカスタムとすら思えるほどでした(笑)


 スタンドに関しては乗降時に常に使うデバイスであり日々のストレスは馬鹿にできませんで、
ちょっとしたことでも使い難いと乗り出すのすら面倒になりますし、そこが改善したことで今後のオートバイでのお出かけも更に楽しみになりました。
通勤で使う場合も会社に着いて不格好に 「よっこいしょ」 と教習所乗りor降りをしなくてよくなり大満足です( ̄ー ̄)♪


 最後にひとつ。免責というわけではないもののお話。
本作業についてはコスト的には安く私自身も大した手間でもないと感じたものの、
庭先での整備としては少し大変な類になるかと思います。
自立しない車体をメンテスタンドなどで安定して支えておかなくてはなりませんし、
スタンド周辺はエキパイとのクリアランスも狭くそこらの工具では入らず、サイドスタンドスイッチへの配慮も必要です。
その点で、もし数千円でやってもらえるならばお店でお願いすることをおススメする内容だったことを付記させていただきます。

 ともあれもうすっかり春も近いので皆様もよくメンテして、気持ちのよいツーリングにお出かけくださいませm(__)m

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2024年って昭和何年・・・。



 皆様 あけましておめでとうございます。
旧年中は依然として更新頻度の不安定な当blogにお付き合い頂きまことにありがとうございました。

 年初の挨拶からしていつぞやのお出かけのものから掘り出してきた富士山の写真にて恐縮ではございますが、
このところ私生活でも仕事方面でライダー仲間が増えつつあり、
XSR900やらカブ(新卒内定者)、バルカン1100やらと今年のシーズンインを待ち遠しくも感じています。
ついてはCBR600RRで富士山も見に行きたいなと思っておりますので、
万障繰り合わせて走りにゆきつつ、どこかでそんなお話もできたらと年初の抱負とさせていただくものです。

 とはいえ、このblogを書いている現在は元日の北陸の大震災から始まり、この1/2には関連した航空事故まで発生しています。
天変地異の類は如何ともし難いものであることは地殻変動の真上に存在する我々日本列島民は身をもって感じてはおりますが、
今はただただ被災された方、不自由な状況を強いられている皆々様の少しでも早い復旧を心より願うばかりです。


 ともあれ新年自体はめでたいもの。読者の皆様もご自愛いただき健やかにお過ごしくださいませ。
本年も当blog、そしてこのマイペースな私の独り言を何卒宜しくお願い申し上げます。

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『だろう』はどんな時も過ちのもとです。 ~ 立ちごけ修復名目でカスタムにこじつける方法論 ~ <CBR600RRカスタム21>

 さてさて。いよいよ11月も目前。
まだまだ日中の通勤などは暑かったりすることもありますが、それでも朝晩はすっかり秋の静かな空気ですね。

 そんな今日この頃。
私は先日の15年ぶり?の立ちゴケから失意の中にいたわけですけれども、
座して死を待つ・・・基、いつまでも引き摺ってメソメソしているタイプではありませんので、
『なんくるないさー』的なアレでやるべきことをやってリセットしてしまおうという算段でございます。


 ということで改めてオートバイの状態を確認していたのですが、
前回の記事の段階で報告したダメージの範囲は以下のもの。

右にコケましたので、全て右側で『テールカウル』『タンデムステップ』『ブレーキペダル』『ミドルカウル』
『ハンドルバーエンド』『ブレーキレバー先端』『ウィンカーミラー(SC59用を転用)』『ウィングレットの先端』

 ただ、一般的に立ちごけとなればそれだけで済むものでもなく、よく見てみると案の定さらなる被害がありました。

 そう。クランクケースカバーですね。

 場所的にはタイミングホールカバーの付近、中身的にはスタータクラッチでしょうか。
一般的に車種を問わずコケるとここが最初に削れることが多い印象です。
当初は『別に漏れているわけでもなし、下側だしなおすのも大変だし、頼むと高いしそのままでいいかなあ』なんて思ったのですが、
個人的に”樹脂の外装は消耗品”でいいのですが、”エンジンのカバーは重要な部品”という感覚もあり対応することに。


 ここで取れる方法は2つ。
【1.削ってパテを盛って再塗装】【2.クランクケースカバーそのものを交換】 です。

 一瞬 【1】もアリかなとも考えましたが、メタリックのフレーク入りの塗装ですし見ための難が。
そして仮に次にコケることを考えると、たとえ焼け石に水でも対策をしておきたかったので【2】に決めました。


