ねえ、ねえ

好きなものばかり 聞いていってくれよ

心が疲れたのでReplicaをプレイする(1)

なんも考えたくないから。過去のセールで買ったゲームでもやるか。
春を前にして1歩も動けなくなったので、ゲームする。

 

どれがよさそうかな。スマホの画面のこれにしよう。

ロゴもイラストもドットだし、何か軽いやつだろう。

store.steampowered.com

 

 

スマートフォンの画面のようだ

よく見るとこのスマホを持つ人の手が見える。

暗証番号の入力を求められるけど当然わからん。

 

暗証番号を適当に入れたり、緊急電話をかけたりしているうちに、通知が届く。どうやらお母さん、そして先生から。

お母さんからは心配しているメッセージ、先生は…

「テロから教室は空席だらけだ」

 

うん?私しんどる?

 

緊急電話でとりあえずわかる番号、110番へかけてみる。警察、なんとかしてくれ!

 

このスマホではメッセージで通報できるらしい。私らしき人は「国家安保部に監禁されているんです!」と打つ。新情報だ。何かヤバそうな団体に監禁されている。

とたんに、大丈夫ですか?事件ですか?と心配してくれていた人から「国家安保部へつなぎます。」と言われる。国家なんとかは警察の部署なの?

 

国家安保部の人は私をトムと呼んだ。家族の潔白を示すチャンスなのに!と言われても。

 

>達成した実績、「彼らはみんなグルです。」

 

 

どうやら私はテロの犯人(か疑われているか)で警察に監禁されている。母や先生はそのことを知らない。らしい。

 

そのあとは110や117、119と思いつく限りの電話をかけてもつながらない。
携帯の暗証番号を解くしかないのか。でももう見るところなんて

 

明日は私の誕生日

 

あった!!!!

 

 

絶対誕生日が暗証番号のザルセキュリティだこれは。待ち受けに戻って今日の日付を確認、誕生日「1105」を入力して

 

モナリザ

あいたーー!

 

変な電話しなければよかった。疑われてしまう要素を作っただけの気がする。

 

変な電話きた

Bluetooth設定を覗いてみたり、メッセージを見てみたり、触っていると変な電話がやってくる。国家安保部の人と名乗ったが、会話の流れからいくとどうやら私はトムではないらしい?私はこのスマホの持ち主は誰だ、と質問している。

todoアプリをDLして、スマホの怪しい情報を調べろ、らしい。国家安保部、名前も指示もうさんくせえ。

その前にスマホを一通り触ってみよう。

国家安保部の手にかかれば

制限多すぎ!

あらゆるアプリや検索ワードが制限されている。ここは〇国が行き過ぎた世界か?

 

いけたのは

サーチアプリで「スルーモ」を調べる…<  みたいな画像

Likeアプリ(FB?)のダウンロード

写真アプリの閲覧(秘密の写真はパスワード不明)

アドレス帳を閲覧…やりとりの履歴を見る、電話をかける

ぐらい。

 

何もできないなー。せめて家族には状況を知らせてやろう。

ママ!

獣のように…なに?

ここまで聞いたところで、無慈悲に電話が切れる。

ママごめん、死んだのかも。

そして衝撃の言葉「ディッキーは君の電話から10件以上の発見をしてくれたよ。罪の証拠をな。」

 

どうやら、私とディッキー・グリーンリーフは国家反逆罪的な罪で拘束され、お互いのスマホを持たされ、スマホの中の証拠を集めて相手をつるし上げろと指示されているらしい。

ディッキーは私に罪をかぶせたけど、私のせいでママを殺してしまった。

 

物語はここで終わり、「すべては国家にあり、国家以外に何もなく、国家に反抗するものは存在しない。」そんなエンディング0を迎えた。

 

