新卒の就活サイトはこれまでナビ型が主流を占めていましたが、人口減少による新卒者の減少で、企業の方から積極的にリクルーティングを行うスカウト型就活サイトが増えてきました。
学生側からすれば、プロフィールに興味を持った企業から逆求人が届くため、効率的な就活ができます。
そこで、利用を考えている就活生に、どのようなおすすめの新卒スカウト型就活サイトがあるのかまとめて紹介します。
総合系新卒向けスカウト型就活サイト14選
新卒向けスカウト型就活サイトの中で、おすすめを以下で紹介します。
OfferBox(オファーボックス)
OfferBoxは学生の3人に1人が利用している新卒向けスカウト型就活サイトで、企業側も大手からベンチャーまで幅広く累計で約17,000社以上が登録しています。
スカウトの通数制限や一括送信の禁止をしているためスパムメールが少なく、企業は求職者のプロフィールや適性診断の結果をよく読んだ上でのスカウトなので、興味を持っているというのが分かります。
適性診断のAnalyzeU+を利用すると自己分析をすることができ、自己PRの作成に役立ちます。プロフィールの作成に困っている学生におすすめのスカウト型就活サイトです。
キミスカ
企業の本気度がわかるスカウトが届くのがキミスカです。
スカウトはゴールド、シルバー、ノーマルの3種類があり、入社して欲しい学生に送るゴールドスカウトはES免除や一次選考免除などの特典が付くため本気度が高いです。
適性検査は一度だけしか受けられませんが、強み、価値観、適職がわかるため、スカウトを得るためのプロフィール作成に役立ちます。
少人数のリアルイベントも開催されていて、サイトだけではわからない情報を知れたり、グループワークの練習にもなります。スカウトにつながることもあるのでおすすめです。
キャリアチケットスカウト
キャリアチケットスカウトは価値観をキーワードに就活できるスカウト型就活サイトで、就活エージェントのキャリアチケットとは別サービスになります。
価値観に関する5つの質問に答えると職業観がわかるだけでなく、価値観をもとにした本選考・インターン求人探しもできます。
スカウトはその価値観にマッチした企業から届きますが、プロフィールが埋められているほど届きやすくなります。
プロフィールの作成に困った時に役立つテンプレート機能があり、アプリから他己分析依頼も簡単にできるためおすすめです。
Future Finder(フューチャーファインダー)
Future Finderは心理統計学に基づく特性分析の結果をもとに求人探しができるだけでなく、企業からスカウトも届くハイブリッド型就活サイトです。
特性分析は回答するのに時間がかかりますが、そのぶん精度の高い情報が得られるため、自己分析ツールとして利用するだけでも十分です。
求人は探す際もスカウトを受ける際も企業との適合度が重視されるため、自分に合った求人を知ることができます。
利用している企業は中小企業やベンチャー企業が多いです。
もしその求人に興味がなかったとしても、視野を広げることができるのでおすすめです。
iroots(アイルーツ)
irootsは将来性、成長環境など厳正な審査をもとに選ばれた企業からスカウトが届く就活サイトです。
質の高さを求めるぶん、取り扱い企業数は200社以上と他のスカウト型サイトよりも少ないです。
スカウトされるためにはプロフィールを作り込まないといけませんが、最大6,000字まで入力可能で、企業に深く魅力をアピールすることができます。
プロフィールの作成に困った際には、強み・弱みや向いている仕事を知れる適性診断も用意されているのでおすすめです。
JOBRASS新卒
JOBRASS新卒はスカウトだけでなく、セミナー・イベントへの参加やキャリアドバイザーへの相談・紹介を受けられるサイトです。
4人に1人の就活生が利用しています。
基本情報、写真、自己PRだけでなく、診断テストを受けたり、ポートフォリオを登録しておくことで、スカウトが来やすくなったり、選考対策や企業研究などのセミナー・内定直結イベントに参加しやすくなります。
スカウトの種類は4つあり、中でもスペシャルオファーは特典が付いているので、アピールにつながる情報は可能な限り登録しておきましょう。