 決まればあとは早いもので必要なパーツをその場で発注。納期もある程度見えていますので出来る作業を進めてしまいましょう。

 まずは最初の悩みどころはここだな・・・。クランクケースを開けるにはオイルを抜く必要があります。
そのエンジンオイルなのですが、お店で交換すると13,000~15,000円ぐらい?かと思います。※注:私のCBR600RRでHONDA G4の場合。
私は頼みに行くのがめんどくさいのと状態を見たいので自分でやることが多いのですが、
前回交換から500kmも走っておらず、点検窓から見てもご覧の通り綺麗な琥珀色で透明ですので流石にもったいない。
となれば今回はオイルを回収して再利用をすることにしますので一旦ドレンからオイルジョッキへ。
(画像は冷間で1週間以上放置したあとなので若干レベルが高めですが、規定の暖機後数分経過での確認では適量です)

 
 然らばクランクケースカバーの取り外し。
いくつかのボルトを抜いたらば手前に引くのですが、液体ガスケットが全周に塗られていますので簡単取れるものではありません。
一般的にはプラハンでど突きまわすのでしょうがそれも面倒くさいし、私の性格では傷だらけにしそうですのでより合理的に。

 これ、木材なんかをカットするときや位置決めをするときのクランプなのですが、
それを使って慎重にぺりぺりと剥がしてゆきます。じつに手軽なものです。

 無事にクランクケースカバーが外れました。

 と。ここで大問題が発生!
この手のカバーやシリンダーなどには位置決めの為のノックピンが使われているものなのですが、
CBRにはそれが4箇所。うち3つまでは手やプライヤーで取り外せたものの、シリンダー横のピンがどうしても外れません。

 最初は素手で不能、続いてプラハンで衝撃を与えたり、センタをポンチで叩いたり、浸透潤滑剤を吹いたり、ヒートガンで炙ったりするもビクともせず、
途中で諦めてピンを再度購入するつもりでバイスプライヤーやネジザウルスでガッチリ噛んで回しても全くどうにもならず。
結局なにをやっても外れませんで、こうなったら最後の手段しかありませんでした。

 そう。折れたボルトなどを取り外すときのあの手法ですね。
このCBRのものは中実のスチールのノックピンですから、まずはセンターにドリルで穴を穿って適切なサイズにし、
その後タップで回してゆきます。(エキストラクタは持ってませんが今回の件で近いうちに買おうと思いました)

 クランクケースカバー自体が取れてから苦節1時間。ここでやっと取れました・・・。

 盛大に錆びてカジっとるやないかい!(画像左手がエンジン側、右手はプライヤーでついた傷です)
そしてここまでの戦いでこちらにも犠牲が。

 こちらはクランクケース側。
オイル漏れを誘発してはならんということで叩く際に”外側”から叩いたのですが、その名残で合わせ面に若干の打痕が。
ガスケットはそちらを通さないので大きな問題はないのですが、面が荒れてしまったので後で面を出しておかないとなりませんね。

 ここで理科のお話ですが、ケースがアルミ製、ピンがメッキのかかった中実のスチール製。
メーカーもそれを解ってパーツの選定をしているわけでしょうが、
私もステンレス製のピンじゃあるまいしイオン化傾向的にも面積比的にもそこまで派手にカジることはないのかと思っていました。
ところがどっこいこのシリンダー横のピンだけがこの有様。要因は熱でしょうか?こりゃあバイク屋さんも難儀だなあと思った次第。
NSRの頃に外したスタッドボルトの通る中空のピンはここまで頑固じゃなかった気がします。


 ここでアテにしていたピンが使えなくなる状況となり作業が頓挫したわけですが、
再調達にあたり ”純正部品” ”社外品” の選択肢があり、当初は純正部品をと思ったのですが150円のピンに500円の送料も馬鹿らしい。
さりとてバイク屋さんに頼んだら更に長期間かかるのでそれはそれで面倒くさい。
そもそもが、純正のピンでこの状態になっているわけで同じ轍を踏むのも馬鹿らしい。ゆえに社外品にすることにしました。

 サイズは10mm*16mm。当初はたまたまamazonで売っていたステンの中実ピンが目につき一旦購入してみましたが、
上述の問題で余計に悪いことになりそうでしたので、改めてKITACOから出ているスチールの中空ピンにすることにしました。
ただ、この辺は自己責任というやつですね。真似はされないほうがいいかとは思います。


 続いてクランクケース側のガスケットとノックピンが収まる穴を清掃し、続いて発注した新品のクランクケースカバーの準備へ。
ここで取り出だしたりますは ”NSRのクランクセンターシール抜けの時にクランクケースを割って交換した際に使った液体ガスケット”。

 モノとしてはスリーボンドの1207Bと何ら問題のない確かなものなのですが、なにせ20年単位で工具箱にあったものなので少々不安です。
とはいえ『アルミチューブで穴もなく気体は通さないはずだし、蓋の回りだけ固着してたけれど中は流動性も問題ないし。
そもそもチューブ1本で3000円もして高いし手持ちのものを使ってみるか。』と、もったいない精神でGO!

