アメリカロサンゼルスを拠点に
CAをしております
ラスベガス在住2児のママ
コモです
羽田線乗務を終え
現在、5日間のお休み中です
CAの仕事の良いところは
お休みが多い事
国際線だと毎回のフライト後
4-6日のお休みがあります
もっと働きたければ
もっとフライトを入れる事も可能だし
働きたくなければ
もっと働きたいCAにトリップをあげる事も可能
もちろん
ホリデーシーズン中は仕事であったり
家を不在にする事も多かったりもしますが
比較的ラークライフバランスの取りやすい職業
ではないかと感じます
そんなわたしの休日は
子供達を学校まで車で送り
愛犬との朝散歩、掃除洗濯と
いたってよくある、ママライフを送っています
灼熱だった夏も終わり
ベガスにもやっと秋がやってきました
散歩も最高に気持ち良い
旦那や子供達がいない
一人だけの静寂な時間
普段仕事で沢山の人々と接している分
平日昼間は家の中で
ひとり気ままに過ごす事が
何よりも贅沢な時間だったりします
そんな至福なひと時のお供は
やっぱり読書
本の中でも最近は小説、
特に辻村深月さんの作品にはまっています
以前ブログにも投稿しました
今回読んだ作品はこちら
今日の一冊
婚約者失踪
冒頭からサスペンス感満載の内容ですが
実は人間ドラマ溢れる人生ストーリー
小説の良さは、
日常では体験しえないであろう事が
物語の登場人物に感情移入する事で経験できる事
なんて言われています
この作品のメインテーマである”婚活”
「自己評価は低いくせに、自己愛が半端ない」
親の言う通り、望む通りに生きてきた
善良で謙虚ないい子
ただ箱入り娘であるがゆえ
傷つく事にも慣れてないから
他人から傷つけられる前に予め
”私なんか...”と自分で自分を卑下し
心の準備をしておく
でもいざ自分で何かを”選ぶ”場面になると
強い自己愛がゆえに傲慢になってしまう
婚活で知り合った相手に対し
”ピンとこない”というありふれた言葉を使い
”自分には相応しくないから無理”
という真の思いをひた隠す
私自身婚活をした事はありませんが
実際してたら同じように思っただろうな...
なんて感情移入しつつも
ただ私の場合は主人公とは違い
親の言う事を聞く善良な良い子ちゃんではなく
どちらかと言えば親の望む事の逆をいく
反抗的な性格だったから
婚活する前に
打算も策略もなく
勢いだけで結婚するタイプだよな
だから実際国際結婚しアメリカに移住したし...なんて
登場人物と自分自身を比べながら
自己分析もしたりしています
でも終盤に入ると
私とは異なるタイプである
主人公の気持ちにも共感できたりと
心を揺すぶられた作品でした
一つ思った事
”かわいい子には旅をさせろ”
これ、この小説を読んだ後の教訓です
ビジネス書や自己啓発書も良いですが
小説の世界に入り込み
あたかも自分が体験しているかの様に
その物語や人物に没入する
未知への疑似体験が手軽にできる小説
最高のエンターテイメントですよね