うーんこれは。より暗くなりそう。

でもこの輪郭をなぞる感覚たまんない。続けるしかない、新たなエンディングを見るために。

本を読むための旅に出て、女王みたいな部屋に泊まった。阪急宝塚駅・宝塚ホテルの旅 1/2

今週のお題「行きたい場所」


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宿泊したホテルのロビー、なんと美しいことか。

 

本を読むための旅に出ようと考えてから2ヶ月、ようやく旅に出られた。

 

oye-oye.hateblo.jp

 

 

宿を決める

殺人事件の舞台になるような山荘や、文豪が滋養に訪れるような民宿がいいなと思いじゃらんと向き合って1ヶ月、なかなか条件に合う宿が見つからず、ホテルにまで範囲を広げて見つけたこの施設。

 

阪急電鉄宝塚駅から宝塚大劇場へ向かう途中、というか劇場の隣りにある「宝塚ホテル」さま!

www.hankyu-hotel.com

 

梅田からは阪急電車でたった30分。近すぎる楽園。
あまりにも気に入ったので、畳は諦めて即予約した。
何が良かったって部屋が可愛い。自分ではやらないしやれない方向の可愛らしさ。
しかもお値段も手頃ときた。たまたま公演期間外でお手頃に泊まれたらしい。

※本記事にはアフィリエイト広告を含むリンクがありますが、企業から依頼を受けて書いているものではありません。ただただ良すぎたので書いています。

お部屋は物語に出てくる王か姫の部屋である。人間一度は憧れる王になろう。

宝塚駅に到着

阪急、そして宝塚歌劇団のお膝元ということもあり、駅もホテルまでの道のりも美しい。小豆色の電車と洋風の建物、景観に配慮されまくっていてハイソの香りがする。

駅からホテルまでの間は、宝塚歌劇団を象徴する花であるすみれ色の案内と、宝塚のポスターがそこかしこに飾られている。

ようこそ宝塚歌劇団の街へ、って全力の歓迎

駅から阪急百貨店、ソリオという商業施設を通り、グランドフロアから抜けると「花のみち」という商店街(宝塚花のみち商店会)と景色の良い道があり、そこを抜けると宝塚ホテルさま。

どん

貫禄がある。もはや城、おれたちは王。または女王。
こんな建物が劇場の隣に建っていて、しかも劇場を眺められる部屋。宝塚の王になりたければここに泊まるしかない。

 

玄関アプローチ(と呼んでいいのかわからない広さ)

入り口もかっこいい。自分ちの玄関もこれにしたいけど、ここまで広さとったら中身なくなる。庶民でも空気を味わうなら宝塚ホテル。宝塚ホテルしかない。

 

そして王になる(館内・室内)

外観だけでも散々キャッキャ言って無事にチェックイン。アメニティは1Fに歯ブラシ、櫛、お茶・コーヒーなど。
お茶もはちみつ紅茶、しかもちゃんと、類似品ではなくラクシュミーのやつ。

これ。ノーマルとハニーフルーツの2種を選べる

エレベーターは宿泊者しか行けないフロアもあり安心の設計になっている。

エレベーターホールのたたずまいも城

 

ガワイイ

部屋に入れば庶民の悲鳴をあげてしまう迫力。レースのカーテン、凛としたスロー、ベッドや棚の装飾も細かくて、みているだけでも楽しい。こういう部屋って自分ではきっとやらない。いや、やれない。

ソープ、シャンプーはローラアシュレイ、クレンジングはPOLA

水回りのこのライン、たまりません。ディズニーの井戸汲むやつみたいな。伝われ。

駅から部屋だけでここまで楽しめてしまった。到着後、すぐにお湯を沸かしはちみつ紅茶を楽しむ。庶民がお手軽に王になれる宿、すばらしい。

 

宝塚駅近辺は街が整っていて美しく、異国か物語の中のようで、写真映えもしそう。観劇はもちろん、コスプレやぬい撮りのオタク活動にもよさそうです。
たまたま劇場がお休みの日だったので、混み具合もほどほどで、それもまた良かった。あえて宝塚の観劇を外していくのもおすすめです。