 若干アテにならないガスケットを、実に久方ぶりに1発勝負で塗るという無謀な挑戦に出ました。

 拡大してみると蛇行したり太さがブレたりと酷いものですが、
多分20年ぶり(笑)にしてはなんとなく、そこはかとなくそれっぽく塗れましたねー。
続いて、車体側のクランクケース合わせ部分にも所定の幅でガスケットを塗布。

 ここの中央上の薄い線がクランクケースの合わせ目です。左右にありますので両方に塗ります。
このスリーボンドの1207Bなるガスケット、表面硬化は早いのですが完全硬化は24時間ぐらいかな。
耐熱性にも耐油性にも優れ、少々待てばすぐに使って問題ないガスケットですが、
今回は急ぐ旅でもありませんのでクランケースカバーを取り付けたらばひとまず別の作業に進みます。


 そして遂に登場のこのアイテム!

今まで長いこと『スライダーなんてダッセーよなあ。プレステのほうが面白いよなぁ。』(※ニュアンス)と思って生きてきましたが、
こと此処に至り立ちごけをしたという厳然たる事実が重く圧し掛かり候。買ってしまいましたよ禁断のアレを。

 【 BabyFace タイミングホールプラグタイプS 】です。所謂 ”スライダー” というやつですね。
プラグホールの穴の規格が変わるわけではありませんのでHONDAのバイクの何種類かに対応している商品。

 ちなみにこの製品、全体的にお高め路線のBabyFace製らしく 11,000円もします。
最初は見た目が圧倒的にかっこいいTSRのキャップスライダー(7,500円ぐらい)が欲しかったのですが、
その時に市場在庫がなく2週間ぐらいの納期感だったこと、
そもそもTSRのものはスライダー部がかなり薄く『これもしかして意味ないんじゃないの?』的な印象を受けたので今回は見送りました。

 ひところ、町田のTSRのすぐ近くに住んでいた私はNSRのタイヤを抱えてチャリで交換をお願いしに行ったりと僅かなご縁もあり、
そもそもTSR製品の精度や品質は非常に高く信頼できるので欲しかったのですが・・・。
今でもバックステップは現在進行形で欲しいぐらいTSR製品は好きです。

 横から見るとこんな高さです。今回の立ちごけでクランクケースの削れた箇所を見るに、この程度の高さは最低限必要な印象でした。
尚、これは ”Sタイプ”ですが、更にもう1層スライダーが重ねられた背の高い”M”タイプも存在しています。
取り付け箇所は純正のタイミングホールキャップと入れ替えになります。

 Oリングだけは純正のものを再利用。
タイミングホールプラグをケースに取り付けたらば、
規定トルクで締め付けてから、樹脂スライダーをネジロックを併用し付属のボルトで装着。


 それでは引き続き、ガスケットが固まるまでさらに別の作業を続けます。
対象はここ。テールカウルの張り出し部分です。

 それなりにガリガリでしたので、画像のように一旦削ってからABS対応パテで盛ってプライマー吹いて(以下略

 とりあえずはこんな感じですか。
若干ガタついて見える白いラインの上側が気になりますが、
この白/青部分のステッカーは2500円ぐらいで購入できるものの、赤い部分のガリガリさえなければバレないかなと(笑)
その他、右のミドルカウル、ロアカウル、ウィングの下などもごく僅かな削れがありましたのでタッチアップで処理しておきます。


 さらに続いて。今度はハンドルバーエンドとウィンカーミラー(SC59流用)のカバー交換。

 バーエンドも転倒時に真っ先に傷がつく場所ですね。

 買っても高いものではありませんので、同時に削れてしまった長ボルトとともに発注し交換。

 ミラー先端部の傷。実をいうと今回のコケが原因の傷だけではなく、主な傷はヤフオクで中古購入したミラーにもとからあったものです。
前後方向に最中合わせでカバーが装着されていますが、後方(ミラー側)はミラー本体のパーツですので買うと高いため、
前側のみ発注して取り寄せました。

 この前川のカバーは1500円ほど。
2006年型 CBR1000RR の頃から使っていますので小傷が多かったのもありちょうどいい交換のチャンスでした。


 と。補修塗装だのパーツ交換だのと余暇で数日かけて作業しているうちに液体ガスケットが硬化する充分な時間が稼げたので、
改めてガスケットの硬化状況を確認してみましょう。