dodaキャンパス
dodaキャンパスは累計で8,500社以上の登録企業の中からスカウトを受けられる就活サイトです。
大学1年・2年生から利用することができ、セミナーを通じてキャリア観を養うことができます。
スカウトはキャリアノートと呼ばれるプロフィールを80%以上入力することで来やすくなりますが、割合を高めるための自己PR無料添削キャンペーンや自己分析ワークシート、適性診断が用意されています。
別サービスでdoda新卒紹介の求人紹介や選考対策アドバイスを受けることもできるので、サポートは充実しています。
CheerCareer(チアキャリア)
チアキャリアはベンチャー企業、成長企業に特化したスカウト型就活サイトです。
求人や説明会にエントリーするナビサイトとしての機能もありますが、メインはスカウトで、就職成功者のうち80%がスカウトをきっかけにしています。
一斉配信機能がなく、送信上限数があるため、スパム的なメールが届く心配は少なく、スカウトはじっくり読んで厳選して送ってくるのが特徴です。
リアルでは内定直結型イベントのチアフェスも開催されていて、企業からスカウトを受けて面談を受けられる可能性もあるのでおすすめです。
Wantedly(ウォンテッドリー)
WantedlyはビジネスSNS型のスカウトサイトで、学生も約10.5万人が利用しています。
プロフィールの公開範囲を自分だけにすることもできますが、スカウトを受ける設定にすると、プロフィールが自動的に公開される仕組みになっています。
通常の求人サイトの機能もありますが、攻めの採用を行っている企業が多く、プロフィールを公開しておけば、スカウトが届く可能性があります。
mikketa
mikketaはベンチャーから大手まで幅広く取り扱っているスカウト型就活サイトです。
プロフィールと適性検査の結果をもとに300社以上の企業の中からスカウトが届きます。
会ってみたい機能を利用して企業にアピールもできるため、スカウトが来なくて困っている時に役立ちます。
限定インターンや面談確約など特典付きのスカウトもありおすすめです。
ABABA
ABABAは他社で最終面接まで進んだ結果を利用して、選考カットスカウトが届く就活サイトです。
すでに他社選考で一定の評価を得ているので、スカウトが届きやすく、平均25通のスカウトが届くのが特徴です。
選考状況を登録すると身バレが気になりますが、登録した企業にプロフィール非公開設定ができるので、心配は要りません。
一からエントリーし直す必要がなく、就活を早く終えられるのでおすすめです。
JobSpring Scout
JobSpring Scoutは採用試験でもよく使われている適性検査CUBICで自己分析ができるスカウト型の就活サイトです。
入力したプロフィールをもとにスカウトが届くのは他のサイトと同じですが、適性検査の結果と企業で活躍している社員の特性を比較できます。
自分の性格・特徴を知れるだけでなく、企業との相性を測れるので、ミスマッチの防止にもなります。
書類選考免除や特別選考ルートの案内が来るスカウトもあるので、適性検査の結果をもとにプロフィールを充実されられるかがカギです。
BLITZCAREER(ブリッツキャリア)
BLITZCAREERはAIアシスタント機能が付いたスカウト型就活サイトです。
自己PRやガクチカを作成する際に、キーワードを入力すると文章を生成してくれるので、プロフィールを作成するときに役立ちます。
人事からだけでなく、社長から直接スカウトが来ることもあり、書類選考や一次面接が免除の特典付きスカウトもあるので、早期内定も目指せます。
プロフィール入力率が95%を超えるとスカウトが届きやすくなるので、50項目のうち可能な限り埋めるようにしましょう。
ジョブトラ
ジョブトラはグループディスカッション(価値観ワークや面接体験会形式もあり)形式の逆求人マッチングイベントです。
最大24名のビジネスワークの優秀者やマッチング度が高い人にはスカウトが行われ、人事(or責任者)・社長と1対1の特別面談が実施されます。
イベント終了後には企業から個別のフィードバックが貰えるので、現時点での評価や強み・弱みを把握して次に活かすことができます。
