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宿題について考える

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去年フィオンよりひとつ上の私たちのお友達のこどもや、エメちゃんの生徒ちゃんが1年生なのに宿題が多すぎてお家に帰って夜になっても泣きながらそれをこなしてるって話を聞いてなんだか腹がたって宿題について色々と調べてみたのよね。
そこで知った『小学生の宿題は学力向上に効果無し!』っていうセンセーショナルな論文。

それを知って、なんだよそれならこどもが毎日楽しく友達と遊ぶ時間を奪われて、家族との時間も減らされて、時には親に「宿題やったの?いい加減に早くやりなさいよ!」って怒られて、親も子もいやな気持ちになって、忘れたら学校で悪い子扱いされて、なんなら先生だって宿題チェックに膨大な時間を割かなくてはいけないって、いいことなんてなんもないのに何のためにあるんだよ?って思っちゃったのよね。

だから、フィオンが小学生になったらわたしとエメちゃんは宿題没滅運動しよう!なんて意気込んでいたの。

ちなみに、オーストラリア(まぁある学校もあるだろうけど)はほぼ宿題なしが当たり前。詳しい理由はわからないけど、そもそも日本は暗記型教育が主流なのに対して、欧米は自ら学んでいくアクティブラーニング、PBL(問題解決型学習)が主流で、日本みたいにコツコツ漢字を覚えよう!ドリルをして3桁×3桁の計算問題を間違えないようにできるまでやろう!ってのがない。だってあっちは小学生でも計算機持ち込みOKだから計算力なんていらないのよ。単純な計算力よりも答えを出すための思考力を重視しているの、それがアクティブラーニング的な考えなんだと思う。

だからフィオンが宿題がはじまったらわたし先生にわたしたちそういう考えがあります!って言わなきゃなぁなんて思っていたら、今日人生ではじめて宿題ってものを出されてやることになったフィオンが『おれ今日宿題やるの超楽しみ~!』ってノリノリで帰ってきたの。しかも帰ったらすぐに机に向かって、ipadを横に置いてお気に入りの音楽をガンガンかけながら宿題を楽しそうにやっていたのよ。

まぁ今はめちゃめちゃ簡単なちょっとの宿題だから楽しいに決まっているけど、そんなノリノリな息子を見て楽しく家庭学習できるのならこれはこれでありだなぁと思ったのよね。で、すぐに逆リサーチをしてみたの、『宿題のメリット』の方。(ってかそもそもしておけよって話。何か気になったら自分の思考の逆リサーチをする習慣まっじつけなきゃだわ、じゃなきゃ認知バイアスに陥っちゃう!)そしたらそれはそれでやっぱりいいことがあるわけ。例えば集中力や忍耐力が養われる的なあと達成感が感じられるとか。(でもそれって全部宿題じゃなくても好きなスポーツとかからでもいい気がするけど、まぁいいか)だから先に書いた『小学生の宿題は学力向上に効果無し!』がすべてではないようなの。(その時はとてもショッキングなエビデンスだったからちょっと話題になる感じにその論文もだいぶ切り取られて記事になったっぽい)

でもいろいろ調べているとやっぱりただただ宿題が多いのは一番だめっぽい。こどもも集中力がなくなるし勉強が苦痛なものになってしまうからそれこそまったく向上には結びつかない。むしろ逆効果。だからお友達のこどもが通う学校の去年の小学校1年生のやり方は最悪パターンだわね。だって泣きながらだよ。ひどい話だよ。
そこでわたしが思ったのはこどもが自主的にやりたくなるそういうモチベーションがうまれる宿題ならいいかなと。これって簡単に書いたけどじゃあどういうやつ?っていうと今は浮かばない、難しいよねぇ。だけど、一方的に与えられたものをこなす作業的な宿題はあまり意味がないみたいよ。(漢字はねー、繰り返して書かないと覚えないし、漢字ドリルは仕方ないかって思っちゃうけど、これももうこの時代読めればよくない?だって携帯で調べたらすぐ出てくるし、書くこと自体もう最近ほぼないじゃんそれこそ受験のためだけじゃない?)

だから将来的なことを考えても、暗記でいい成績がとれるのは大学受験までで(それもあくまでも国内のね)それ以降はどれだけ自分の意見をしっかりもってはっきり人に伝えられるか的なプレゼンテーション能力が高かったりコミュ力が高かったり、問題解決能力に優れている方が間違いなく活躍できるのだから、そういう面もきちんと育つ教育にもう少しシフトして欲しいよね。でも日本の基礎学力の高さはかなり優秀らしいから全部変えちゃうのはもったいないけど、最低限の四則演算ができればいいんじゃないかな。

ということでわたしの勝手な結論は、日本ももう少しアクティブラーニング(問題解決型学習)にシフトしてただの暗記やただの計算に時間を費やすのをやめて、もっとプレゼン的な時間やディベートをしたりしたらどう?で、学校のあとは友達と楽しく遊んで自然を感じて、虫を捕まえたり、季節を感じたり、歳の違うこどもや大人と会話する時間や、興味があるスポーツや趣味をする時間や、家族との時間をたくさん持つ方がコミュ力アップや向上心向学心に繋がる気がする!ということで、やっぱり宿題いらなーい!!笑

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この記事を書いた人

Mummy & Graphic designer

I live in the beautiful prefecture of Kochi, Japan. I’m married to a cheeky Australian and we have an energetic young boy. I’m interested in family time and enjoying nature.

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