 ・・・・・・・全く固まっておりません!!わはははは。
いやー。流動性はあっても流石に20年前のガスケットはダメでしたね。
固まらないガスケットほどたちの悪いものはなく、そこら中にベタベタと纏わりついて清掃には非常に難儀しました。

■教訓:液体ガスケットは新しいものを使おう! 
※話によると1207Bの保存期間は4か月程度とのことですが、プロじゃあるまいしそんなに短期間では使いきれませんね。

 それにしても『もしかしてダメかも』と解っていたことに対するやりなおしほど虚しいものはありません。
そうそう、クランケースカバーから生えているケーブルはクランクポジションセンサーのもの。
ケースの内側に見える金色のものがBabyFaceのプラグホールキャップ(スライダー)です。

 この段階で再びクランクケースカバーを開けることになったということは、
即ちまたもやオイルを抜く羽目になったということで大変にめんどくさい状況ではありますが、
とりあえずはエンジンオイルのドレンガスケットも予備を沢山買ってあるのでよかったです。備蓄は大事ですね。


 そんなこんなで新たなガスケットを塗って組付け、翌日に硬化良好を確認したらば組み上げてゆきます。
ドレンボルトを取り付けオイルを入れ、クランクポジションセンサーもしっかりと再接続した上で外装類の取り付け。

 やっと元の姿に戻りましたね~。
不本意ながら、たかが立ちゴケ一つで大騒ぎとなりましたがこれで憂いもなくなりました。

 そうそう。今回取り付けた 【 BabyFaceのプラグホールキャップS 】についてはこんな感じになりました。

 色がオレンジ寄りのゴールドであるのは同ブランドのイメージカラーだとは思いますが、
私は画像後方のスイングアームにも、手抜き目的で同社のV字スタンド受けを使っていますので同じ色となります。
個人的にはそんなに好きな色ではないのですが・・・(笑) 古き良きゴールドスプロケットみたいな色味ですね。

 尚、大して変わらない値段 というか ”むしろ割安の20,000円”で同社ではオーソドックスなエンジンスライダーが設定されており、
(商品コード:006-SH041)
それは実によく見る棒状のスライダーが左右ににょきっと飛び出るタイプなのですが、
取り付け先がM6のクランクケースボルトで強度的な不安があること、そもそも露骨すぎて個人的に非常にダサく感じることから見送りました。

 最近は若年層のライダーも増え、メーカー純正オプションなどで同様のものが設定されていてすっかり市民権を得た感もありますが、
立ちごけした人間がいうことではないものの、なんかナイかなあって。
市場にはその他にもエンジンカバー全体を覆う”カバー” などの存在もありますがそちらはそちらで熱が気になります。

 画像にも写っていますがこのホールプラグ、ちゃんとワイヤリング穴もあるのでそこはしっかりと利用。
適当に端材で誤魔化したワイヤー受けがアルミ地のままで若干存在を主張しておりますが、気が向いたら塗ろうかなと思っています。
別途、オイル注入口も取り外しに工具が必要なDAYTONAのキャップにしていますが、そこもワイヤリングをしてあります。


 ともあれこれで無事に完成。

 最後に肝心の今回の立ちごけへの振り返りとしては、
『このCBRは短足の人間は乗ったままスタンドのかけはずしをしてはいけない』です。
永年乗ったCBR1000RR(2006年型のSC57)ではこのような悩みは一切なかったのですが、
まさか600RRになってそんな悩みを生ずるとは夢にも思いませんで、このスタンドの使い難さには正直驚きです。

 今後は、同様に足の長さ&体が固い関係で乗り降り時に少々の引っかかりの懸念はあるものの、
教習所スタイルで ”乗る前にスタンドは払う。降りてからスタンドをかける。”これで行こうかと思っています。
また、2024年型ではスタンド自体のかけはずしのし辛さへの改良もされているように見えるため、パーツが買えるようになったら導入も検討しています。

 いくら15年ぶりとはいえ一度発生したことには何等かの対策が必要ですし、
もう学ばないで若さだけで乗り切る元気もありませんので(笑) この手の年寄りの感慨自体が寂しくもあります( ̄ー ̄)


 おまけ。

 完全にやらかした古い1207Bが固まらなかった問題については、
新しく買ったほうの保存に真空パックを施してみました。脱アセトンの湿気反応タイプとのことですのでこれで寿命が伸びるといいなあ。
そうそう交換はしないでしょうが、今度は左にコケたときにでも使ってみようと思います。