北は札幌から南は福岡まで全国6都市で開催され、応募資格は一切無しで参加できるのでおすすめです。
IT業界・エンジニア特化の新卒向けスカウト型就活サイト7選
IT業界・エンジニア特化の新卒向けスカウト型就活サイトの中で、おすすめを以下で紹介します。
逆求人ナビ
逆求人ナビは逆求人フェスティバルと呼ばれるITエンジニアに特化したオンライン逆求人イベントを行っている就活サイトです。
個別に企業探しや志望動機を用意する必要がなく、最大7社と1対1で面談した後は、ESや選考カットのスカウトが得られる可能性もあります。
面談後は企業からレポート形式でフィードバックを得られるため、本選考や他社選考に役立ちます。
キャリアアドバイザーに相談もできるため、イベントの面談対策や本選考の対策も準備万端で挑めます。
Paiza新卒
Paiza新卒はプログラミングスキルをもとに企業からスカウトが届くITエンジニアに特化したスカウト型就活サイトです。
無料のスキルチェック問題を解くとランクに応じた求人応募ができたり、スカウトが届くようになるため、ミスマッチを防ぎやすいです。
同じ問題の再挑戦はランクアップの対象外なので、自信がない人はPaizaラーニングで事前に学習しておくと良いでしょう。
スカウトを待っている人は、「気になる!」を利用して企業にプロフィール閲覧を促すこともできます。
キャリアセレクト
キャリアセレクトはWeb・ゲーム・ソフトウェア業界のエンジニアに特化したエージェントとスカウト機能が付いた就活サイトです。
プロフィールが充足しているほどスカウトが届きやすく、企業は一括送信できないため、よく読んで送ってきます。
オンラインだけでなく逆求人イベントもあるので、面談でマッチすれば、特別選考・短縮選考の特典が付いたスカウトを受ける機会もあります。
キャリアアドバイザーを介したサポートでは、就活対策の相談にも乗ってくれるので、心強いです。
サポーターズ
サポーターズはイベントに参加すると支援金がもらえる可能性があるスカウト型就活サイトです。
エンジニア1on1面談イベントや会社説明会・座談会、技育イベントなどが開催されていて、200社以上の企業が参加しています。
イベントは直接申し込みもありますが、登録したプロフィールが充実しているとイベント招待のスカウトが届くこともあります。
エンジニア職だけでなく総合職、デザイナー志望者も利用できますが、募集しているイベントのほとんどがエンジニア向けです。
CLUTCH(旧digmee)
CLUTCHはITベンチャーに特化した求人サービスです。
LINEでイベント情報や企業情報を配信するため、LINEの登録が必須になっています。そのため、LINEを使わない人にはおすすめできません。
イベントには会社説明会、OB・OG訪問会、GEAR合同選考会があります。
GEAR合同選考会は複数社が集まった企業説明会やグループディスカッション、座談会がセットになっており、インターンの確約や選考免除のスカウト特典も付いたイベントなのでおすすめです。
Track Jobs(トラックジョブ)
Track Jobs(トラックジョブ)はITエンジニアに特化した就職・転職支援サービスで、主にプログラミングチャレンジ求人とエージェントサービスが利用できます。
プログラミングチャレンジ求人は、登録プロフィールとプログラミングテストの結果によって特別選考のスカウトが届くのでスキルをアピールしたい人におすすめです。
就活で困ったことがあればキャリアアドバイザーに相談したり、直接応募もできます。
理系学生の利用が80%以上ですが、文系でもプログラミングの経験があれば利用できます。
RecGame新卒
RecGame新卒はゲーム業界に特化した新卒向けのスカウト型の就活サイトです。
ベンチャーから大手まで200社以上(2021年時点)が利用しており、ゲーム業界を志望している人におすすめです。
登録したプロフィールに興味を持った企業からスカウトが届きますが、インターンやアルバイトのように本選考以外のスカウトもあります。
プロフィールだけでなく、自己PR書類やポートフォリオでもアピールできるので、内容次第では特別選考ルートの案内があるかもしれません。