 

施設情報

宝塚ホテル
宿泊時期:  2025年3月
宿泊プラン:劇場側確約 
宿泊部屋タイプ:2名ツインルーム
料金:1泊約1万円  ※時期やプランによって変動あり
所在地:〒665-0845 兵庫県宝塚市栄町1丁目1-33
最寄駅:阪急宝塚駅から徒歩5分、宝塚南口駅からも徒歩圏内
チェックイン:14時~ / チェックアウト:~11時
アクセス:

公式サイト:【公式】宝塚ホテル|宿泊予約 兵庫・宝塚

2025年2月に読んだ本:このあたりの人たち

先月はなかなかにグロッキーだった。グロッキーなりに本をいくつか買った。小説はグロッキーでも、元気な人達の擬似体験ができるから楽しい。

 

そう思って買った本だけど期待を裏切られた。思っていた方向ではなかったけど、グロッキーに栄養剤を駐車された気持ち。

 

このあたりの人たち / 川上弘美

そこは〈このあたり〉と呼ばれる「町」。

 

そこには、大統領もいて、小学校も、公民館も、地下シェルターもNHKもある。

朝7時半から夜11時までずっと開店しているが、

町の誰も行くことのない「スナック愛」、

六人家族ばかりが住む六人団地の呪い、

どうしても銅像になりたかった小学生。

どこにでもありそうな懐かしい場所なのに、

この世のどこよりも果てしなく遠い。

〈このあたり〉をめぐる26の物語は、どれも短いのに、ものすごく長い。

 

おかしな世界の輪郭をなぞるように、「普通」に描かれた人たち。文章で世界を描くってこうやるんだ。

頭の中の映像が突飛な展開に混乱する。そうかここはそういう世界なんだ。読み進めるごとに世界の輪郭がはっきりしてくる。

恐怖も違和感もすっとばす登場人物たちも、ガラス一枚隔てた別世界みたい。

そこにあるのはわかるけど、理解はできない別の世界を覗いている。向こうの世界の人は理解のできない世界を受け入れている。私はいつまでもその世界を「このあたり」とは言えない。

 

読了した人の感想も軒並み、こんな感じ。ストーリーやあらすじには触れられない。
読んでみて初めて、触れられなさがわかった。不思議な本だった。

 

#本記事ではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています

 

2025年1月に読んだ本(chatgpt、習慣化)

1月はちょこちょこと本を読んだ。まとめてみよう。

 

★★★

天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々

メイソン・カリー著

 

 

作曲家や作家、研究者、画家などクリエイティブな仕事や発想力が大切な仕事をしている人は同日々を過ごしているのか?

天才の爆発的な力を見せられるかと思ったら、ほぼ全員が努力して生み出していた。凡人の希望としては、ある日突然能力に覚醒した人物が驚異的な力をもってクリエイティブを生み出すさまを見られるのかと思ったら、努力努力習慣化努力習慣化、が9割型。凡人と天才は地続きであり、努力を習慣化した人が到達することを改めて理解した。

作家、書いた文章破りがちなのがちょっと笑った。

 

★★★

会社で使えるChatGPT

マスクド・アナライズ著

chatGPTの初歩的な話とそれぞれのモデルやAIサービスの事例を混ぜながら、業務改善とは?システム導入に必要な体制、順番とは?とAI以外のことも体系的に集約している本。ITパスポートの取得を進めているので、レベル的にはそのような感じ。

関係ないけど銀行で決算書を読み込ませ、それをもとに行員へAIが質問するなど、OJT教育に使うの面白そう。

 

★★★★★

メリットの法則 行動分析学・実践編

1月はこの本がいちばん面白かった。行動経済学の本を数冊読んだけど、そこにも通じるシンプルに理屈を説明してくれる本だった。行動の後にいいことがあればその行動をする、なければその行動を慎重にする・やめる。いいことは行動から60秒以内にやらなくてはならない。ただ習慣になった行動はすぐにやめづらい。