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いい季節になりましたね。でも油断は禁物です。

 いや~。やっと夏が終わった!(現在10月半ば)
いったいどうなっとんのかねこの地球・・・とボヤいた所から失礼しておりますが、
オートバイ的にもいよいよ気楽に走りに行く気になる天候となったことは喜ばしい限りです。

 そんなわけで私も土曜日の朝8時に出発しひとっ走りしてきたわけです。

 山を越え海まで。
最初はすっかり鈍った感覚を戻すべく街道を選びリハビリ走行としつつ、
到着した写真の場所はお気に入りの房総半島は天津小湊エリアの海岸線です。

 といっても実は ”断崖絶壁” の旧道だったりするのですが、
奥に見える海面までは優に50mはあろうかという崖。

 そして振り返ると。

 これまた崖なんでございますわね。
右手に落石注意の標識が出ていますが、
四輪ではすれ違いすら困難な旧道だけに整備は手付かず。
内陸側の斜面からは草が生え放題、道路は荒れまくりでなかなかスリリングです。

 こういうところに気楽に入っていけるのがオートバイのいいところですね♪
もちろん、道中の移動そのものも大きな楽しみであるのも魅力。
いやー。オートバイって本当にいいものですね( ̄ー ̄)


 んで。
適度に体と車両を慣らしながら数時間走り回り午前中には自宅に帰ってきたのですが、
帰宅まえに炊飯ジャーにごはんが残っていたことを思い出し、おかずを買いにホカ弁屋さんに。

 おいしそうな味噌カツを手に入れてホクホクしながらCBRのところに戻り、
愛用のSW-MOTECHのタンクバッグ転用シートバッグに弁当を放り込んで発進!!

 その時です。
『ここ右下がりの傾斜なんだよなあ。。。サイドスタンドを払うの無理かなあ。
 とりあえずやってみるか。・・・あ。スタンドが地面に嚙んだ。右下がりなので踏ん張れない。万事休すか・・・』

 で。敢え無く右にガシャンと(笑)
本当に久しぶりです。確か前の立ちごけはCBR100RRで群馬の中郷に行ったときに畑でコケて依頼。
あれは2008/11/07のことでした(このblogの記録はほんと便利です)。15年ぶりか・・・。

 立ちゴケ自体はライダーならば誰しも経験することではおありでしょうが、
こういう時、『やっべ取り敢えず早く立ち去らなきゃ!』とカッコつけるのもまたライダーのSaGa。
よせばいいのに踏ん張りすぎて既に膝を痛めているのに、さらに力に頼りひょいと持ち上げ要らぬダメージを増やし、
なんともないフリして『ふふん。』と帰宅いたしました。右下がりの傾斜の引き起こしは軽いCBRでも流石に堪えます。

 アドレナリンが出ている間はいいのですが、自宅についたらば即座に後悔タイム^^;
何事も タラレバ は禁物ですが、踏ん張らないと被害が甚大になるので頑張りすぎたのが一番の後悔ですね。
これを書いている現在、左脚全体の各所がとてもいたいです(笑) 

 ちなみに立ちごけの外装慣らしの成果?は。
全て右側で『テールカウル』『タンデムステップ』『ブレーキペダル』『ミドルカウル』
『ハンドルバーエンド』『ブレーキレバー先端』『ウィンカーミラー(SC59用を転用)』『ウィングレットの先端』となかなかの被害範囲。

 たとえ速度ゼロでも立ちごけすると大体そんなもんですよね。。。
気を取り直して早速パーツ手配をと思いましたが、現在の価格でカウル関連は合わせて9万円、ミラーは2万円。
極めつけは ブレーキペダルが7000円!?? 高い!消耗品でしょあんなもん・・・
NSRの頃は2000円台ぐらいだった気がします(※老人の感慨です


 ということで、お小遣いもありませんし自戒も込めて今回は部分塗装で誤魔化すことに致しました(笑)
貧乏くさいのは否めませんが、安いバーエンドとミラーカバー(前側のみ)だけは新品発注し、
あとは削ってタッチアップとスプレー塗装でなんとかします。
唯一の悩みは今のHONDA車の ”グランプリレッド” がほぼ売っていないこと。
愛用のMCペインターにも当然ラインナップがなく、とりあえずヴィクトリーレッドでやりすごそうと思っています。

 しかし現行CBR600RRのサイドスタンドの出しづらさはなんとかならないものかしら。
2024年型で変更になりそうなので改良版のスタンドを買おうとは思っていますが、それで多少はやり易くなるといいなあ。

 そんなこんなでリハビリツーリングで立ちゴケ経験まで履修してしまったというお話。
これからは秋のツーリングシーズン。皆様も油断にはご注意ですよ♪

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