2024年2月期の決算が続々と発表されています。

決算発表

バロックジャパンリミテッド（3548）

対前年で増収増益となっており思ったほど悪くない印象です。配当予想も据え置きで配当利回りは約5％と高水準になっています。しかしながら利益については子会社からの配当金による所が大きい事、本業が目立って改善する傾向ではない事、配当性向は相変わらず100％を超えている事などが不安な内容です。

鉄人化HD（2404）

増収増益、黒字転換しました。「継続企業の前提に関する注記」の記載解消も発表された事で、良い方向に向かっている事が見て取れます。

ベースフード（2936）

継続的に赤字決算となっていますが、売上は伸長し続けています。商品の自主回収などがあった事を考えるとかなり健闘しているといえます。今期も赤字幅が縮小するようであれば、来期以降に黒字転換も視野に入ってくるのではないでしょうか。

ヤマダHD下方修正

ヤマダHD、通期の純利益予想を下方修正　319億円から240億円に

2024年4月15日 15:05

ヤマダホールディングスは15日、2024年3月期の純利益が前期比24.6%減の240億円になる見通しだと発表した。従来予想の319億円（前期比0.2%増）から下方修正した。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサスの311億8300万円を23%下回った。営業利益は前期比6.1%減の414億円（従来予想は前期比14.6%増の505億円）、経常利益は同6.1%減の470億円（従来予想は同10.1%増の551億円）、売上高は同0.5%減の1兆5920億円（従来予想は同5.3%増の1兆6860億円）と、それぞれ予想を引き下げた。QUICKコンセンサスは営業利益が453億6700万円、経常利益は515億6700万円、売上高は1兆6074億8300万円だった。（略）

日本経済新聞WEB版より引用

これと同時に創業50周年記念配当を1円追加して期末配当を「13円」とする事を発表しました。しかしながら全体的には残念な内容となってしまいました。本業の回復はまだ遠そうです。