ダイエットをするときに、ヘルシーな食事をとる→体重を測る だといいことの効果がわかりづらく、また時間も空いてしまう。ヘルシーな食事をとる→手帳にシールを貼り、溜まれば旅行に行ける、という眼の前の報酬を用意するといいらしい。できてなくても、罰は設けない。

報酬が多すぎてもいけないらしい。ギャンブル中毒者と一緒で、報酬はたまにのほうが行動の継続性が向上する。「あきらめない子」「試行錯誤を繰り返す人」は性格ではなくどんな状況に置かれてきたかである、と書かれていたのも希望がある。

後半も色々なパターンが書かれており、誰でもすぐ取り組めそうな内容を丁寧に説明してくれる、身になる本だった。

 

 

 

格差が広がる情報社会:生成AI時代の「超」仕事術/保科学世・アクセンチュアAIセンター

 

 

ざっくりとした本の紹介

AIとは、生成AIとは?AIを使えるサービスとは何か、生成AIが登場することの問題点は何か?を読みやすくまとめてくれている一冊。AIって聞くけど触ったことないなー、な人が、仕事場の机の上に置いとくとよさそう。

機械学習、深層学習ときて今は言語学習のターンらしい。発展目覚ましく日々いろいろな研究やサービスが出てきて、いろんな使い方を考えてくれる人がいて、面白いのだけどこれってすごい本との相性が悪いな。

ただこの本に関しては、さらりと歴史や基礎的なことが書かれているので、私のように浅い使い方をする人には長期的に有用。特にリスクに関しては、生成AI使ったことないような人が安易に犯してしまいそうな罪についてもページ数を割いて描写がある。

全国に拠点がある大企業に勤務している人でも、「グーグルで無料素材と検索して出てきたものを使ったら無料じゃなかった、騙された」と言っている人がいたので、一読しておいたほうがリスクはない。すごく仕事できる人なのに驚いた。

便利蜂の事例

36kr.jp

中国ではすでにAIが発注予測をするコンビニがあるらしい。短期的には人間の店長より鋭い予測をしたが、長期的にはシステムを過信したことで店舗撤退を余儀なくされた。

面白いのは、システムによる効率的な指示(●時までに●個陳列、など)はスタッフを疲弊させ、不満を募らせるということ。陳列も機械が自動でやってくれればいいんだろうけど、まだ人の手に頼っているため、人の感情を指示に落とし込む必要がある。

これ結局一番嫌なことを人間がやってない?

 

人間と補完しあうAI

仕事が奪われるとか楽になるとか、みんなが好き勝手言うけれど、エクセルも会計ソフトもみんな使って仕事を楽にしてるんだから、うまく付き合っていくしかない。

奪われるといわれている仕事も、仕事の一部がAIに置き換わって、ほかにやることがどんどん出てくるのかもしれない。負荷の高い、脳みそ使う仕事とか。

AIの注意点

ハルシネーションだけではなく、著作権や権利の問題を広く網羅してくれたのも個人的にはポイントが高い。仕事で出会う人も同僚もあまりにも軽く考えている人が多くて、みんなここ読んで~~!と強く思った。ここだけでも、この本を読む価値は十分にあると思う。

 

AIの登場で未来はどうなるか

補完できる会社で業務をする人と、補完できない会社で業務をする人の間にも大きな格差が生まれそう。大きく後れを取ったうえで、自分で学んでいかなければならない。これは将来的に大きな不利になりそうである。どうなる私の人生。

AIがめんどくさいことを全部やってくれるって話だったのに、話が違う。

とはいえ、眼鏡のように、道具として使いこなすことで格差が埋まる期待もできる。
格差が広がり、格差が狭まる。世界は変わる。ついていけるのか。