1. はじめに|花粉症の時期にものもらいができて困っていませんか?
春が訪れると、花粉症に悩む人が増えますが、その時期に「ものもらい」まで発症してしまうことがあります。
- 「目がかゆくてこすっていたら、まぶたが腫れて痛くなった」
- 「花粉症の症状と重なり、目が開けづらくなった」
こういった経験をしたことはありませんか?
私自身、毎年花粉症に悩まされ、目をこすったことにより、上マブタの下に「ものもらい」が毎年のようにできています。
この記事では、花粉症でものもらいができる原因と、予防・対策をわかりやすく解説 します。
2. 花粉症でものもらいができる3つの原因
花粉症ともらいには深い関係があります。以下の3つが主な原因です。
原因 | 詳細 |
---|---|
目のかゆみでこすってしまう | 手に付着した細菌が目に入り、感染を引き起こす |
花粉による炎症が悪化する | 目の粘膜が弱り、細菌が繁殖しやすくなる |
免疫力の低下 | 花粉症の影響で免疫力が低下し、感染しやすくなる |
① 目のかゆみでこすってしまう
花粉が目に入ると強いかゆみを感じるため、無意識に目をこすってしまいがちです。しかし、手には細菌がたくさん付着しており、その細菌が目に入り感染することで、ものもらいを引き起こします。これが花粉時期のものもらいができる主な原因です。
② 花粉による炎症が悪化する
花粉症の影響で目の粘膜が炎症を起こしていると、まぶたの油分の分泌が乱れ、細菌が繁殖しやすくなります。その結果、まぶたの腫れや赤みを伴うものもらいが発症しやすくなります。
③ 免疫力の低下
花粉症の症状が続くと、体が疲れやすくなり、免疫力が低下します。免疫が弱ると、ものもらいの原因となる細菌(黄色ブドウ球菌など)に感染しやすくなります。
3. 花粉症でものもらいを予防する5つの方法
ものもらいを防ぐためには、日常生活での対策が重要です。
① 目をこすらない習慣をつける
- 目がかゆいときは、冷たいタオルで目を冷やす とかゆみが和らぎます。
- 抗アレルギー目薬を活用し、かゆみを抑える ことも効果的です。
② 花粉対策を徹底する
- 花粉カット用のメガネを着用する(普通のメガネより花粉の侵入を防げます)。
- 外出時はマスクをして、花粉が目や鼻に入るのを防ぐ。
- 帰宅後はすぐに洗顔し、目の周りについた花粉を落とす。
③ 目を清潔に保つ
- 手をこまめに洗い、目に触れる前に細菌を落としましょう。
- アイメイクは控えめにし、クレンジングでしっかりオフする。
- コンタクトレンズは清潔に保ち、可能ならメガネに切り替えましょう。
④ 免疫力を高める
- バランスの取れた食事(ビタミンB2・B6・Cを多く含む食品) を意識する。
- 十分な睡眠をとり、体の回復を促す。
- ストレスをため込まず、リラックスする時間を作る(軽い運動や深呼吸もおすすめ)。
⑤ ものもらい予防に役立つ目薬を活用する
- 花粉症用の抗アレルギー目薬を使い、炎症を抑える。
- ものもらいになりやすい人は、抗菌目薬を常備しておく こともおすすめです。
4. ものもらいができた時の対処法
✔ 軽度のものもらいの場合(痛みや腫れが軽い)
- 目を清潔に保ち、触らないようにする。
- 抗菌目薬を使用し、症状の悪化を防ぐ。
- 温めたタオルで目を温めると、膿が排出しやすくなる。
- 早めのうちに病院にいくのもあり。
✔ 重度のものもらいの場合(痛み・腫れがひどい、膿がたまっている)
- 早めに眼科を受診し、適切な治療を受ける(抗菌薬の処方・切開が必要な場合も)。
- コンタクトレンズやアイメイクは控え、目を休ませる。
✔ やってはいけないこと
- 自分でつぶさない!(炎症が悪化する可能性がある)
- 汚れた手で触らない(さらに細菌が広がる)
- 市販の目薬を適当に使わない(合わないものを使うと悪化することも)
5. まとめ|花粉症でものもらいを防ぐためにできること
✅ 目を清潔に保ち、花粉対策を徹底する ✅ こすらない・触らない習慣をつける ✅ 免疫力を高め、ものもらいができにくい体を作る ✅ もしものもらいができたら、正しい対処をする
ものもらいは大体、数日から2週間程度で治るので目を清潔にしながら気長に治るのを待ちましょう。
花粉症になる人は年々増えています。花粉症の原因はアレルギー反応とまでしかわかっていませんが花粉症の時期でも快適に過ごせるよう、しっかり対策していきましょう!