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バツ3(カウント3??)な私の人生物語
【第 26話】へようこそ！
(前回までのあらすじ)
T君と職場恋愛の末、24歳で結婚した「エ
クコ」は1年後待望の長男を授かった。
長男が1歳4ヶ月になった頃、保育園に預け
一時は仕事に熱中していたが、やはり子供
は2人は欲しいと「エクコ」は仕事を辞め
た。
やがて、2人目の子供がお腹に宿った。
所が、その頃夫であるT君は、会社の同僚と
パチスロにはまって行ったのでした。
夫だけの収入で、なんとかやりくりをして
いた最中(さなか)、夫は同僚から家を建て
るという話を聞いて、自分達も家を建てよ
うと言いだした。
そして、話は着々と進んでいよいよ現実と
なり、昭和から平成になった頃、夢のマイ
ホームは完成したのでした。
バツ3(カウント3??)な私の人生物語
【第 26 話】：夫婦崩壊の始まり…
新しい家は、とても快適だった。
2人目の子供も女の子で、男の子よりは育
てやすかったし、隣の家には両親が住んで
いるから、何かと手助けして貰えた。
父も母も、孫を良く可愛がってくれた。
幸せな日々は続いていた。
ただ1つ、夫がパチスロ、パチンコに更に
ハマっているのが「エクコ」は嫌で、たま
らなかった。
夫T君は、仕事には毎日ちゃんと行っては
いたが、真っ直ぐ帰って来る日が少なかっ
た。
仕事が終わるとそのままパチンコホールに
向かっていたのだ。
「エクコ」は、3歳の長男と乳飲み子の子
育てに、奮闘していた。
たまに、T君がまともに帰って来た日の
会話と言えばパチンコの話しや、会社の同
僚の話
そんなT君を見てると、「エクコ」は独身
時代のあの頃の感情は、すでに薄れていた。
彼に対する愛は、だんだんと冷めつつあ
った。
ある日「エクコ」は、たまりに溜まった
感情が爆発して
エクコ：
「早く帰って、少しは手伝ってよ！
たまには、ゆっくり1人でお風呂に
入りたいわ！！」
「エクコ」は、午後9時頃帰宅したT君に
いきなり怒鳴りつけたのです。
するとT君は、速攻言い返してきた。
T君：
「俺だって、色々忙しいんだ！
1人でゆっくり風呂に入りたいのは、
同じだ！！」
「エクコ」は、興奮のあまり、何を言い
返えされたのか、解らなかった。
私達夫婦は、互いに内に秘めるタイプで
した。
言いたい事がなかなか言えない性格のよ
うでした。
今思えば、夫がパチンコにハマるようにな
ったのは、何か理由があったのかも知れな
い。
しかし、当時の「エクコ」も子育てで、手
一杯だったのは確かなのです。
「エクコ」は、言い返してきたT君の言葉が
少し時間を置いて、理解できた。
と、同時にT君もそうしたかったんだ
という事に気付いた。
お互いにストレスが溜まって、心がすれ
違ってばかりいたのだ。
しかし、「エクコ」の心はすでに修復でき
ない時期になっていた。
そうして、自然とケンカする事が多くな
っていった。
そんな生活が続いていたある日、家事を
していると、ラジオから凄く心地よい音
楽が流れてきた。
それは、ピアノの演奏曲でした。
なんだか、心が穏やかになり癒されて行く
のを感じた。
ピアノが奏でる音、そして流れるような曲。
「エクコ」は、子供の頃にピアノを習いた
かった思いが、蘇ってきた。
たまたま、地方新聞に「大人のピアノ教えます。」という文字を見つけた「エクコ」
は、即電話をしてみた。
マンツーマンで、週一回、月謝は5000円
場所も以外と自宅から近いし、週に1回な
ら····
「エクコ」は思い切ってピアノを習う事に
した。
つづく
次回
夫婦間に少しずつ入って行く亀裂
冷めて行く「エクコ」の心、この先「エ
クコ」は、どうなっていくのか、、、
次回もどうぞ、お楽しみに！
では、この辺で！
最後まで読んで下さり
ありがとうございました
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