倒産をする判断基準とは? | 倒産コンサルティング

倒産コンサルティング

倒産は準備さえ出来ていれば怖いものではない

 

前回のブログは「倒産時に本に頼っても無駄です」でした。

倒産に関する書籍は、倒産させないものが多く

倒産を決めた場合の書籍はかなり少ないようです。

その中でも倒産の本は弁護士に依頼してからどうなるのかを

法律に沿って書かれています。

 

はっきり言って法律に則って倒産処理をするのでしたら

弁護士の指示どおりにやれば良いので書籍などは必要ありません。

 

 

 

 

倒産の判断てどうするのか?

 

自分の会社を倒産させるか継続させるのかは

経営者の判断となりますが、基準みたいなものがないのか?

このような質問を頂いた事があります。

 

一般的には債務超過があげられます。

借入金が年間売上+資産を越えている場合に1つの判断基準になります。

債務超過になっていても直ちに倒産する訳ではないのであくまで基準ですね。

 

もう1つはキャッシュフローです。

収入に対して支払額が多くなってしまうと毎月の現金が足りず

将来的に支払いが出来なくなる場合です。

 

 

 

最近はキャッシュフローです。

 

最近ではキャッシュフローで判断する場合が多いと思います。

私も数ヶ月先の支払いが出来なくなると予想して倒産を決めました。

 

支払いが出来なくなっても倒産する訳ではありませんが

資金繰りや仕入先の対応など支払いが出来なくなると本業以外に

いろいろとやらなければいけない事が多くなってしまいます。

結果的に本業の売上が減って更に状況が悪くなります。

 

 

倒産する場合の判断時期

 

最悪なのが来月の支払いが出来ないから倒産するしかないという状況です。

そこまで判断を伸ばしてしまうと私に相談されてもどうしようもありません...

なぜ来月の支払いが出来なくなるまで何もやらなかったのか...疑問しかありません。

 

数ヶ月先の支払いが出来そうにないな...と思ったら

その時が倒産させるかどうかの判断時期です。

 

倒産させるしかないと判断した場合は、すぐに準備に取り掛かり

準備が出来た段階で弁護士に依頼します。

一方、倒産させないと判断したら、金策に動いて資金確保をしなければなりません。

銀行などから追加融資してもらえるかはおおよそ分かっていると思いますが

ダメもとで依頼してもたぶんダメです。

 

 

社長の状態にも関係する

 

倒産させるか存続させるかの判断基準に社長のやる気も関係しています。

まだまだ気力十分でバイタリティが残っているのでしたら継続も可能かもしれませんが

その時点で精神的な疲労が積み重なって、気力が失せている場合は

少し残った気力を使って倒産準備の為に使いましょう。

 

私の場合は既に精魂尽き果てた状態でしたので

最後の力を使って倒産準備をしました。

あくまで倒産準備をするのであって弁護士に依頼する前の準備です。

主にブラックな方法での準備でした。

 

 

倒産させなかった人の場合

 

どうしても倒産させたくなかった知り合いがいました。

幸いにも借入先が銀行だけだったので支払いが出来ない事を伝えると

債権が保証協会の債権回収会社に移行しました。

 

その後保証協会と協議を繰り返し、とりあえず月に5,000円の返済で合意し

半年後に再協議するという事になり倒産せずに現在も存続させています。

 

このような事は、銀行以外に借入がなく

更に返済する意思を伝えるのですが、返済したくても希望の金額は無理なので

5,000円だけでも返済したいと伝えた結果です。

 

この件も私のコンサルを依頼された方なのですが

社長自身がまだまだ元気で気力があったから出来た事です。

 

 

 

倒産も存続もやり方次第

 

倒産するにしても存続させるにしても

知っているか知らないかでその後は大きく変わってしまいます...

知らない方法をいくら考えても出てきませんので

調べるか教えて貰うかしないと知識は得られません。

 

無料の情報も多くありますが、無料のものは無料の範囲を越えません。

必要な情報は有料でも得るようにして下さい。

 

 

 

 

 

 

 

応援してもらえるともっと頑張れます!


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