Diary

天草でのことと、最近のはなし。

早くも3月。
1月に祖母が亡くなってから、慌ただしく1,2月が過ぎてしまった。
子連れで2回も天草を往復すると、海外旅行に行ったくらいの疲労感ですな。

私は関東出身だから、天草は母の出身地というだけで、故郷というわけではないのだけれども、自分にとっての田舎(精神的な帰属意識という意味合いの)であり、大好きな場所で。

母は兄妹が多いので、いとこもいっぱいいるんだけど、その中でも私はよく天草のおばあちゃんちに帰っていた方なんじゃないかなと思っている。(数えてはいないけどね!)

田舎ってみんなにあるもんだと小学生の夏休みを過ごす私は思っていて、長期休みにはみんなが田んぼや畑のある、トトロのメイちゃんさつきちゃんが住んでいるようなところに帰省するもんだと思い込んでたのだけれど、よくよく考えたら両親、ご先祖共に都心出身ってケースもあるし、海外ってこともあるだろうし。地方の(ド)田舎に帰る場所があった私は、THE田舎の概念を体感することができたという意味で、貴重な人種かもしれない。

おばあちゃんが住んでいた家はもちろん残っているけどね、ふと、もうあのおうちに、畑で草引きしている姿のおばあちゃんはいないんだと思うと、寂しい。

田舎のお葬式というのはやはり東京とは違う部分も結構あって!お坊さんの声も、人数も、寺の大きさや豪華さも、お供え物や、数々の習わしも、知らなかったことばかりで。おじいちゃんがなくなった時も参列はしていたのだけれど、高校生だったこともあって、大人になった今だから感じられることも多かった。

仏教にそこまで興味を持ったこともなかった私でも、それぞれの供養の意味を調べてみたりして、手を合わせたり。南無阿弥陀仏をナムナムしながらおばあちゃんが立派な仏様になれるように後援しました。

おばあちゃんとの思い出はまたゆっくり書き残しておこうと思っているのだけど、いつも暖かく迎えてくれたおばあちゃんが、これからも大好きだし、おばあちゃんの孫でよかった。

戦争、原爆も経験して、弟を立派に学校に通わせて、苦労したことも私の想像以上に多かった時代を生き抜いたおばあちゃん。地に足を付けて、やるべきこと淡々とこなして、でもユーモアをもって、強く、逞しく、カッコよく、優しく。私もすこしでも、おばあちゃんの生き様に近づくことができるように日常を生きていきたい。

ABOUT ME
ままたむ
30代、夫と息子(2歳)との3人暮らし。 大学までは音楽専攻。10年社会人した後、今は子育て中心の生活しながらマイペースにフリーランスしてます。