エンジニア就活
エンジニア就活はITエンジニアに特化したスカウト機能付きの新卒就活サイトです。
ベンチャーから大手企業まで幅広くスカウトサービスを利用していて、活動履歴をもとに企業からスカウトが来ます。
利用者の多くはMARCHクラスの学生で、何らかの制作経験を全体のうち約8割の人が持っているのが特徴です。
ITエンジニアを目指す人向けに2ヶ月間のプログラミング研修があり、希望者は無料で受けられるため、文系の未経験におすすめです。
レバテックルーキースカウト
レバテックルーキースカウトはITエンジニアに特化した新卒逆求人サービスで、ベンチャー企業の求人に強いです。
プロフィールを見て興味を持った企業からスカウトが届き、その中にはスカウト限定の特別ルートもあります。
レバテックルーキーは就職エージェントなので、関連サービスの一つであるスカウトの利用者も、選考の相談をキャリアアドバイザーにすることが可能です。
また、ITエンジニア就職を目指している大学生・大学院生向けに、プログラミングスクールのレバテックカレッジを行っていて、安価で受講できます。
理系特化の新卒向けスカウト型就活サイト5選
理系学生特化の新卒向けスカウト型就活サイトの中で、おすすめを以下で紹介します。
LabBase(ラボベース)
LabBaseは理系学生特化のスカウト型就活サイトで、利用者のうち約80%以上が国公立・MARCH以上の学生です。
プロフィールに研究内容や活かせるスキル、希望職種などを記載しておけば、興味を持った企業からスカウトが届きます。
会社説明会以外に、座談会や個別に志望動機を用意しなくても、自己紹介用の自己PRがあれば面談できる面談会なども開催されており、特別選考の案内が来る場合もあります。
イベントはZoomを利用したオンライン開催なので、居住地を問わず参加が可能です。
アカリク
アカリクは理系学生・大学院生に特化したスカウト型就活サイトで、約17万人以上(2022年10月時点)が登録した実績があります。
研究内容などのプロフィールを65%以上入力すると、企業が興味を持ちやすくなり、平均10通以上のスカウトが届くことがあります。
分野別のイベントでは、自己分析ワークショップ、エントリーシート作成セミナーなどの就活セミナーだけでなく、特別選考ルート確約の付いた説明会なども開催されています。
キャリアアドバイザーによる就活相談もあり、選考対策のアドバイスをもらえるので役立ちます。
理系ナビ(スカウトオファー)
理系ナビは理系学生に特化して就職・インターンシップ情報やイベント開催、キャリア相談、スカウトオファーサービスを提供しています。
旧帝大、早慶など難関大の理系学生が多く利用しており、登録者の半数以上を占めます。
登録情報に興味を持った企業からスカウトが届くため、専門性だけでなく可能性を知るために活用することができます。
プロフィールが埋められているほどスカウトが届きやすくなるので、研究内容や自己PRなど必要事項は可能な限り入力するようにしましょう。
TECH OFFER
テックオーシャンが運営しているTECH OFFERは、理系学生に特化した新卒逆求人サイトです。
オファー数が多いのが特徴で、1人あたり平均20社(22卒利用実績)あり、書類選考免除のオファーも含まれているので、面接でアピールできるチャンスがあります。
オファーが届きやすくなるポイントは、所属、専門分野、指導教員、属性・キーワードなどを可能な限り入力して、登録情報を充実させることです。
求人企業の探索や、「気になる」を利用して企業からのオファーを促すこともできるので、待つだけではない使い方もできます。
リケイマッチ
リケイマッチは理系向けの新卒逆求人サイトですが、特に機電・情報・数物科学の学生におすすめです。
利用している企業は理系学部卒を歓迎しているメーカーやIT企業などで、学歴フィルターが無いのが特徴です。
「興味あり」をクリックして企業に興味を持ってもらうこともできるため、プロフィール公開してスカウトを待つ以外の使い方もできます。
就活を助けてくれるAIによるプロフィール添削や、面接フィードバックを受けられるサービスもあるためおすすめです。