じゃない城(36) ライトレールで行く 飛山城

アクセス:宇都宮LRT飛山城跡駅から徒歩20分

皆さんこんばんは Okkapiki(おかっぴき) です。今日は栃木県宇都宮市にある飛山城をご紹介します。宇都宮と言えば餃子で有名ですが、2023年夏に国内では75年ぶりに新規開業の路面電車が営業を開始し、街の新しい名物になっています。その名もライトレール。なんだかヨーロッパの街で走ってそうな次世代のストリートカーです。飛山城はJR宇都宮駅から、このライトレールに乗って飛山城跡駅で降りて、歩いて20分ほどの所にあります。

車窓から見える鬼怒川と飛山城(右奥の森)。このお城、鎌倉時代後期の永仁年間(1293-1298年)に宇都宮氏の重臣であった芳賀氏によって造られました。芳賀氏は元々平安時代には清原姓を名乗っており、宇都宮氏のもう一方の有力家臣である益子氏は元は紀姓を名乗っていたので、これら二つの有力武士団は “紀清両党” と呼ばれていました。戦国時代の関東に於ける騒乱では、常陸 佐竹氏の支援を受け、当時 壬生氏が占拠する宇都宮城奪回作戦の最前線基地となりましたが、1597年の秀吉による小田原征伐後の宇都宮仕置にて、破却命令の対象となり廃城、300年に渡る歴史の幕を閉じました。

お城の城門跡、高い土塁と木橋が再現されています。

城門は、ジオラマでは下の部分にあたります。東と南に高い土塁を巡らせ、西と北は鬼怒川が流れる要害の地です。特に西側は高低差25mもある河岸段丘となっているため、攻め難く守り易い理想的な中世の平山城です。また城門の横には資料館があって、なかなか見応えがあります。

城門で繰り広げられる戦闘が再現されていました。

ご覧の通り、城の東面と南面には高い土塁が張り巡らされています。

なななんと、土塁登りを体験できる場所まであります。こんな初めて見ました(笑)。では入口に戻って中を見て行きましょう。

入って直ぐ、お約束の虎口。

主郭部(本丸部分)は更に内堀に囲まれています。

主郭部は武士の詰め所や倉庫がいくつも並んでいます。

主郭部を巡る堀は横矢が掛けられるようジグザグになっています。このように綺麗に再現された土塁が印象的な中世平山城の飛山城、ライトレールが出来て宇都宮駅から行きやすくなりましたので、是非行ってみて下さい。

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次世代路面電車のライトレール、乗るだけでワクワクです。

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